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意識の彼方へ無意識の彼方へ

作者: 阿賀沢 隼尾

 完成した。

 遂に、完成したぞ!!


 人の体を液状化し、気体にさせることの出来る薬。


 これで私は不老不死になることが出来る。

 誰もが夢に見た不老不死の現実。


 芥川は小瓶に詰まった水色の液体を飲み干した。


 これは人類永遠の祈願であり、悲願の塊。

 それが今、ここに!!


「………おお!!」

 体が溶け始めた。


 ヌメリと、足が不安定になり、両手を地面に着く。

 足から胴体。胴体から腕。腕から頭へと体が液体化していく。


 ああ。

 これで私は遂に不死の存在へとなれるのだ。

 人類が成し遂げることのできなかった偉業。


 どうやら、感覚器官はそのままのようだ。

 視界は、360度見渡すことが出来る。

 いや、体全体を視覚機能(目)が移動可能なのだ。


 まるで、スライムにでもなった気分だ。

 慣れるとそれほど悪くない。


 認知能力も衰退していない。

 慣れると移動することも出来る。

 人でいられた時よりも、地面に接触している面積が多くて少し気分悪いな。


 ああ、遂に。

 遂に、気体化が始まった。


 私は永遠の魂を得ることが出来る。

 不思議と痛みは無い。


 糸が解けるように、細い線が空気に揺れる。

 空気になったら私は意識があるのだろうか。


 どこから私の意識は消えるのだろうか。

 どこから……。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 簡潔で読みやすいのが良いですね [気になる点] 上記と矛盾しますが、面白いテーマなので、もっと掘り下げて長文にしてもいいかと思いました。
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