鏡
私は冷たい床でいつの間にか寝ていたようだ。
どこだここは?
頭の中でつい言ってしまった。目を開けて見たものは自分の姿だった。
回りを見渡すとすべて鏡になっている。
夜か昼かも分からない。
とりあえず、出口があると思うので探すことにした。
少し歩いて気づいたが、ここは迷路のようになっている。複雑に分岐が沢山あり、通路の幅もバラバラである。
天井まで鏡になっている。
周りをみているだけで気持ち悪くなる。
鏡と鏡を合わせると鏡の中に沢山空間があるようになる。これが気持ち悪くなる原因だった。
酔いが治るまで休憩した。
休憩中に状況を整理する。
私は鏡の鏡の迷路のようなものの中。持ち物は着ている服だけ。
長い時間出られなかったら餓死してしまう。周りから音が聞こえないが、助けを呼ぶことにした。「誰か近くにいねぇんだッぺか? いたら返事してくれ」と大声で叫ぶがこの鏡が防音になっていて声が響かない。返事も無いのでまた歩くかと決めた。歩いて来た道順が分からない。また歩いてもどこを通ったか分からなくなる。私は鏡をベルトで割りながら行こうと思った。この鏡、ベルトで叩いても傷1つ入らない。どうしよう手の内が無くなった瞬間焦る気持ちが溢れてくる。出口を探して歩くしかなくなった。
かなりの時間が過ぎた。
外なら1年は経っている気がする。
私はお腹は空かず、眠くもならないが疲れはするため、歩く歩数とを決めて休憩しながらひたすら歩いた。
さらに年月が経った。
何か音がすると思った瞬間周りの鏡が壊れ落ちた。
私の体はみるみる大きくなり、外の世界に出る。
外の世界に出て初めて見たものは、ニンゲンの争い会う姿だった。
その世界を見て思い出した。私はニンゲンに封印された妖怪だった。また人々は争うために私の封印を解いたのであった
だが私は封印されてたとき長い年月歩き続けていた反動が身体に帰ってきた。そのため私はとてつもない疲労感に襲われその場に倒れた。
私を封印から解いた軍は劣勢であり封印を解いた隊は全滅しており、すぐに敵軍に包囲され私は再び封印された。
あと何回繰り返せばこの地獄は終わるのだろうか。
目の前が真っ白になり。
気を失った。