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満足死  作者: 竜造寺。(原案・編集) & ChatGPT(生成)
さいごに
42/42

本作について 感想とか総評とかそんな感じのなにか

 AI技術はここ数年で著しく発達しました。

 わずか数年前は画像生成も荒く、小説のような文章生成はまだましな方ではあったものの、生成する文字が限られていたり、実用化には程遠いな、と思っていました。

 最近のAIの著しい発展を見ていると、ふと収穫加速の法則なるものを思い出します。



 収穫加速の法則(しゅうかくかそくのほうそく、英: The Law of Accelerating Returns)とは、アメリカの発明家レイ・カーツワイルが提唱した、一つの重要な発明は他の発明と結び付き、次の重要な発明の登場までの期間を短縮し、イノベーションの速度を加速することにより、科学技術は直線グラフ的ではなく指数関数的に進歩するという経験則である。 ……Wikipediaより引用



 これを簡単に言うと、1を2倍して、次も2倍、さらに次も2倍……と増やしていくと、30回程度繰り返した時点で数値は1億を超える、というやつ。

 1に2を掛けても数値は2になるだけだけど、5千万に2を掛けたら1億になる。数値が大きくなるほど、一度の増加量はどんどん上がっていく。

 そのように、ある1つの発展が2を生み出し、その2が4を生み出し、加速していく。


 実際、発展の速度は以前より増していると思っています。

 さて、チャットGPTに聞いてみましょう。


『2000年から26年前と26年後で情報技術はどのぐらい進化している?』



 チャットGPT

 ざっくり言うと、2000年を基準に「26年前(1974)→2000→26年後(2026)」は、情報技術の“桁”が何回も変わった感じです。特に「計算能力・通信・データ量」は“指数関数っぽく”伸びました。


 1) 計算能力(チップ/コンピュータ)

 1974年:代表的なCPU(Intel 8080)は約6,000トランジスタ級。個人が触れる計算機はまだ限られる。

 2000年:Pentium 4(Willamette)は約4,200万トランジスタ級=1974→2000で約7,000倍(同じ「CPU」という枠でも別物)。

 2026年:AI/HPC向けGPUは数百億トランジスタが普通に登場(例:NVIDIA H100のGH100が800億)。


 さらに“世界最大級の計算機”で見ると差が極端で、


 2000〜2001年級(ASCI White)が数テラFLOPS

 **2022年に“真のエクサスケール”が登場(Frontier:1.102 ExaFLOPS)**で、桁が一気に上がりました。


 2) ストレージ(保存できる量・価格)


 2000年ごろ:HDDコストが約$12/GB程度という整理がありました。

 近年:大容量HDDの実勢は**$0.014/GB(=約1.4セント/GB)級、セールでは1セント/GB**も見える、という水準。

 つまり2000→現在で、同じ容量がざっくり数百〜千分の一の値段になり、写真・動画・ゲーム・AI学習データみたいな「巨大データ前提」が現実になりました。


 3) 通信(つながり方・速度・普及)


 2000年前後:家庭はまだダイヤルアップ(最大56kbps級)が現役。

 2026年時点:世界のインターネット利用は2023年で約63%、さらに**2025年推計で“約60億人(約75%)がオンライン”**という整理も出ています。


 5Gも、2025年時点で人口カバー約55%・加入が**モバイルブロードバンドの約1/3(約30億)**という推計。


 4) 何が“質的に”変わった?


 1974→2000:

「計算機=専門/業務寄り」から、「PC+インターネット」で一般人が情報の受け手/発信者になれる段階へ。

 2000→2026:

「クラウド+スマホ+AI」で、計算資源が手元から“ネットの向こう側”に移り、しかもAIで**“検索して読む”から“要約して使う/生成する”**へ進化。AWSのS3/EC2(2006)みたいな“現代クラウドの原型”が転機でした。




 変わっていますね。竜造寺を思考盗聴したのか分かりませんが、指数関数的とわざわざ書いてくれました。ありがとう。チャットGPT。

 というか、チャットGPTの出現もまたこういった変化の一つの転機であることは間違いないですよね。

 上記の検索をかけて、答えを出すまでに1分足らずです。



 さて。前置きが長くなりすぎましたが。

 今回はそんな指数関数的に発展していくこの世の中において、いよいよチャットGPTを始めとしたAI技術が無視できないほどになってきました。

 活動報告でも話してたんですが、画像出力は今やイラストレーターに迫るほどである他、実写的なものであればディープフェイクを誰でも実現可能なところにまで来ています。

 SNSではコスプレイヤーさんの写真をAIで加工しマイクロビキニを着せているものが悪い意味で話題になりましたし、AIに執筆させた小説で賞を受賞し、辞退、もしくは取り消しになった話もありましたね。


