彷徨える子羊
あなたの詩を読んで、答えのない優しさを知った
あなたの弱さを知って、答えのない優しさを知った
もし、神さまがはっきりと解る
あるいは目に見える答えしか与えて下さらなかったら
わたしは迷うこともなく、考えることもなく
自分で選択することもなく、
自分というものを思うこともなく、
ひとを理解し、愛することもなく、
嘘ばかりついてしまうだろうな
いや、嘘さえつけないのか、、やはりわからない
自分にとっての真実や答えを探そうとはしなくなるね
きっと
あなたの詩を読んで、答えのない優しさを知った
あなたの弱さを知って、答えのない優しさを知った
それだけの日々でも
わたしには掛け替えのない世界だ
わたしとあなたは
たったひとりとひとりの迷える子羊なのだから