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0102

 いつか君が消えてしまうのではないかと、不安に思っているんだ。


《いなくならないで》


 広いリビングのソファーに、横になって静かに寝息をたてている少女がいた。リビングに入ってきた少年――タクトは、ソファーで眠る少女――アヤの姿を見て、困ったように笑った。

 アヤが風邪をひかないよう、タクトは小さな毛布をアヤにかけた。


「……?」


 その時、アヤの様子がおかしいような気がした。じっとアヤを見つめて、ようやく答えを見付ける。

 アヤは苦しそうな表情を浮かべ始めていた。

 そのころ、アヤは怖い夢を見ていた。

 何もない暗闇の中。自分は一人でその空間にいる。気が狂いそうになったころ、一点だけ白い光が見えた。その眩しい光の中に、見知った人影を見たアヤは、その影に向かって手を伸ばす。振り向いて、自分の手を掴んでくれることを信じて。しかし、いくら手を伸ばしても、その人影には届かなかった。気付いてもらえなかった。そして、あぁ、このまま暗闇の中に落ちていくんだ、そう静かに理解した。

 手を握られる感触がして、アヤは驚いて目を開けた。

 タクトの顔が見えて、アヤはほうっと息を吐いた。悪い夢だったのか、と安心するものの、不安は拭えない。


「……どこにも行かないで」


 怖くて、知らないうちに声に出していた。

 すると、タクトが困ったような笑みを浮かべて答えた。


「それはこっちの科白だよ」


 きょとんと首をかしげるアヤに、そっと続きの言葉を紡ぐ。


「いつか、アヤがどこか遠くに行っちゃうんじゃないかって、不安に思ってるんだから」

「……行かないよ」


 弱々しい声で告げられ、タクトはアヤの手を両手で包んだ。


「うん。僕も、ずっと傍にいるから」

「ありがとう」


 声は小さかったが、優しく温かい音だった。



Fin.



…ひとやすみ…

あいうえお作文②

終わり方に納得がいんかないのですが、付け足して変にしたくないので、そのままにしてしまいました。読み返してみると、途中も変ですが、まぁ、こういうこともあるということで。

お題を見たときは、アヤの視点で書こうと思い、ツイッターで呟いたプロットもアヤの視点でした。しかし、ちょっとした遊び心でサイトのページを作ってから、すべてタクト視点で書くことにしました。アヤ(女の子)視点からタクト(男の子)視点にしたので、文章がおかしいのは、そのせいもあるかもしれません。計画性って大事ですね(笑)


H25 2/23


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