 そんなことを目にしながら、今回自分でAIを使ってみるのもアリかな、と思った訳です。


 ここでは、今回の作品に際しての感想とか総評とか、そんな感じのものを話していこうかなと思った次第です。

『満足死』の感想は、別に聞きたい人いないと思うし、読んでくださった方が自身の中で色々考えてくれれば大丈夫です。




 ①作品について

 まず何と言っても作品としてどうなのかだと思うんですが、自分的にはかなり強いのではないかなと思っています。

 というのも、このクリエイティブなものというのは当然ながら自分の知っている物しか書けないわけです。必然的に、自分の経験や知識から作品は出力されるわけですが、ことAIに関してはネットという広大な海そのものが私たちで言う知識になるわけですから、中々思いつかない切り口で展開できるというのがありますね。

 実際、今回の『満足死』は、もう9割9分チャットGPTが作ったと言っても過言ではないです。


 以下、自分が実際にチャットGPTに向けて放った最初の言葉です。


『小説執筆。伊藤計劃的なディストピア寄りのSF、2013年に起きた核戦争により世界は変貌し、「戦争に覆いつくされ、満足のいく死を得ることを至上とした地上世界」と、「戦争から逃れ、死なないことを至上とした地底世界」に世界は二分した。2138年、8月11日。不老を獲得した地底世界の第四世代となる青年アンドレアは、他者よりも優れた放射線耐性を生まれつき保持していたがために地上世界へと向かう。』


 ここから勝手に物語の展開や起承転結の作り方、重視すべきところなど全部考えてくれました。

 これ以外だと、文体を私の尊敬する故伊藤計劃氏に寄せるために一人称視点と、疑問符を3点リーダーに置き換えるなどを指示したぐらいです。


 これだけでも第1部の7話分は余裕で出力しましたね。

 途中から実践しましたが、始めの時点で全体の構成を考えておくと自分的にも着地点が見えてよかったですね。

 第一部執筆後に、全体を4部構成とし、各部はおよそ30,000文字~50,000文字とする、みたいなのは決めて書いててもらいました。


 正直に言うと、自分的には最初に言った通りかなり強いです。

 少なくともこの物語と同レベルのものを書けるかというと、自信もってハイとは言い難いですね。


 ただ。


 ただです。やはり文章などを見ると、AI臭さは完全には抜けきってはいないですよね。

 文章だけ見れば、やや人の温かみなどは薄いといった感じです。とはいえども、そこは文章についての条件付けによってどうにでもなりそうではありますが。

 AIの使い方さえ間違わなければといったところですね。


 AI作品が受賞してしまうのも分からなくもないです。目の付け所が違う! ってなりやすいですし。

 いやぁ。小説という分野は、或いはAIに敗北してしまうかもしれませんね……。




 ②生成速度について

 速い、とにかく速い。これに尽きます。

 今回の『満足死』全話を出力するのに約3日ぐらいです。ただ、実働時間で換算すれば1日どころか半日ぐらいで終わってしまうかもしれません。

 こればかりは人間には勝てません。

 1話5,000文字を3分程度で出力したので、AIなら1日で2、3か月分、或いは大袈裟かもですが1年分書くのも簡単です。


 そう言えばカクヨムで、AI小説の投稿頻度が高すぎて警告出してましたね。

 あれは誇張ではなく本当にそのレベルです。1話2,000~3,000文字なら約1分半。もし書きながら即投稿しようものなら、5分に1話更新するのも決して無理難題ではないんです。





 ③AIとの共存……。

 出来るかどうかよりも、やるしかないという気がしないでもないですが、今現状ではまだまだ分からないですよね。

 まだ今はAIが発展していく過渡期にあると思っているので、きっとあと数年はAI絡みの問題がまだまだ出てくるのかな、と思っています。

 とは言えども、現時点でこのAIというのは既に世界にとって、厳密には人間にとって切っても切り離せないものになりつつあるとも思っています。

 AIによる問題が多くありつつも、AIがあることによる利点もまた数多くあります。


 これは執筆ソフトとして竜造寺が使用している『VS Code(正式名称 Visual Studio Code)』についてです。あ、宣伝も兼ねてます。本当にすごいので。VS Code。

 これは元々プログラミングコード記述のためのソフトなのですが、SF小説家である藤井太洋氏が使用し、かつノベルライターという小説執筆にための拡張機能を作成したことで小説執筆にも使われるようになった感じですかね。


 これの凄いところは二つありまして、どちらもAI関係です。

 インライン候補とGemini先生です。


 順に行きましょう。


 まずインライン候補ですが、これは言い換えれば予測変換です。ただ他と違うのはそれが単語ではなく文章で予測してくれるところですね。AIがそれまでの文章から次に続くであろう文章を予測します。


 簡単に例を挙げると、

『男が立っていた。白髪の男だ。』と入力しただけで、『長い白髪を後ろで束ねている。鋭い目つきをしている。顔には深い皺が刻まれている。年齢は六十歳を超えているように見えた。しかし、その目は若々しく、力強さを感じさせた。男は黒いローブを纏っており、その姿は威厳に満ちていた。』まで予測します。

