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蠱毒の条壊士  作者: 霧雨 不定期投稿中
魔鏡学校編
4/24

ドキッ☆男子トイレで美少女と2人っきり〜!?(尋問)

自分の数学知識ガバガバなので大目に見てください。

多分あってる!………あってるよね?

神木(かみき)マイです。よろしくお願いします。」


神木(かみき)マイはにこやかな笑顔を浮かべている。

それはまるで慈愛に満ちた女神の様であり、あっという間にクラスの皆が現在進行形で神木(かみき)マイの虜になっていくのが分かる。

だが少し前にあった(首を少し切られた)者は戦慄する。


(嘘だろ…)


最初登校中に突然ぶつかったてひと悶着あった人が実は転校生!!と非常にテンプレートな展開だが実際には突然首を切られて殺さそうになっただけである。


「ッ………」


思い出す、あの時の自分を殺すのを躊躇いも無く、ただただ冷たい眼光を。

不意に首の傷が痛む。

混乱と恐怖で少し目眩がする。


「じゃあ神木(かみき)に色々教えるのは」

「ハイハイはーい!!自分、実画家(みがか)永遠(とおる)があんなことやこんなことを手とり足とり教えちゃいたいでーーす!!」


月栗(つきくり)、お願いな。」


「わっ私ですか!?」


「ズコーー!!」


スルーされたー!と口から効果音を出しながらこけるフリをする永遠(とおる)にクラスの大半から随分とお熱い(殺意)の視線が贈られるが席が自分の後ろの席だから必然的に少なくない視線(殺意)が自分に流れ。目眩が吐き気に変わる。

どうやらもうクラスの大半が信者になってしまったようだ。


宇都宮(うつのみや)先生、ど…どうして私なのでしょうか…。」


「やっぱり月栗(つきくり)は安心して任せられるからな、学級委員だし」


さらりと宇都宮(うつのみや)先生はそう言った。


「よろしくね?月栗(つきくり)さん」


神木(かみき)マイがそう言うと今度は月栗(つきくり)に視線が集中する

その目線は羨ましい、その一点のみ。


「…はい よろしくお願いします。神木(かみき)さん。」


「よーし。じゃあ神木(かみき)月栗(つきくり)の隣の席に座ってくれ。では出席とるぞー」


*************



「ーーーーで ここでxとaを割れる事ができる、ここテストでやるからしっかり計算の仕方覚えとけよー」


1限目の数学の授業、真面目にノートを書いている者 、転校してきた人をチラチラ見ながらソワソワしている者 、ハナから興味が無い者、自分の場合は真ん中だろう、だか皆とは絶対違う事を考えている。


(ーーーーなんでいるんだーー)


心ここに在らず 頭が様々な可能性を思考する。だが何より心配なのは


(月栗(つきくり)ーーーー!)


あの時刃は自分に向けられていたが、だからといってその刃が月栗(つきくり)に向かないと言う保証はない、

最悪の結果がいくらでも脳裏によぎる。するとーーーーー





きーんこーんかーんこーん


「はい、授業終わり。ちゃんとノートに取っとけよー」


チャイムが鳴りおわる

いつの間にか授業が終わっていた。

月栗(つきくり)の席を見てみるともう神木(かみき)にクラスメイトが群がっている。


「どこから来たのー?」

「LINEやってる?」

「好きな芸能人は?」

「俺と素敵な事をしなぁ〜い?」


どんどんくる質問に神木(かみき)は1つずつ答えていく。その姿は本当に同一人物なのかと思うほど、違って見えた。


(ーーーー考え過ぎかもしれない……)


他人の空似かも知れない。

そう結論づけ、ひとまず胸を下ろしたがその時急に尿意を感じた。

机の上の教科書を片付け、トイレに行こうとしたところ


「グフ…正晴(まさはる)……どこ行くんだい?……」


さっき神木(かみき)の所にいた永遠(とおる)が床に這いつくばりながら自分の所にきた。


「トイレだけど永遠(とおる)、どうしたんだお前。」


「さっき素敵な事をしない?って言ったら袋叩きにされたんだ…全く、酷いよね。」


そりゃあクラスのアイドル(即日)にそんな事言ったらクラスメイト(信者)にボコボコにされるだろ。


「行ってらっしゃい…僕はちょっと眠るから……」


そう言って永遠(とおる)は机の上で突っ伏したまま眠た。

急いでクラスの教室から出る。

その時ふと神木(かみき)の方を向く。神木(かみき)はクラスメイトと楽しそうに会話しているのが見えた。


「やっぱ違うか……」

やはり別人かと思い、男子トイレに向かう。

1限目だからだろうか 、トイレに向かう生徒はいない。

少し特別感を感じながら男子トイレにはいるーーーーーーーーー




「やあ甘地木(あまじき)君」





「・・・は?」


何故か神木(かみき)が男子トイレにいる。


だがそんなことよりなんでここにいるんだ?


()()()()()()()()()()()()???。


「何でここにーー」


「ここじゃ人が来た時困るわね。」


「ーーー!?」


いつの間にかトイレの個室に押し込められ、いきよいそのままにトイレの便座に座った。


「ッ!このーー」


左手を振り 牽制をしようとしたその瞬間

左手と右手は掴まれ、膝の上に馬乗りしてきた。


「んな!?ちょっ」


「シィーーーー...」


その時神木(かみき)が自分の顔スレスレに顔を近づける。

今にも唇がつきそうだ。


「今から」


その時、甘地木(あまじき) 正晴(まさはる)確信する



「質問に 、答えて」


もう逃げれないと。



甘地木「え……え?」(情報高)

月栗「やっぱり人違い…なのかな…?」

神木「ずっと待ってました」

実画家「z…z…z……………」

宇都宮「月栗なら大丈夫だな!ヨシ!!」

友人1「神木ちゃんって呼んでもいい!!?」

友人「ん〜絵になるなぁ〜〜〜〜」

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