転生勇者勇者は優しい魔王に恋をする~登場人物紹介:主人公編~
6/8…武器にスキル詳細を追加
6/13…アルカの武器に設定ミスがあったので修正
7/17…フェイの種族表記が【魔族】と大雑把すぎたので【アークデーモン】に決定。
アルカの種族表記が【精霊】と大雑把すぎたので【万能精霊女王】に決定。
今回は主人公2人の紹介です。
【魔王フェンネル】/【魔導師フェイ】
種族…アークデーモン〔王族〕
性別…男
年齢…26
身長…175cm
今作で男主人公にあたる人物。
身分を隠している時は【魔導師フェイ】として活動している。
性格は至って温厚で戦いより話し合いで解決するタイプだがキレると怖い。
特にアルカ関連になると性格が変わる。
幼少期に修行の為に向かった村でアルカ(アデル)と知り合い一目惚れして以来、何かとアルカの事を気にかけてきたが、魔王討伐の旅の中でずっと行動を共にする事で更に好きになった。
まだ【勇者アデル】としての生き方を強要されていた彼女に【アルカ】と名付けて女の子として生きる事を肯定していたのはこの人である。
容姿に関してたが、
銀髪の肩口まである髪を細テールに纏めていて、出し入れ自由な2本の角がある。魔王フェンネルとして活動している時は角を出している。
顔立ちも穏和な印象を受け、タレ目気味の赤い瞳、スっと通る鼻梁、スラリとした長身な所謂『優男系イケメン』。
服装は魔王モードの時は豪奢な白い軍服に白いマントなので通称は【白き魔王】。
魔導師としての時は簡素なシャツにズボンと言ったラフな格好をしている。
どちらの時も相棒の魔剣、【双界】を装備している。
【双界】
フェンネル/フェイの魔剣。
パッと見は普通のロングソードに見えるが、刀身が半分ずつ白と黒に別れている。
普通に振るう分にはやたら切れ味のいいだけの剣だが、明確な意思……例えば『守りたい』と願いながら振るえばその斬撃は味方に当たらなくなり、『壊したい』と願いながら振るえばその斬撃は災悪を巻き起こす。
そんな感じの魔剣だ。
武器ランクはS。(最大ランクはSSS)
武器名【双界】
武器分類【ロングソード】
属性【光/闇】
ランク…S
スキル
【白か黒か】→装備者の想いに答えてこのスキルより後に設定されているスキルの性質を変える
【味方透過】→この剣は味方に当たらなくなる、裏切った元味方には当たる
【癒しの剣】→この剣が味方に当たる時は癒しの力になる、【味方透過】のスキルを無効化して当てる必要がある為、味方を癒す事を意識する必要がある
【破壊の剣】→物凄く切れ味がよくなる
【勇者への愛】→アルカと【リンク】すると全能力が極大上昇
【勇者アデル】
種族…人間〔勇者〕
└制約…〔王族〕に逆らえない
性別…男(ただし魂は女)
享年16歳
身長…170cm
今作で女主人公にあたる人物、【アルカ】の生前の姿。作中では主に思い出話に登場する。
この世界で希に生まれる『魂と身体がちぐはぐな人』で、更に厄介な事に生まれた時から【勇者】としての生き方を定められていた。
その為、常に【勇者】で【男らしく】ある事を求められていたが、フェイとの旅の中で女の子としての自分を肯定されていき、自身も女の子の部分を認められる様になっていった。
幼少期に故郷の村をフェイに救われて以来、彼に強い憧れを抱いていて、いつか彼と旅をしたいと願っていた。
性格は豪胆でノリが良く、猪突猛進な部分もある。
困っている人は放っておけず、弱者を虐げる者を嫌悪する正義感も併せ持つ。
………その様に振舞えと強要されてきたからだ。
容姿は先端に向かって新緑の色になっていく空色の腰まで届くロングヘアで獣耳の様な癖毛がある。
