going happy-end love-story
女の人って、何でこんなに可愛いのだろうか
みんなが可愛すぎて、ひとりに絞り切れない
今一緒にいる女性も、身体中がプニプニしていて可愛い
不意に前から見覚えのある女性が歩いてきて、ついプニプニから手を離した
理由を説明する前に、硬い手のひらが頬を直撃した
一番可愛くて、一番大好きな女性は、小走りでその場を立ち去っていった
プニプニしている女性も背中を向けて、すぐに去ってしまった
自動車が横を走り抜け、大きな音と共に飛沫が舞い、それを思い切り浴びた
先程のお店で、財布を置き忘れたことに気が付いた
一人でいることが寂しくなり、とりあえずポケットからスマホを取り出した
手が滑り、スマホはアスファルトに打ち付けられた
すぐに拾おうと近づいたが、誤って蹴飛ばし、スマホは道路へと出てしまった
そして無惨な音と割れたスマホをハッキリと、この身体は捉えていた
そこへ空からなま温かいものが降ってきて、モヤモヤは倍増した
肩を落として歩いていると、店員らしき人が、忘れてきた財布らしきものを小脇に抱えて走ってきていて、なま暖かさを洗い流すように突然降り出した雨に濡れながら、必死でこちらに向かう女性の姿に、人生一番のトキメキを覚えた