ありがたぁーい神木さんからのQ&A
タイトルに最恐格ってついてるけどなんかこの主人公やられっぱなしじゃない?まだまだ時間かかりそうで泣ける。
(あとパンチラは)ないです
「質問に答えて」
・・・まず1つずつ整理すると。
1・今日自分のことを殺しかけた張本人
2・神木マイと言う名前
3・さっきまで教室に居たのに何故か男子トイレにいる
・・・情報が足りない!
「その前に質問いい?」
「何故?」
「訳わかんないから」
そう言うと神木はきょとんとした顔をみせる
「こちとら朝かか唐突過ぎて情報高なんだわ、せめて質問に答えるから説明してくれない?」
これは自分自身の単純な疑問、この非日常からの解答を求めている。
だが、答えてくれるか?最悪の場合自分の頭と胴が別れるなんてこともーーーーーーー
ーー音が聴こえないーーー?
まわりから音が失せる。
開いた窓から聴こえた木々のざわめき
廊下から聴こえる生徒が歩く音
トイレの扉の隙間風の音も全てが
失せた...?
「...まぁ 確かにね。」
神木がそう言うと、音が戻った
「いくら貴方が人に義体した"半妖"でも唐突だものね」
・・・・・・は?
・・・半妖???
「それで、何を聞きたいの?朝の事?私か今ここにいること?それとも」
「ちょっと待て、半妖ってなんだ?」
「…ん?」
「さっきお前が言った事もそうだか半妖ってどういう意味なんだ。」
「………」
神木は何か考え込んでいる。
「半妖ってなんだ?妖怪って意味か?自分妖怪じゃなくてれっきとした人間なんだけど。」
「…私に対し嘘が通じると思うか?」
その時 風が強く吹く。
さっきまでとは対象的、
開いた窓から聴こえる吹き荒れる風。
廊下で生徒の歩く音も微かにしか聴こえない。
トイレの扉の隙間風が吹き荒れ、自分と神木の髪を持ち上げる。
神木の表情は無表情だが恐怖を感じるには充分すぎる。
掴まれている手首が痛い。
「今一度聞くが、お前は半妖か?」
「違うに決まってるだろ」
ーーーー静寂が訪れるーーーーーー
生きるか死ぬか、その瀬戸際。
思い出すは今までの記憶、まるで走馬灯のようにーーーー
「…分かったわ」
風がやんだ、どうやら賭けに勝ったようだ。
「ッ…て事は?」
「昼休みに答えるわ、勿論 わたしの聞きたい事も。」
そう言うと神木は自分の手首を離し、ゆっくりと立ち上がる。
「昼休み?なんでだ?」
「もう少しで2限目が始まるわ。」
腕時計を確認するとあと2分で授業が始まる
「...本当だ……でもクラスメイトに囲まれないか?」
「その点は大丈夫、"式神"をつかうわ」
「式神…?」
「場所は追い追い伝えるわ、それじゃあね、正晴君」
そう言うとか神木は個室から出でいった。
「ってちょっと!」
自分も個室からでる。するとーーーーーー
「うばぁ!!」
そこに居たのはが舌を出して驚かそうとした親友、実画家 永遠がいた。
「・・・何してんの?」
「アチャー!驚かせ失敗!!」
「…なぁ、今の見てたか?」
「?何が。?」
「いや、扉が開いて………」
「あーー!すぐ出てこなかったけどとっくにバレてたのかーーー!!だから塩対応!」
「お…おう」
永遠は神木をみてない?
………聞かなくちゃならないな、
どうゆう事だか。
「早く行くぞ親友!2限目は都下先生だぞ!早く行かないと放課後に説教が〜!!」
うおー!と廊下を全力疾走する永遠を見ながら歩いてついて行く。
・・・・・・・・あ!トイレ!!
結局、廊下を走っていた永遠はたまたま都下先生と鉢合わせ、放課後に説教。
自分は2限目の途中にトイレに行きたいですと言い、笑われるのだった………
正晴「恥づい」
神木「男子トイレ居るの恥ずかしかった…」
永遠「フェイントをかけるとは、もう教える事はなにもない……」
作者「ようやく世界観が次に説明を…長かった……」