第拾参話 秘密と終焉
前回紫餡は、、、、、
まあ、こんかいは無いほうがいっか!
それではどうぞ
『"時間:開始"』
瞬間、瘴気の波が押し寄せてきた
『ゾイトス!"時間:巻き(スキップ)"』
途端、ゾイトスがいつの間にか前にあり、瘴気の波が真っ二つに裂け、
三人を避けるようになった
『じゃあ、僕はこうしたらいいかな"総合 (72柱):空間断絶"】
ルシファーの能力"総合(72柱)"とはソロモン72柱の中で
1番神に近しい存在であるルシファーが堕天する最後、親同然であった神に
最後の祝福ということで72柱の魔王全員の能力が使えるようにしてもらえたのだ
そしてその能力で紫餡を2人の目の前に飛ばしたのだ
『うわあ!?びっくりした、、、でもこれなら、、、届く!
"ゾイトス:不純除"』
すると紫餡はゾイトスを横薙ぎし、2人の魂を浮かばせ、魂にあった不純物を取り除いた
《じゃあこれを、、、〕
そしてボティスが銃のようなものを取り出し、、、、
《こうっ!"時間:当・止"〕
ボティスが放った玉は一直線に飛んでいき2人の魂を貫通した
そして、鎖のようなもので囲われ施錠がされた
『これで終わった、、、?』
《ああ、成功じゃ〕
『やった〜、、、
ところで2人は?】
『今は気絶してる
急な体内での変化があったからだろうな』
《後は外の奴らにも知らせないとな〕
『ああ、あいつらは自分に分体から作った魔物だから大丈夫だ】
『へ〜、あれはルシファーのかけらだったんだ』
『ああ、だからもう外には魔物はいないと思うぞ】
《いやまだ一匹だけ強い気配が残っておるな〕
『なんだって?】
《一体何体の分体を召喚したのじゃ?〕
『もちろん666体さ】
『え、、、』
《どうしたコルソン
何か思い当たりことがあるのか?〕
『うん
私の勘違いじゃなければ外にいたのは66"7"体だ』
『なんだと、、、 】
その時、目の前の壁が真っ二つになった
それと同時、紫餡は意識が切れた、、、、、、
"ふん、、、くだらん、、、弱すぎる、、"
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『、、、、、、、、』
『、、、、、、、、、、、、、』
《一体何が起きた、、、、
タヒんだのか、、、、?、、、、、》
紫餡は喋れなくなっていた
〈タヒんではないよ】
《誰だ?》
〈僕は白狐】
《白虎?》
〈そっちは四銃士の方だね
僕は君たちが元々いた土地、、、
"日本"の総轄神と呼ばれている】
彼には紫餡の心の声が聞こえているようだ
《あぁ!お稲荷さんか》
〈そういやそうとも呼ばれていたな】
《ところで自分はタヒんでないの?》
〈まあ、そうでな、、、、
"タヒんではいるがタヒんではない"と言った方が正しいかな】
《"タヒんではいるがタヒんではない"?》
〈まあ、あえてこの状態に名前をつけるなら、、、
"生命時間停止空間"と言おうか】
《てことは、自分の能力:"時間"でタヒんだあとに世界全ての時間を止め、
精神空間に空間を作り入るといったところ?》
〈時間を止めるのまではあってるがここは精神空間ではなく
いわばオプション画面と言われている所だ】
《ゲームの?》
〈まあ、そんな感じだ
っと、、、こんな話をしている場合じゃなさそうだな】
《どうしたの?》
〈今ここで動いている刻は通常他のものには影響を及ばさない
だが、例外としてお前の連れである「甘樫呪莉」はなぜか刻が止まらない】
その時紫餡はホログラムに映し出されていた呪莉を思い出した
《あ、そうだ
なんで呪莉があんなにボロボロだったの?》
〈それは僕からは話せない
その理由は、、、この能力の"規約"を知っている君ならわかるだろう】
《まあ、、なんとなくは分かるよ》
〈じゃあ、行ってらっしゃい
"君は再び数秒前へ戻る"】
《そういうことか、、、、》
白狐がそう言った瞬間紫餡の視界はインクが垂れてきたように白に染まる、、、、、
そして紫、、、、、、
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残りタヒ、、k、い、、s、、う、、7、、、7か、、i、、、、
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《一体何体の分体を召喚したのじゃ?〕
『もちろん666体さ】
《ここからか、、、》
『時間:停止』
『どうしたコルソン
急に時間を止めたりして】
《、、、何かがいるのう〕
『うん、外にいる』
『え、この気配って、、、】
《アマイモンじゃな〕
『、、、、、、こいつ、なにかヤったか?
