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第玖話 優先

前回甘は吸血鬼、獣族:兎人、妖狐の3種族と対談した。

吸血鬼とは利害一致による契約を行い、兎人は甘に龍人が来たが何か支援をしていないかを

質問してきた。それに対し甘は正直に説教をしただけだと伝えた。

そして妖狐とは特殊な妖族にのみ扱えれる資材を援助する契約を交わした。

自室にて、、、、、、、、

「さてどれから片付けるか、、、」

甘は自室に戻りどの順番でやろうか考えていた

「流石に一人では手がまわらんな、、、かといって呪莉に手伝ってもらうのは少し不安だ

となると、、、早めに終わらすしかないか、、、、、

なあ紫餡」

『何?』

「どれが1番最初に終わると思う?」

『う〜ん、、、、吸血鬼との約束は明日して、今日中にできることは、、、』

そうして二人が頭を悩ましていると、、、、

【手伝いましょうか?」

シーシャが部屋に入ってきた

「ああ、シーシャか

少し今後の動きをどうしようか悩んでてな

お前からも何かいい案はないか?」

【そういうことでしたらお任せください

少し時間をくれましたら私の能力"優先()"で優先すべき事項を洗い出せます」

『シーシャちゃんすご〜い!?』

「なら、すまんが頼んでもいいか?」

【はい、でしたら10分後くらいにお知らせいたします」

『じゃあ、その間何する?』

「そうだな、、、じゃあ少し地下で魔法の開発でもするか」

『え、、、またやるの

あの面倒な作業』

甘たちは生前よく魔法を開発していたのだ

「いや、"あれ"みたいな難しいやつじゃなくって

遠距離魔法だ」

"あれ"とは甘がアヌビスの空間で使った詠唱魔法のことだ

『遠距離魔法かぁ、、、』

「そうだ

お前は近距離ではほぼ誰も右に出れる存在はいない

だが、遠距離となるとダメージを喰らいながら行くことになってしまう

今はまだそこまで強い敵と戦うことはないだろうが

のちにこの世界の一六魔王ワクラフレイアハツァと戦う可能性はないとは言えない

だから不安要素をなくすためにお前には遠距離魔法を作ってもらう」

『わかった

じゃあ詠唱魔法以外のできそうなのを開発か覚えるかしとくよ』

「ああ、それで頼む」

_________________________________________

紫餡と甘は魔法を開発し、シーシャは能力で優先順位を調べて十数分後、、、、、、

「こんなもんでいいだろ

紫餡そっちはどうだ」

『僕も終わったよ〜』

「よし、それじゃあシーシャのとこに戻るか」

自室にて、、、、、、、、

「おーい

シーシャ終わったか?」

【終わったよ

それで結果で言うと妖狐の契約内容を先にした方がいいってことになりました」

「まあ、確かにそっちが早く終わるには終わるな

じゃあ、紫餡にも来てもらおう」

『わかった〜

それじゃあまたね〜』

【はい、いってらっしゃいませ」

そうして甘たちが歩いて向かっていた時、、、、

『それで具体的に僕たちは何をすればいいの?』

「まあ、資源の提供としか言ってないからな

木や水、作物を育てるための肥料そしてそれの提供を自動化しなければならない」

【そう、今回だけの提供じゃのちに足らなくなってしまう

それを阻止するために自動化が必要となるのだ】

『でも、自動化って言ってもこの世界の"文明的"に自動化は難しいんじゃ』

「そこなんだよなぁ、、、

あ、ひとついい方法があった

でもなあ、あの方法はリスクがなぁ、、、、」

『今更君がリスクを考えるんだ、、、、』

「まあ、それもそうだな

よしっ、"種族捨ての禁忌"を使うか!」

『君はバカなのかい!?

