姉と聖女と武器屋(6)
「俺たちは裏切られたんだ」
ベッドに横たわった冒険者の彼……ライカさんは、苦々しい顔をして言います。
その瞳には、明らかに怒りが宿っているのがわかりました。
「勇者の野郎に、裏切られて……仲間を殺されたんだっ!」
彼の四肢を拘束しているバンドに力がこもり、ベッドを軋ませる音が聞こえます。
彼が仮に動けていたら、恐らく怒りに身を任せて辺りの物や人に散らしていたことでしょう。
私たちは、管理局にてパポンと治癒師の先生の立ち合いのもと、運ばれてきた冒険者のライカさんの話を聞くことになりました。当初はカルの事情聴取でしたが、カル曰く「私から話せることなんてほとんどない。ただ、傷だらけの彼を見つけて、治療して、ここまで飲み食いせず走って来ただけだ」ということでした。
ならば、当事者から話を聞くこととなり、私も特別に同席させていただきました。
ライカさんは探究者です。
パポンの話によれば、実力は中の下。冒険者としてはやっと一人前というところでしょうか。
主に、魔物の討伐をメインに依頼を受ける方らしいです。
今回も、臨時パーティを組んで、街から少し離れた森に生息するフォレストウルフを討伐する依頼を受けていました。フォレストウルフはそこまで強い魔物ではありません。気を付けるべきは、自らを自然の中に隠蔽する習性と、群れで行動することだけです。一体あたりの戦闘力はそこまで高くないため、奇襲と囲まれないことを注意すれば安全に討伐ができます。
「だから、俺たちはそこまで気負いしないで討伐に向かったんだ。パーティは拳闘士のローマン、魔術師のチョイネ、薬術師のケル……そして、勇者のキョウヤという男だった」
パポンを見ると、唇を噛み締めて目を伏せています。
どうやら、パポンとは顔馴染の冒険者の方々だったようです。
臨時パーティでありながらも、彼らは個人の技能を伝え、仲間同士の連携について相談しました。フォレストウルフは連携攻撃を得意とします。それならば、こちらがバラバラで戦っていては無駄な消費が激しい考えたのでしょう。
キョウヤと名乗った勇者は、片手直剣と短刀の二刀流の使い手だったそうです。勇者としての豊富な魔力はすべて身体強化へと回し、超高速の止まることのない連続攻撃が得意、とライカさんは聞きました。
ライカさんたち探究者にとって、勇者の力というのは自分たちを遥かに凌駕しているものであると認識していました。そのため、勇者がいるのであれば負けることはない。と、気が緩くなったのは間違いないでしょう。そして、キョウヤを頼り、信頼してしまったようです。
「だけど、あいつはとんでもない奴だった。俺たちが信頼しているのをいいことに、それを利用したんだ。あいつは……あいつは、背後から俺たちを斬りやがったんだ!」
想定よりも遥かに数が多いフォレストウルフに翻弄されながらも、確実に一体ずつ仕留め、安定した討伐が出来たいたそうです。ライカはキョウヤに背中を任せ、他の仲間たちを円陣となり背後からの奇襲を防いでいました。
あと少しで依頼討伐数というところで、ライカさんは背中に鋭い痛みを感じました。
皮が裂け、肉が断ち切られ、熱い血が溢れてきます。しかし、熱いと感じた次の瞬間に、痛みは引いていきました。
なぜ背後から攻撃を受ける? 後ろには仲間たちがいたはずだ。と疑問に感じたライカさんは、後ろを振り向くと、キョウヤがその短剣で仲間たちを一瞬の内に斬り裂いていたそうです。それこそ、目にも止まらぬ速さで切り刻まれていました。
何が起こったかもわからずライカさんは呆然としますが、その隙をフォレストウルフは見逃しません。すぐさま、己の牙と爪で獲物を襲い始めます。
「その一瞬で陣形は崩れ、後は乱戦だった。俺はキョウヤに斬られたことも忘れて、無我夢中にウルフどもを蹴散らした。しかし、不思議なことにいくら怪我をしても痛みを感じないんだ。背中の怪我も、ウルフに腕を噛まれても、痛みは無かった……。これならいくらでも戦える……と思ってたんだが……」
