プロローグ
人は死んだら天国へ行くか地獄へ行くか裁かれるが
この場所はそれとは全く別の場所。
勇敢な戦士が死にゆく場所通称ヴァルハラ。
そこに働く一人の神が奮闘している。
???「はぁ〜。なんで人材増えないんですかね〜。」
ショートカットの髪型をした少女は背中から羽が生えて、純白の法衣を着、頭の上に輪っかがある。
???「仕方ないわよ。私等しか担当がいないんだもの。」
ポニーテールをしたこの女性も神である。
2人は、天界から指示を受け戦士したものを天国へ送るか地獄へいくか捌いている最中。
???「でも一人ぐらい寄越してもいいじゃないですか?」
???「選ばれた私等しかできないんでしょ。あっちは
管轄が違うんだもの。」
ちなみにもう一つの管轄は戦士とは程遠い村人などを担当している。
他の管轄もあるが、それはまた後に。
???「そういえば、今日特例で、こっちにくるらしいわよ。」
???「えっ!人増えるですか!やった!」と喜ぶ。
もう一人の女性は呆れ顔をしてこういった。
???「違うわよ。戦士として死んだ人がこっちに受付にくるのよ。
」
???「なんだ。いつものことじゃないですか〜。」
???「でもその人の経歴見ても、あっちの世界の人間じゃないのよね。それに…その人はあなたが担当しろだって。」
そう言い、紙を渡した。
その瞬間その女性顔色が変わった。
???「え??なんでこの人が??」
その紙にはあの大戦を終わらせた。神殺し青年の顔があった。