※旅を始めた頃は男らしさ重視の刈り上げだったが尊敬するフェイに『キミはもっと女性らしくしてもいいんだよ?』と認められてからは伸ばしていた。
普段は優しげな7色の瞳をわざと鋭くし、釣り上げて男らしくしており、爽やか系のイケメンを演出していた。
が、『容姿端麗』、『眉目秀麗』その両方の言葉が似合う(男である事を強要されている為)憂いを帯びた瞳の男装お姉様にしか見えない。
服装は緑色の軽鎧に紅のマント、水色のシャツに茶褐色のズボンと言った精霊武具セットだった。
魔王フェンネルとの最終決戦の時に最大奥義である4振りの精霊剣を1振りの大剣にして叩き付ける魔技を放ち、魔力枯渇で死亡した。
本来その魔技はフェイと【リンク】により魔力共有をしている時しか放てないはずの技であった。
余談だがフェイに恋心を抱いていたが自身が勇者である為、最期まで『異性として好きだ、嫁にしてほしい!』と伝える事ができなかった…………
【アルカ】
種族…万能精霊女王〔王族〕
性別…女
年齢…0歳(生前を含むと16歳)
身長…155cm
今作で女主人公にあたる人物。【勇者アデル】の生まれ変わった姿。
1度死ぬことで【勇者アデル】の魂の部分、つまり本性だった女の姿になれた様だ。
(本人とフェイは偶然だと思っているが、女体化は必然だったりする。)
性格は好奇心旺盛で天真爛漫、猪突猛進なのは元かららしい。
容姿はほぼ変わらず、先端に向かって若草色になっていく空色のロングヘア、獣耳の様な癖毛がついている。
身長が生前より縮んだがその分は魔力や胸等に周り、全体的に女性らしく…………いや、女の子らしくなった。
種族も精霊になった為か生前より魔力が大幅に増加している。
顔立ちも無理に男らしく振る舞う必要が無くなったので本来の可愛らしい顔になった。
ぱっちりした丸い7色の瞳、生前より低く小さくなった鼻梁、八重歯の見える口元といった、快活な印象を受ける顔立ちになっている。
服装は鎧とマントは脱ぎさり、水色のシャツに茶褐色のズボン。
袖と裾が余り胸元と臀部がキツくなったとか。
但し精霊服なのですぐにぴったりサイズに変わったが。
フェイの事が大好きで、前世では色々と理由があり堂々とイチャつけなかった分を取り戻す様に『大好き』『旦那様!』とストレートな感情をぶつけていく、言い方を変えるとバ………超元気嫁。
【精霊剣】
アデル(アルカ)の扱う、各精霊王から託された4振りの剣。
【イフリーテ】
見た目は刀身が真っ赤なシミター。
炎の魔力と魔法防御を破壊する力を持つ。
武器名【イフリーテ】
武器分類【シミター】
属性【炎】
ランク…S
スキル
【防御破壊】→即死級の斬撃で相手の防御魔法を破壊する
【重さ無効】→この剣はアデル(アルカ)のみ重さを感じず使用出来る
【オート・ファイア】→時たま炎魔法が勝手に発動する
【ノームスフィア】
見た目は刀身が茶褐色の片手半剣。
土の魔力と物理的、魔法的攻撃からの絶対防御力を持つ為、アデルは盾代わりにも使っていた。
武器名【ノームスフィア】
武器分類【バスタードソード】
属性【土】
ランク…S
スキル
【重さ無効】→この剣はアデル(アルカ)のみ重さを感じず使用出来る
【絶対防御】→この武器は破壊不可能の盾として使える
【即死防御】→この剣をアデル(アルカ)が装備している時、即死攻撃や即死級の攻撃に対して自動的に土の壁を作り防御する
【オート・グランド】→時たま土魔法が勝手に発動する
【ウィンディーネ】
見た目は刀身が水色のロングソード。
水の魔力と癒しの力、貫通力を持つ。
アデルとの親和性が最も高い剣な為、宙を舞いアデルの敵を自動で迎撃する。