痛みは無くとも、傷は傷です。
小さな傷であろうと、身体には確かにダメージが蓄積されていきます。痛覚が無いために無茶にがむしゃらに戦い続けた結果……待っていたのは身体の限界でした。
一人が倒れ、また一人が倒れ……気付いたら自分も倒れていました。
よくよく身体を見れば、全身がウルフ爪と牙、そしてあの短刀の傷だらけでした。その中には、仲間から攻撃されたと思われるものもいくつかありました。
あと数匹しかいないウルフたちは、倒れたライカに対して威嚇のように唸ります。
薄れゆく意識の中、自分はこいつらに喰われるという認識はあったようです。しかし、すでに身体は動かず抵抗はできません。
「死を覚悟した。けど、その前にキョウヤが俺を……仲間たちを攻撃したことを思い出したんだ。奴は少し離れたところで俺たちの様子を見ていた。微かな声だったけど聞こえたんだ。『この程度か』と」
そこでライカさんは意識を失いました。
ウルフたちが、ライカさんの首元に牙をかけようとしたときに、ちょうど通りかかったカルが銃声とともに来たそうです。
「強烈な血の匂いだったからな。何かあったと思って駆けつけた。ウルフたちを一掃し、すぐに手当を始めたよ。だが、君以外は手遅れだった。………すまない」
今まで黙っていたカルが、そうライカさんに伝えました。
ライカさんは声を荒げることもなく、カルを責めることもなく、ただ短く静かに礼を言うだけでした。
「俺が知っているのはこれで全部だ。……あの男が、勇者が、俺たちを貶めたんだ。最初から奴は俺たちを殺すつもりだったんだ……! くそっ! 何が勇者だっ! 何が『この程度か』、だ! 探究者のことを見下しやがって! あの男は絶対に許さない……っ! 俺がこの手で殺してやるっ!」
怒りの感情を露わにするライカさんを見て、病室の隅で静かに立っていた治癒師が私たちに退室を求めました。どうやら、これ以上の面会は負担が大きいと判断したようです。ただ一言、「ありがとうございます」と礼を言いますが、今のライカさんにそれが届いている様には思えませんでした。
私たちは病室を後にして、近くの会議室であろう部屋に落ち着きます。
私とカルは先程の話に思うとところがあったのか、ただ静かに椅子に座っていました。
パポンは調書と思われる紙に筆を走らせ、今までの話をまとめているようです。
しかし、何かおかしいと思ったのか、首を傾げています。
「どうかしたのですか? パポン」
「ん……まあ、ちょっとね」
私の問いかけに、煮え切れない反応を示します。
怪訝に思いますが、後で訊いてみることにしましょう。
「カルさん、近くにその勇者の姿はなかったの?」
パポンの問いに、カルは端的に答えました。
「申し訳ないけど、見当たらなかったな。私は武器の性質上、夜目も効くし視界も広い。だから見逃した……というのは考えにくいんだがな。どうやらそのキョウヤという男は相当の手練れらしい」
「そっかぁ……。困ったなあ……どうすればいいだろ」
管理局として、この場合は冒険者を裏切った者に【粛清】を与えることになります。その方法は様々ではありますが、今回はパーティを故意に裏切り、見殺しにし、貶めたわけですから、かなりの厳罰になるでしょう。
それでも、管理局の方針として極刑はありません。
あくまで魔力封印や手足の腱を斬り裂くなど、冒険者としての命を絶つことにこだわります。ある意味、それは処刑よりも重たい罰だとは思いますが。
「ひとまず、犯人を管理局に出禁にして……。その後は指名手配でしょ? でもどこに行ったか、手がかりが全くないんだよねえ……」
パポンはひどく疲れた顔をしていました。
どうやら、昨日から今回の事件について色々と調べ回っていたそうです。」
そう思っていると、パポンは机に頭をゴンとぶつけていました。