 これをそのまま採用するかと言うとそうではないですが、とはいっても全く無駄にはならないですよね。まぁ予想外の内容を続けようとしているならアテにならないこともありますが


 次にGemini先生。はい。Googleの開発したAIですね。

 VS CodeにはGeminiを使用したコードアシストの拡張機能がありまして、プログラミングコード記述の手助けをしてくれるのが主目的なんですが、なんと小説でも大活躍です。

 これの一番の利点はなんといっても、VS Codeで執筆した作品を簡単に読み込ませることが出来るんです。まぁそれだけならZIPファイルをチャットGPTに投げて読み込ませるというのもありますが、VS Code内でまとまっているだけあって手間は減らせます。

 かつ、二十万文字でも読み込んでくれますし、何よりこれを使って作品の設定資料を作ってもらいのが便利の極み。

 ・キャラ一覧表

 ・固有名詞一覧表

 ・世界観情報のまとめ

 ・執筆した各話の一行要約

 ・未回収伏線探し

 ・人物、街、武器などの名称案

 ・作品内での時間経過まとめ

 …………などなど、とにかく便利な内容をまとめてくれます。

 しかも五千文字分ぐらいは普通に出力しちゃうので、もう自分で設定資料を作らなくて済みますし、随時更新していけます。


 凄いですよね。

 使ってみないですか? VS Code。

 宣伝です。


 本筋に戻りますと、正直自分としてはAIがなくなったらかなり不便だなと感じるぐらいには生活水準ならぬ執筆水準が上がってしまいました。

 人間は、一度上がった生活水準を下げることのできない存在です。

 かつて世界一幸福だった国も、スマホの普及によって生活水準が上がり、更には他国の発展ぶりを知ったことで不幸だと感じるようになりました。幸福であることは、それ以上の幸福を知らなかったからこそだった、というオチです。

 要は比較することによって優劣が生まれる。生活水準が上がるということはつまり、優劣の優を知ることであり、同時に、それまでの過去を劣であると判断してしまうわけですね。


 どれだけ騒いでも、優をまるっきりかき消す程の“劣”が現れない限り、AIがなくなるなんてことはないですし、もしそうなったとしてもかなりの批判が来るはずです。


 まぁ、結局はAIと共存する他ないんです。

 かのコロナウイルスも、かつては恐ろしい病気であったように見えて、その実、今では仲の悪い親戚みたいな感じです。そうやって共存していくしかないと、竜造寺は思っています。




 ④AIを使うということ

 今回のAI小説を読んで、読者の方がどのような感想を持たれたかは分かりませんが、一応自分のスタンスとしてはAI小説をこれからも書いてもらおう、という気は全然ないです。

 正直、自分はAIオンリーな小説に関してはかなりの否定派で、今回の作品もやる気は全然なかったんですよね。

 ただ今までも述べてますが、AI自体を否定はしてないです。

 自分的には、AIは使い方を誤らなければ素晴らしき友であると思ってますので。

 あくまで執筆すべきは人間であって、AIは人間の一歩後ろで補助する存在であってほしいです。


 ただ、AIによる独自性のある作品設定は実際有益なので、例えばAIに出力させた小説は草案として世には出さず、そこからさらに自身の文体で、かつ自身の解釈を織り交ぜて執筆する、とかは全然ありだと思うんですよね。


 無料のチャットGPTでも多分やってくれると思うんですけれど、バトルシーンだけ書いてもらうというのも面白いです。

 AとBの戦闘シーンを執筆して。荒野で好敵手であるお互いが顔を合わせ、人生最後の戦闘が始まるシーン。作品屈指の見どころバトルシーン。 みたいなことを言うだけで結構普通に読める文章出てきます。


 今回の『満足死』をきっかけにAIに興味を持たれた方がもしいるのなら、少なくとも使い方は誤らないでほしいです。

 ……なんて。

 何が正解で、何が間違いなのかを竜造寺が決めることなんて本当は出来やしないんですけどね。


 なのでこれは、竜造寺の意見ということで。





 さいごに  あとがき的な



 竜造寺にとって初の試みであった『満足死』、どうだったでしょうか。

 どちらかと言うとこの最後の蛇足みたいなものが本編みたいなとこありますが、AIに対してのイメージを変えられたなら幸いです。

 良いイメージがあった人にはがっかりしてほしいですし、悪いイメージがあった人にはびっくりして興味を持ってもらいたいです。

 AIはきっとこれから、もっとクリエイティブの領域に土足で上がり込んできます。

 或いは小説はAIに書かせた方がいいよね、って結論に至ってしまうかもしれません。

 そんなこれからの、AIと共存する世界を駆け抜けるための一助になれたら……いいな。


 小説執筆、がんばろー。おー!('ω')ノ



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