武器名【ウィンディーネ】
武器分類【ロングソード】
属性【水】
ランク…SSS
スキル
【自動攻撃&防御】→この剣はアデル(アルカ)が装備している時、宙を舞い、自動的に迎撃する
【防御無視】→この剣はあらゆる鎧や障壁を無視して攻撃する
【癒しの水】→飲む事であらゆる傷を癒すポーションを精製する、近くに水が無くても大気中の水分から生成可能、アデル(アルカ)とフェイに対しては効果が完全回復に強化される
【状態治療】→アデル(アルカ)が状態異常になるのを防ぎ、フェイが状態異常になると瞬時に回復する
【オート・ウォーター】→時たま水魔法が勝手に発動する
【オート・フリージア】→時たま氷魔法が勝手に発動する
【シルフィード】
見た目は刀身が薄緑色のレイピア。
風の魔力と加速力、高い切断能力を持つ。
アデルとの親和性がかなり高い剣な為、宙を舞いアデルの敵を半自動で迎撃する。
武器名【シルフィード】
武器分類【レイピア】
属性【風】
ランク…SSS
スキル
【自動攻撃&防御】→この剣はアデル(アルカ)が装備している時、宙を舞い、自動的に迎撃する
【絶対回避】→アデル(アルカ)が装備している時、風を纏わせてあらゆる攻撃を回避させる
【加速世界】→アデル(アルカ)に【加速世界】を付与、簡単に言えば自分以外がほぼ止まって見える状態になる
【斬鉄剣】→風を纏わせてあらゆるものを切断する、【防御破壊】の上位スキル
【オート・ウインド】→時たま風魔法が勝手に発動する
【オート・サンダー】→時たま雷魔法が勝手に発動する
~用語解説~
【魔王】
この世界における魔王とは、世界のマナを調整し、自然や資源を管理する『調停者』で『管理者』である。
世襲制だがあまりにも人格破綻者であったり狂王である場合は【精霊神】によって他の【魔王】が選定され、【新たなる魔王】と【勇者】によって討伐される事になっている。
世界を支配だとか以前に最初から世界を掌握し、管理するポジションに居る。
なので欲深い一部の人間はそんな魔王を疎ましく思っているのである。
【勇者】
文字通りの勇む者。
その実態は〔王族〕の操り人形。
一定の周期で『人間族』の中から選ばれ、勇者は尋常なる力を持って現れるらしい。
実際、アデルは4振りもの精霊剣と契約し、同時に操ってみせた。
何故そんな者が生まれるかと言えば、本来は魔王の補佐として生まれるはずだったのだ。
……その事を考えると今のアルカの在り様が1番正しいのかもしれない。
【精霊神】
代々魔王に仕える精霊【サフィーア】はこの精霊神の化身である。
魔王の補佐を務めるが【勇者】の選定や【魔王】の選定も行う。
生と死を司る存在でもある。
今回の物語、実はその精霊神【サフィーア】がかなり深く関わっている。
アデルがアルカに転生できたのも大体サフィーアの采配である。
が、それはまた別の話だ。
【リンク】
【戦術リンク】、【共鳴リンク】、【魔力パス】とも言う。
どの呼び方であろうと『2人の間を魔力で繋ぐ』というのは変わらない。
繋がっている間は魔力が共有され、言葉にしなくてもお互いの考えがわかる様になる。
オマケ
アルカ「わたしはフェイに出逢ったあの日から、ずっとフェイのものだよっ♡」
フェイ「……そうか。」
(くっそアルカ本当に可愛いな!?ほんと嫁にしたいわ!あ、もう嫁か!※心の中で悶絶中)
アルカ「ちぇっ……反応薄いなぁ………
フェイ「アルカ、僕もキミに出逢った日からキミだけのものだよ。」
アルカ「うん、ありがとー。」
(ああもう!ほんとにフェイってば〜!♪嫁にしてっ!!あ、もう嫁だった。※心の中で悶絶中)