かなり良い音がしたので大丈夫かと心配しましたが、突っ伏した状態のまま寝息が聞こえてきました。いきなり寝るとは思っていませんでしたが、まあ、しばらくしたら起こせばいいでしょう。
「ルミス」
寝入ったパポンの耳を触って遊んでいた私に、カルが話しかけてきました。
先ほどの道化師のときから、カルの顔からは笑みが消えています。目つきも心なしか鋭くなり、冒険者としてのスイッチが入った状態……なのかもしれません。
「ライカを傷つけたその短刀に――」
「ええ、【鎮静】の効果を付加したのでしょう。しかし、治癒魔術や薬品の効果まで【鎮静】させ、そして今も持続しているとは……かなり強力な魔刻字が彫られていますね」
【鎮静】とは、その文字の通り、様々な事象を鎮めます。
ライカさんは【鎮静】の効果を付加された短刀で斬られたことにより、痛覚が鎮まってしまったのでしょう。だからこそ、その後も戦い続けることができ、不意に負った怪我など気にすることもなく、身体は静かに限界を迎えることになったようです。
「しかし、そのキョウヤという奴の狙いはなんだ? ライカたちを試していたのか? それとも私怨か?」
「どちらも違いますね。恐らくは、あの言葉は彼らに対して言ったわけではありません」
多分、私にしかわからない感覚でしょう。
話を聞いただけでは判断できませんが、私にはそのキョウヤという男が例の短刀の試し斬りをしたとしか思えませんでした。
注目すべきは魔刻字の持続時間です。
本来であれば、魔刻字とは一時的な効果付与にすぎません。時間経過と供にその効力は薄れ、再度調整や整備をする必要があります。並の職人の武器に付与できる魔刻字持続時間は約三時間です。そして、魔刻字の効果が他の物体に与える持続時間はさらに短くなります。並の職人であれば三十分というところでしょう。これだけでも、その短刀に刻まれた魔刻字の異常性がわかります。
因みに私の魔刻字の効果は消えることはないので安心して下さい。
その秘密は扱う魔刻字の種類と魔刻字用万能ペンにありますが、今は割愛しましょう。
キョウヤが、どういった経緯でその短刀を手に入れたかわかりませんが、それほどまでに強力な魔刻字が刻まれている武器だと知ったら……効果について試し斬りがしたくなるものでしょう。
「だとしたら……『この程度か』……って言うのは、ライカたちに言ったわけでなく、武器の性能に対して言ったわけか?」
「恐らく、想像していたよりも効果が弱かったのでしょうね。もしかしたら、キョウヤ自身がその短刀を創ったのかもしれません」
だとしたら、それは武器を創る勇者ということなります。
それを認めてしまうと嫌な予感しかしません。
今は考えない様にしましょう。
「しかし、わからないな。武器の性能を試したいのであれば、自分で魔物と戦えばいいだろう。どうして管理局に追われるようなリスクを負う必要がある?」
「可能性としては、キョウヤという男がその『リスク』を楽しむおかしな人ということ、または管理局から逃げ切る自信があるということ、ですかね。まあ、これは全て違うと思いますが」
カルは私の言葉に「おいおい」と突っ込みを入れる。
どうやら少し呆れているらしいです。
「紛らわしい言い方はよせ。結局、キョウヤは何がしたかったんだ?」
「……恐らくですよ? キョウヤの短刀は、魔物では無く対人用のものだったんです。そもそも、相手の痛みを奪う短刀を魔物に使ったところで意味はありません。むしろ怯まなくなるので厄介でしょう。効果があるのは、痛覚が無くなることを異常として認識し、混乱する高度な知能を持つ人間だけです」
今回の場合、ライカさんたちは極限状態にいたため痛覚が無いことを深く考えはしなかったようですが、もし冷静に判断できていればまた結果は変わったかもしれません。
「なるほどな。つまり試し斬りの相手は魔物では不適切だから、人を選んだと。性質の悪い人体実験というわけだ」
