プロローグ 落舞
初めてです。どうか暖かい目で読んでください
「ーーーー本当に大丈夫ですかねぇ〜〜〜〜...」
都会 ビルが立ち並び それぞれの窓一面が光り輝き 風が吹き 夜だというのに街全体が一つの生き物のような そんな錯覚をしてしまいそうなビル群の一つ、その屋上にいる三人の内の1人がつぶやいた。
「ん?なにがスか?」
1人 そのつぶやきを聞き返すと待ってましたと言わんばかりに答える
「だって甘地木君今回初任務じゃないですかぁ、
いくら神木たいちょーと私達がシゴきまくったって限度があるでしょ〜〜〜〜」
「ん〜...でも隊長が見込んだ人っスよ?なんとかなりますって」
「だからといって一人で行かせるなんて!!まだ1つも"開条"してないのに行かせるのは!」
「ーーーー大丈夫だ」
一人 その人が言葉を発すると一瞬、風が強く吹く
「彼ーーー甘地木 正晴は例外だ 心配ない。」
「でも心配で心配でぇ〜...」
「なんだかんだで先輩心配しまくりですね〜!あんなに昨日までつんつんしてたのn」
「うるさい!!」
「グハ!」
「今日という日は許しませんよぉ〜〜〜〜!」
「ちょ!ちょっとタンマっす!」
「ーーーー今日もか。」
腹をおさえながら悶絶する褐色で黒髪の少女と 見事に腹にグーパンを入れ 更なる追撃しようとブルーブラックの髪の少女が飛びつき、取っ組み合いになっているあくまで慣れ合っている少女2人に対して 白髪の少女はため息をつく
「天華、凛 やめなさい。」
白髪の少女がそう言うと またしても風が一瞬強くなる、瞬間 二人は取っ組み合いをやめ、立ち上がる
「・・・でも凛先輩が心配するのも一理あるっス」
「そうです!今からでも家に!!」
「駄目だ」
取っ組み合いの前の前に話が戻り 凛と呼ばれる少女の提案を即座に却下し 神木もとい 隊長と呼ばれる少女はにこやかな笑顔でこう言ったーーーーーー
「正晴が実戦を経験できる絶好の機会だからね ヌルゲーにしたくないんだ。」
「・・・ならいいんスけど...」
「・・・一応の準備はしますよ〜...」
「ああ、凛 頼む」
ブツクサと文句を言いいながら装備の点検と突入の準備を進める凛とお腹をさすりながら手伝う天華を見ながら 神木は二人に聞こえないようにぼそりとつぶやく
「正晴君はもう家の主と接敵した頃かな。」
「ーーーーーーーいや」
彼、甘地木 正晴はビルの中 その廊下で真横に落ち続ける
「中はめちゃくちゃだって聞いてたけど」
そう 廊下、本来なら歩いていくところを落下している
「これ詰んでね?」
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