数学がわからない
「わからない」
「何がわからないんだ」
「数学を学ぶ意味がわからない」
「いや、授業ってそういうものだよ」
「なんで将来の役に立つのか分からないものをならうんだ、学校の先生になるわけでもないし」
「俺としてはバスケとかサッカーが将来の役に立つかわからない」
「お前サッカーとかは別に良いだろう」
「いやサッカー選手になるわけでもないのに習う意味がわからない」
「はいはい、ボクが悪い ボクが悪い」
「いや、でもさテスト前とか急にいうけど数学ってそんなに分からない?」
「数学が何言っているのかさっぱりわからん」
「バーカ」
「いやストレートすぎるだろ」
「まぁお前よく考えてみろよ、英語、日本語、中国、韓国他の国々でさえ世界共通の言語だよ」
「あぁまぁそういわれればそうか」
「それが分からないとは共通言語がわからないに等しい、故にお前が馬鹿であると言う事が証明できたな」
「いやその証明おかしくない?」
「お前が納得してもお前が馬鹿、納得しなくても馬鹿といえる方法だけど、どこに問題があるんだ」
「問題は悪意だらけなとこだな」
「ストレートにいうなというから、回りくどい方法で馬鹿にしたんだけど」
「馬鹿にしすぎだろ」
「微分とかルート分からない自体で問題だけどな」
「あぁ、もうあいつら本当に意味がわからない、ルートをなおしなさいって何さ」
「それ語呂合わせで覚えろ」
「そんなのがあるのか」
「道をはずしたら情はないみたいな感じ」
「いがいにまともだな、ソレで計算どうするんだ」
「教科書みろよ」
「語呂あわせどこに行った!」
「いやぁ数学って基本公式が分からないと、解けない前提だからな」
「そこが分からないんだよな」
「逆を言えば公式さえわかれば、大概は解けたりする まぁ一種のパズルだな」
「でたよ、数学得意な奴がパズルだよといっても結局勉強だしな」
「確かにパズルとく奴は、そういうの好きな奴だからそういわれると元も子もないな」
「だろ」
「じゃあ数学が面白くなる話を一つ」
「あるのか」
「凄く儲かる話があるとする、さてそれが正しいかどうかお前ならどう判断する」
「えっそいつの人柄とかあとまわりからの情報とか」
「なるほど、だが数学が使える奴はこんな解決する」
「へぇ どうやるんだ」
「利益計算して、凄く儲かる話で失敗しても元が取れるように別の方法で保険をかける」
「すごくがっかりする話だし、数学関係ないだろ」
「帳尻を合わせる計算が数学だといえなくもないというお話」
「わかりづらいよ」
「いやでもマジな話、数学が、楽しいと思える方法はお金に絡めるといい、懸賞金がかけられている難題だってあるし、微分も積分も元をただせば、土地の税を、とりやすく公平にとるためだし、リットルとかの単位だって、売るほうも買うほうも、不公平感をなくすため、累乗とか平方根、プラスにマイナスとかの計算なんかは、それこそ金利とか経済にからんでくるし、人類の経済は数学とともにあり、数学は金のためにある」
「身も蓋もないな、まぁでも今の話はなかなか面白いな」
「半分でたらめだけどな」
「おい!」
「まぁいろんな解釈ができるんだから、数学を一言でわからないというより、何か楽しみをもって取り組めばマシだという話だ」
「あぁわかったよ」