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獣人辺境伯の心配は尽きない~白耳うさぎは黒狼を翻弄する~  作者: 朝比奈 呈
アーサーの苦労(>_<)
56/107

56話・専属デザイナーになりませんか?


「ひゃっ、百万キャロ~!」

「我が商会の専属デザイナーになるのなら500万キャロお支払いしましょう」

「そ、それは──」



 突然の話に困惑していると、妹達が目を輝かせた。



「まあ、お姉さまがデザイナー?」

「素敵」

「素晴らしいわ」

「良いと思うわ。賛成っ」



 そこにブランシュがでも。と、言った。



「お父さまやアーサーはどう思うかしら?」

「「「「「う~ん」」」」」



 五つ子達が悩んでいる脇で、わたしはナナホシと向かい合った。



「お話はありがたいのですが、これを仕事としてやっていく気はわたしにはありませんの。趣味でしていることですから」

「そうおっしゃられるかもとは思っておりました。カミーレさまからアンネリースさまは欲がないお方だと聞いておりましたから」



 それでもとナナホシは言った。


「貴女さまのアイデアを貸していただく事は出来ないでしょうか?」


 ナナホシとの話は後日、お父様が屋敷にいる時に訪問してもらい話し合うことになった。結局、デザイナーとして働く事は出来ないけれど、アイデアだけ売るということで話が付いた。それも彼から見て良いと思う商品で、わたしが売っても良いと納得したものに限り。とりあえず薔薇のドレスのアイデアを売ったので、ちょっとしたお小遣いが入ることになった。



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