第弍話 救済
「おいおい、、、、、」
『こんな事、、、あり得るの?、、、』
そこには予想外の光景が広がっていた
鬼人たち{助けてくれーーー\\\\\こっちはもうだめだ!
\\\\\だれ、、か、、、、たす、け\\\\\増援はまだか!}
「これはひどいな、、、一体どこのどいつが」
『呪莉、、みてあれ、、、』
そこには鬼人を攻撃しているエルフがいたのだ
『エルフは平和主義の生き物で他の種族にも一目置かれているはずでしょ⁉︎
なんでそんな温厚な種族が戦闘種族の鬼人を、、、、、』
「確かに普通ならそんなことをしないであろう、、、普通ならばな」
『どういうこと?』
「奥の方を見てみろ」
『あれは、、、、人、、、間、、?』
「いいや、ただの人間ではない。人間から能力持ちの人間に転生した異世界人だ」
『転生って僕たちがしたのと同じ?』
「ああそうだ。予測だが、彼は転生して洗脳系統の能力を得たのだろう、、、
そこで彼は温厚なエルフに接近し、一つの大きなエルフ村のエルフを全員
洗脳した。その洗脳によりエルフは自分達が戦闘種族だと勘違いさせられ、
鬼人との関係、間柄の認識を変えられたため現在に至ると言ったとこか」
『なんてひどいことを、、、、許せない!、、、』
「そうだな、ならばお前はその転生者をやれ。俺はエルフを抑えとく」
『わかった!また後で』
そして紫餡は転生者の元へ行った
「俺もいくとするか、、、」
エルフが子どもの奇人に切りかかろうとした時、、、
エルフの子ども{きゃーー}
その声が聞こえた瞬間と同時に金属と金属がぶつかり合う音が聞こえた
カキンッ
「おいおい、子どもに手ェ出すなんて感心しないねぇ」
エルフ{き、貴様っ、、、一体何者}
「お前みたいな気の弱い奴に名乗るかよ。
少しの間寝とけ」"解除:全ては元通りとなる"
そしてエルフは身体中の気が抜けたかのようにその場へ倒れ込み寝た
他のエルフ{貴様ぁ、同胞に一体何おぉ!!}
その声と同時に呪莉へ多数のエルフが襲いかかった。
しかし、、、、
「黙れ!」“変身:そのものに反抗はできない”
その声が響くとエルフは動けなくなった
【ほう、見よう見まねでエルフ長の覇気も真似れるのか】
そう、呪莉は能力を使いエルフ長の覇気を真似てそれをエルフに浴びせたのだ
そして、三秒くらいした時エルフらは全員気を失った
【あいつが元凶を倒したんだな】
そう呪莉が思って数秒後、、、
『ただいま〜』
「遅いぞ、ここ数百年何もしてなかったせいで衰えたんじゃないか?」
『いやいや、力は衰えてはないよ。ただこの能力が厄介だったんだよ』
「あぁ、時間か」
『そうそう、この能力さぁ瞬間移動とか事象を終わらすことはできるけどその時点でできないことはできないんだよ』
「というと?」
『つまり君に僕が勝ったことにしたりはできないってこと』
「そういうことか。その時点で不可能なことはできないと」
『そうそう、そういうこと』
そんな話をしていたら一人の女鬼人が話してきた
【この度は本当にありがとうございました‼︎」
「いやいや、俺たちがしたいと思ったからしただけだ」
『そうそう、だから頭を上げて。今回のことの原因だった
人間はもう寿命になってタヒんだから』
そう、紫餡が元凶を倒しに行った時、、、
"停止:半径10メートルの歪み"
『お゛い、、、テメェなにやっとんじゃボケカス』
異邦人{な、なんなんだお前は⁉︎}
『そんなことオメェにいう義理なんざネェ、、、、さっさと眠っとけ
"時間:逃げることのできぬ運命"』
異邦人{一体、、、何を、、し、、た、、、、}
"時間逃げる事のできぬ運命"とは対象のことを急激に老けさせ、
白骨化死体へとするのだ
『よしっこれでひとまず解決かな。しっかしこのエルフらどうしようか』
そう頭を悩ませていた時、目の前にテトが現れた
[そのエルフたちは私が返しといてあげるよ]
『あっ、テトじゃん
わかった、じゃぁお願い』
[うん、でもこの子達苦しかっただろうね、、、起きたら今回のことを
思い出さないようにしてあげよう]
と言ったことがあったのだ
『あぁ、後、壊された家とかは後で能力で元に戻しとくよ〜』
「そうか、時を操るから元の状態にも戻せるのか」
『そうだよ〜』
【本当に何から何までありがとうございます!
よければこちら側としても何かしらさせていただきたいのですが、、、」
「ならこの村に住ませてくれ」
【え、、、そんなことでよろしいのですか?」
『うん!だって今僕たちには住む場所がないからね〜。ちなみに僕が如月紫餡で
隣にいるのが甘樫呪莉だよ〜』
【そう言ったことなのであれば最大限のもてなしを程させていただきます」
『ところで君、名前は?』
【申し遅れました、わたくしはこの村の族長をさせていただいています
シーシャと申します」
『それじゃぁ、シーシャこれからよろしくね!』
【っ!はい!よろしくお願いいたします。甘樫様、如月様」
『そんな固くならずに、呼び捨てでいいよ〜』
「俺は甘とでも呼んでくれ」
【わかりました!それでは改めまして、よろしくお願いします。紫餡、甘」
「あぁ!」
『うん!』
【これはついでですが、食事や服に関しても用意させていただきます」
「あぁ、そうしてもらうと助かる」
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????にて、、、、、、、、
(ご報告です?????様!)
“一体なんだ”
(現在この世界に謎の全種族の属性を持ったものが現れました)
“全種族だと?
ふふふ、、、ははははは、、面白いじゃないか!
ならばまずはどれほどの実力があるのか見さしてもらおうではないか!”
"????(????):絶対なる権限"
(あ"、、あ"あ"あ"!、、、、、’'
“さあ、この人形にどう対応するのか実物だな
殺すか、あるいは、、、、、”
こうして甘樫呪莉と如月紫餡は衣食住を手に入れた
よって二人は目標を達成するためのスタートラインに立ったのだ