それでどれだけの仲間や敵が犠牲になったか忘れたのか!?』

種族捨ての禁忌とはその名の通り禁忌に分類される行為であり、

それをするとそれを行った者は自分の捨てた種族がなくなり

"一つのみの種族"の場合球体の種族球となってしまう

しかし、その種族球の使用の仕方によっては使用した者の能力が向上したり

その種族球になってしまった者を元に戻すことができる

しかしそう言ったかなり強い事柄には代償が伴われる

「あの事は忘れることはないさ

でも今俺たちの中にある種族は通常なら含むこと不可能な数だ

一つくらい取り出しても支障はきたさんだろ」

『あ、そっか

じゃあ、大丈夫かもね』

「ああ、だが問題はその種族球をどう使うかだよな

具現化で自分等を出すか、それとも他の物に変えるか」

『なら、"転移ワープ装置"にしてみたらどう?』

「ああ〜、そうか、その手があった

それでワープしてから一定時間妖族の力を付与したら資材の回収もいけるからな」

『それじゃあ早速やろうよ』

「ああ、だが少しだけ待ってくれないか

準備ができたら食堂で落ち合おう」

『わかった〜また後で食堂で』

_________________________________________

??????にて、、、、、、、

「大いなる力には大いなる代償を、、、、ね、、、、、、、

命は、、、奪う物ではなく、、、、賭けるもの、、、、、

ならば、、代償に見合う賭けを、、、、行おう」

"代償:1000年分の賭け*20*"

「グ、、、、、う"、、、、ガはっっ!?、、、、、

ふぅ、、、、意外と、、、負荷がすげぇ、、、、

ふぅ、これで一安心、か、、」

_________________________________________

食堂にて、、、、、、、、

『あ、きたきた』

「おう、待たせたな

横にいる二人は?」

『この人たちはクウカさんの守衛さんたちだよ

甘が本当に信じれる者なのかその目で見に来た[リュナさん〉と〔ロウさん」だよ』

「その割には疑いの感情が微塵もないように見えるが?」

[まあ、クウカ様が認められた上、バステト様に好まれている人ですから〉

『じゃあ、さっきのことは嘘?』

〔いえ、それはついでのようなものです

本題はあなた方が私たちの街に入るためにやっておいてもらいたいことがあるのです」

「やってもらいたいこと?」

[はい

それは"種族を妖族:妖狐にしておくこと"です〉

「妖族:妖狐単体ってことか?」

〔はい

そうゆうことになります」

「ああー、、、じゃあ、これをお前たちの村に置いてもらえたら

いけるかもしれん」

呪莉は丸い円盤状のものを渡した

〔[これは?〉」

『これって、"種族制限転送装置"じゃん!?

どうやって、、、、』

「それは企業秘密だ

まあ、とりあえずこれをおいてもらったら

種族を妖狐単体にしてそっちにいける」

〔わかった

ならば早速おいてこよう」

「ああ、頼む」

[置けたら私の能力:"テレパシー"でお教えいたします〉

『わかった〜、それじゃあまたね〜』

「さてと、、、これで妖狐の街に行く準備はできたわけだが、、、

問題は兎人だ」

『確か今龍人と戦ってるんだっけ』

「ああ、この戦いに少し不穏な影がちらつくんだ」

『それって、、、(ガープ〉と《ジミマイ』?』

「that's right

お前の友なんだっけ?」

『うん

まあ、僕がまだ生きてる頃に友達だっただけだから

ここ数百年どうしてたのかはわからないんだよね』

「だとしてもこの世界に転生した瞬間

その友の気配を察知したのは流石にすごいと思うぞ」

『まあ、、最初で最後の友人だったからね』

「、、、、、、、」

『、、、、、、、』

「それならお前もすでに気づいてると思うがその二人は、、、、」

『"暴走"してるね、、、、、』

「、、、、、どうするんだ?

殺すか?それとも元に戻すか?」

『いいや、、どっちでもない

僕たちは生前約束したんだ

"もし、僕たちの内誰かが暴走なんてしたらそいつのことを封印しろ"

ってね』

「そうか、ならば今すぐ封印するのか?」

『いやぁ?少しでも可能性があるのなら元に戻すよ』

「そうか、、、、」

【可能性、、ね、、、"ソロモンの小さな鍵"の暴走

の場合限りなく少なそうに見えるが、、、、】

「まあ、0ではなさそうだな」

(、ル、、シ〉、、、、《、ファ、、ー』

『!?、、、今のって、、、、』

「ん?どうした?」

『い、いや、、なんでも、、ない』

「まあ、とりあえず今は妖狐からの連絡を待とう」

こうして甘たちは妖狐との契約を先に進めることを決定した

しかし、紫餡の生前に何があったのか、、、、、

そしてガープとジミマイと思われる声から聞こえた‘ルシファー’とは一体、、、、、、

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