C.l.d ショートショート
私の仕事は朝7:30より始まる
彼女の効率の為に雇われた。
「シャワーを浴びないと...」
彼女の為と思い精一杯、仕事を全うする。
時には叩かれ、無視されることもあったんだ。
私は長年の時を経て、自分の仕事に全力が出せなくなった。
彼女は私を見つめていた。
私も彼女を見守っていた。
私は仕事を全う出来たであろうか。
彼女が私如きにプレゼントを当てがってくれた。
私に力が舞い戻る、これからも彼女を守る物となろう...
《ジリリリリリリ》
「ああ、今日が始まる、シャワーを浴びなきゃ」
今日も時計は時を刻む。
彼女の社会的信頼を守る為に。