「人体実験自体が性質悪いですけどね。……まあ、カルの言う通りです。フォレストウルフの討伐に参加したのも、森が死体を隠しやすい環境だったからでしょう。それにウルフにやられたことにしておけば、キョウヤが追われるようなこともありません」
短刀の人体実験をし、ライカさんたちを殺し、そして自分は何事も無かったかのように去る。
ここまでが、キョウヤの筋書きだったのでしょうが、そこに極度の方向音痴で森の中であろうと気にせず歩く凄腕の冒険者ががやって来たのですから、逃げ出したのでしょう。
「辻褄は……合ってますかね?」
「……どうだろうな。まだ、私には引っかかることがあるが……他の事実と照らし合わせてみるしかないな。明日には、ライカの仲間たちの捜索隊も結成されるだろうし、明らかになることが増えるだろう。……んー、探偵の真似事は疲れるな……」
カルがぐっと身体を伸ばし、今まで緊張していた分、すぐにぐったりと椅子に寄りかかります。
今までシリアスだった分、その反動が来たのでしょう。
実のところ、カルはかなりシリアス成分が低めです。
「……帰ろうか。ルミス」
「そうですね。帰りましょう」
私とカルはパポンを起こし、一階へと戻ります。
ちなみに、パポンは寝ぼけていたのか私のことを「ママ……」と呼んできました。別にそれはそれで悪い気はしないのですが、カルがまた大爆笑していたので脛を蹴っておきました。勿論ヒール部分でです。その後、自分の言動に恥ずかしがるパポンの姿は結構微笑ましかったです。
またまたちなみにですが、病室は管理局の三階にあるため、私は二回ほど長い梯子を降りなくてはなりません。いつものように、梯子に足を掛けようとしたのですが、その瞬間にカルに抱きかかえられます、彼女の左腕は私の背中から肩に、右手は膝裏に滑り込んできます。
なるほど、これが俗にいうお姫様抱っこですか。
「ちょ……」
「いちいち降りるのを待つのも面倒だし、一気に行くぞ」
そのまま、三階から一階へとフライハイでした。
落下しながら、パポンは「むー……パポンも身体がもうちょっと大きかったら出来るのになー」と、言っているような気がしましたが、落下中にそんな呑気なことが言えるはずないですよね……。
因みに、結構怖かったです。
着地も乱暴でしたし。
私がつい「やめっ! ちょっ! いやあああああ!」とか言ってしまうくらいには怖かったです。普通の女の子なんですから、普通に怖いです。ポンポンと飛び降りる冒険者の皆さんとパポンたちがおかしいんです。
「お、これまた格好いい登場だにゃ。ルミスちん」
「……十点」
モウさんは、一体何の採点をしているんでしょうか……。
私はカルから降ろしてもらうと、フラフラの足取りで受付に向かいます。
帰る前に、あの道化師のことについて確認しておきたいことがあったからです。
「ニャターシャさん……。例の件について何かわかりましたか?」
「んー? わからないことが一つと、わかることが一つあるにゃ。どっちから訊きたい?」
「それじゃ……わからないことから」
おっけーにゃ! と明るい返事をして、ニャターシャさんは説明を始めます。
私よりも年上だというのに、この元気の良さは真似したいところです……。でも、こんな無愛想な顔でそんな発言されたら……不気味ですよね。
「その道化師の男の行方はまったく掴めてないにゃ。湖も、街中も、管理局で探したけど全く見つからないし、【探索】や【追跡】の魔術師さんにも手伝ってもらったけど、全然意味なかったにゃ。……実は、本当に幽霊だったんじゃないかにゃ?」
「怖いことを言わないで下さいよ。まあ、そちらはあまり期待してなかったからいいです。それで、わかったことというのは?」
ひどいこと言うにゃー、ルミスちんは。
と言いつつも、ニャターシャさんは手元の魔水晶を操作しています。
そして、ちょうど真上の掲示板のところに映し出されました。