自分の知ってた頃はこんなにも“邪”の陰気に染まってたっけ?』
《お主が世界から消えてから数千もの時が流れてるのじゃぞ
そりゃ、あやつでも何段階かは強くなっ、、、て、、、、
む?〕
『どうしたんだい?】
《なんじゃこの量は、、、!?〕
『気づいたか』
『!?
なに、、、、これ、、、】
『あいつは今私の知っていた頃の3、4倍どころじゃない
少なく見積もっても十倍は強くなってる
そして彼は確実に私たちに殺意を向けてる
何か心当たりはある?』
『、、、、、、、、】
無言のルシファーにボティスが気づく
《なんじゃルシファー体調でも悪いかのようなだまりっぷりじゃのう
、、、、、お主何か知っておるな?〕
『うっ、、、、、、】
『何か知っているなら話してくれ
お前はいつも抱え込んで墓場にまでも持っていくかのように
だまり続けるからな』
『、、、これは、、、あくまでも僕の予想でしかないよ、、、、】
『うん、予想でもいいから話しておくれ』
『コルソン、、、いや、、紫餡がいなくなってから世界の霧が
急激に増えたんだよ、、、、
それから、、、いろんな魔物が、、、、ウッェ、、、】
『おいっ!!大丈夫か!?
ボティス!バケツと袋持ってきてくれ!』
《あ、ああ!〕
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、
、、、、、、
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、、、
『、、、、、、
、、、、、、、、????】
{ここはどこだ?】
目を開けるとそこは"あの頃"と同じ霧が濃くなりつつある魔界であった
(ルシファー様?
どうなさいましたか?)
『ん?ああ、すまない
ここ最近眠れていなくてな
ぼーっとしてしまっていた】
(ルシファー様でもぼーっとすることあるんですねぇ)
別の部下が来た
(おい、なに雑談してんだ
ルシファー様、この霧による被害が少しずつですが
かなりの数の他の魔物達が暴走・変異・凶変、、、、
それぞれの変わりように一貫性はありませんが
どれも自我がなくなっています)
『そうか、、、
なるべくお前たちも霧の濃いところは通らぬよう気をつけろ】
(了解です!)
視界が暗転した、、、、
、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
目の前には目が赤く光り、無作為に仲間すら殺す異形の魔族等がいた
『、、、、、“総合 (72柱):異例根絶”】
その瞬間異形の魔族等がチリとなった
『、、、、、、】
、、、、、、、
、、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、
(今回もお疲れ様ですルシファー様)
『ああ、、、
ところで、研究はうまくいってるのか?】
(はい、しかし少し問題がありまして、、、)
『どうした】
(最近、霧の濃度が高すぎまして機材のオーバーヒートすることが増えてきまして
かなりのペースダウンが伺える状況です)
『ふむ、、、、
アレはどうだ】
(ああ、アレでしたら一度も故障などは起きてません
しかし、アレはあの場所のものですので反発するものも時にありまして、、、)
『やはりそうか、、、
わかった、そこはこちらでなんとかしよう】
その時、後ろから肩をトントンと叩かれる
“ル〜シファ〜ちゃんっ!”
『うおっ、、、てアマイモンか
どうした】
“ソレどうにかしてあげようか???”
(何か案がおありなのでしょかアマイモン様!)
『待て、、、なんとなくお前が何をしようとしているかはわかった
だが、、、ソレはお前のすることか?】
“だって〜
ルシファーちゃんは身長だからやらないでしょ〜”
『当然だろう、、、この方法は最後の手段だからな】
“まあ、やるとなったらまた呼んでよ〜
じゃぁね〜ルシファーとその部下ちゃん”
『はあ、、、、】
、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、
“君の役に立つためなら、、、、、、、、”
、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、
『何故!?】
、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、
『っっ、、、、ここは皆の土地、、、、、、そして、、、あいつの託した未来!!!
この命に変えても守る!!!】“総合 (72柱):死契約の鎮魂歌;終焉”
、、、、、、、、、、
あっ、、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました
今日は少しいつもより遅い投稿となってしまいすいません
しかし、、、死契約とはいったいなんなのでしょうね、、、