3/56
第二話 過去の夢
ーーー夢を見た
幼い頃の夢
夕方になると一緒に遊んでた子達は皆両親に手を引かれて帰っていく。
…でも私は一人ブランコを漕いでいた。
どれだけ待っても来なかった。
夜になり街灯が寂しく光るのを眺めていたらようやく迎えがきた。
けどこの日はいつもみたいに母は来ず、代わりに来たのは知らないおばさんだった。
確か母の妹、つまり叔母さんだったと思う。
私の元にも駆け寄り叔母さんはこう告げた。
ーーー貴女のお母さんが事故にあった
と。
当時の私にはわからず、ただ首をかしげた。
この時は確かまだ7歳くらいだったかな。
それが原因で父は酒と女にだらしなくなっていった。
暴力はなかったけど毎日知らない女が来て家に居づらかった。
唯一いた幼馴染は慰めてくれたけどもうこの頃全てが嫌になってた。
そして、私は世界から消えた。