それは道化師の【冒険者の証】の個人情報でした。
桟橋の認証の際に魔水晶に保存したものでしょう。
って、それを誰もが見える場所に映していいんでしょうか……。
「鎌わんにゃ。局長が、この男も指名手配にするって言ってたにゃ。あの親父も結局ルミスちんには甘いにゃ。激甘にゃ。その甘さを私たちにも分けてほしいくらいにゃ。待遇改善を要求……そう、ストライキにゃ」
そんなことを言われても困ります。
まあ、彼女らの待遇については後で話すとして、今は道化師について知っておくべきでしょう。……と思ったのですが、様子がおかしいです。ところどころ、とくに技能や経歴について黒く塗りつぶされていました。
私が説明を求めてニャターシャさんを見ると、肩を竦めて言われました。
「とてつもないレベルの【隠蔽】の魔術だにゃ。まさか、最先端技術の結晶である【冒険者の証】が【隠蔽】されるとは思ってもみなかったにゃ。技術部の奴らがみんな泣いてたにゃ」
なるほど。
ならば、改善の余地ありですね、技術部のみなさん。
壊れやすいのをなんとかして下さい。
改めて道化師の情報を見ます。
わかるのは……ほとんどありませんね。
黒く塗りつぶされていない箇所も、何らかの暗号めいた文字になっています。
「何もわからないのですが」
「何もわからない……というのがわかったにゃ」
屁理屈すぎません?
つまりは、何もわかっていないというのが正しいじゃないですか。
「そんなことないにゃ。ほら、よくよく見ればわかるけど、名前だけは【隠蔽】されてないにゃ。一番隠さなきゃいけないところを隠さないなんて間抜けな奴にゃ。まさに、頭隠して尻隠さず……という奴だにゃ」
名前?
と思い、再び見上げて名前欄を注視します。
すると、そこには思いもよらない名前が書いてありました。
「そう来たか……」
「指名手配が一枚で済んで楽になったよ……」
私の後ろにいる二人も、それぞれ言葉を漏らします。
魔水晶が映し出している情報の名前欄。
そこには、大きく【キョウヤ】という文字が浮かんでいました。
「なるほどな」
カルがそこで私に言います。
「ルミス、言ってたよな。もしかしたら、あの短刀はキョウヤ自身が創ったんじゃないか、と。凄まじい効果の魔刻字が刻まれた武器をその勇者が創ったんじゃないかと」
「ええ。まあ……憶測ですが」
「それが正解だろう」
どういうことですか?
なぜ、あの道化師がキョウヤとわかっただけで、そこまで断定できるのですか?
私がそういった疑問を口に出そうとする前に、カルがその答えを言います。
いえ、厳密には『なぜキョウヤが私の前に現れたのか』という疑問に対する答えでした。
「ずっと考えていた。なぜ、キョウヤはライカを殺さなかったのか。でも、今わかった。あれは、ルミス……お前に対するメッセージだ」
「わ、私……? なぜ、私に……」
「キョウヤは、お前も認めるほどの魔刻字の腕前を持つ武器職人だ。自身の武器の効果をお前に見せるために、あえてライカを生かして私に運ばせたんだ」
私は船上の道化師を……いえ、キョウヤのことを思い出します。
薔薇の花びらは、明らかに私を狙っていました。
私を――。
「そして、船上での一連のパフォーマンス。ルミスを嘲笑うかのような振る舞い。あえて隠さなかった自分の名前。もうわかっただろ? これら全ては武器職人キョウヤから、武器屋ルミスに対する」
「宣戦布告だ」
勇者キョウヤ。
私と同じ、武器職人。
そして、私の敵。
確信が、本当の意味での確信に変わった瞬間でした。
自分でも詰め込み過ぎた感があります。
読みにくかったらすみません……。
活動報告にも書きましたが、皆様の応援のおかげで10000PVを達成しました!
本当にありがとうございます! 感謝感激です!
今後は、投稿ペースが少し落ちますが、作品終了までは頑張ろうと思います。
感想や質問があれば、ぜひお願いします。




