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月影招神帳の最後のページに書きしるされた名
『一巡後の世界からやってきた男』月影次郎が残した1冊のノート。
そこに書かれていたのは、この世界がこれから出会う異世界の神々と、その秘密。
異界に侵される人間の、唯一の武器。
しかし、そこにも名前だけが記入され、一切の情報が記されていない者たちがいた。
輪郭だけを示し、深い闇に正体を隠す化物達。
『限りなく遠き者』スカイウォーカー・アンサーズ
『剣女神』ハイドランダム
『戦女神』ファインドランダム
『機械使徒』デア・メルクヴュルディヒ
『午後五時元帥』ファイブ
『時の翁』時の翁
『運命維持管理責任者』車輪堂ぬえ
『岩窟王』テロメア
『過日の魔王』女帝陛下
『切り札』永遠愚行
かつて、死神を退け、この世に地獄使いを遣わし、最悪なる者の処刑を決定したこの星のハイエンド達。
彼らは、月イチでファミレスに集合して、世界の命運について議論している、らしい。