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【落魂の都】


 『童子』 角の生えた少年の姿をしたもの

 童子町には30万近い個体が住んでおり、天候の変わり目、花の咲く時、人の気持ちの高揚や、深く悩む時などに現れるという。

 ありとあらゆる現象に人格を与えたもの、という解釈が一般的である。人に影響を与えることはほとんどない。

 原則、人間の目には見えない。


 『安綱』 童子を見ることのできる人間

 最近は、ほとんどいない。血縁関係により、見る力が遺伝することもあるが、最近は血の薄れか、安綱が継承されることは少なくなってきた。

 はずなのだが、最近、童子を見えるようにしてしまう童子が出現し、安綱の数は、増加している。なぜかは不明。



 『童子切』 童子を使役する安綱

 ずっと昔、まだまだ鬼神に市民権があった時代。童子を使役する術というものが存在した。

 よいことが起こる時、吉兆として現れる童子を呼び出すことで、逆によいことを招いてしまう。

 悪いことが起きる時、不吉の象徴として現れる童子をとりつかせることで、不幸に陥れる。


 そのような呪い師が、この町にいて。


 月本一族により根絶された。



 月本喜須  女子高生。お嬢様。安綱

 月本市で一番の金持ちの直系の御姫様。父親は日本語がぺらぺらなイギリス人で、母親は自分と父を残して、蒸発した。父親は、なんとか月本本家になじもうとして、悪の異能者取り締まりに精を出していたが、炎の魔術師と戦っている最中に、被呪し、蒸発した(化学的な意味で)

 一人取り残された喜須は、目を見張る美人に成長し、なんとなく恐れ多くて近づきがたいオーラを出している。本人はそんなつもりはないのだが、環境で培われた貴人性というのはにじみ出ているのだろう。

 家に帰ると、とたんにずぼら。生活力は、あまりない。

 色素の薄い赤毛を、お手伝いさんに梳いてもらう時間が二番目に幸せ。最近の一番の幸せは、友達の冬子と時間を過ごすこと。

 得意なことや、不得意なことがあまりない。なるようになればいいと思っているし、どんな在り方でも、受け入れるしかないとも考えている。

 月本一族の長女ということ以外に、自分には何の価値もないのではないかと、悩んでいたりもする17歳。



 間久部冬子 女子高生。呪術師。安綱。

 おかっぱ頭の、背の小さい少女。バトミントン部。

 童子を使役し、呪いをかける術師の末裔。しかし、その術自体は追い詰められ根絶させられており、今や童子が見える家系にしか過ぎなくなっている。

 それでも、安綱達は再興を夢見、術を復興させようと、地下にもぐり研究を進めている。

 冬子は、そんなことをしたくない。大学で、国文学を専攻したい。

 けれど、母は許してくれないだろうとも理解している。

 そんな運命に自分を陥れた月本一族であり、たった一人の同年代の安綱であり、一緒にいてちょっとドキドキする奇麗な少女である月本喜須に複雑な想いを抱いている。



 千足

 月本市に何十種類と存在する異能体系。異能を自発的にえる方法はまず、ない。異能が持つ物語に巻き込まれることによって、発症することが多い。しかし、その発現を自在に操ることができれば、どうなるか。

 その異能者を捕まえて、システムを解読し、人間を誰でも異能者にする技術を開発することを目的とした会社が、この町にはある。

 悪の有限会社SAKI 営業課長ほおずき 鬼灯千足むかで

 この町でも、もっとも多くの戦闘回数の経験者である。


 一色

 千足のただ一人の部下。営業課は、この二人だけ。

 まともに戦える人材が、二人くらいしかいないので、それ以上人を増やしても役に立たないためである。

 魔術調整を受けすぎて、もう人間である部分が、ない。

 それでも、なるようになればいいと思っているし、どんな在り方でも、受け入れるしかないとも考えている。




 落魂の都

 月本市童子町。ここで、赤毛の少女と、魔人が出会う。


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