幻想の郷へ
お久しぶりです。D173です。今日合宿から帰ってきたところです
合宿は、大変暇でした。この小説のアイディアがいっぱいうかびましたけどね。
突然暗闇から誰かわからない人物から声をかけられれば警戒するだろう。ましてや、誰かわからない人物からならなおさらだろう。
だが、警戒をしたのはそこではなかった。
『妖怪の賢者?妖怪だと、言ったのか・・・。』
すると、八雲紫は苦笑いしながら言った。
「そんなに警戒しなくてもいいわ。別にあなたを取って食おうとしてるわけじゃないわ。ここに来たのは、あなたに会いに来たため。
場所を変えてくれない?ここじゃ、落ち着かないでしょう?」
俺は、八雲紫を居間に案内してお茶を出していた。ちょうど、いいところにお茶請けがあってよかったと思っている自分をどこか抜けているなと思いながら。
「で、話ってなんでしょうか、八雲紫さん」
「紫でいいわ。八雲紫ってよびづらいでしょう。それよりも、これから話すのは大事なことよ。
今日ここに来たのは、あなたのお父さんと約束していたことがあったからよ。
「あなたと、父はどう言う関係だったんですか?」
「友人よ。500年来のね。」
俺は、耳を疑った。500年だと?50年としてもおかしい。
「5年の間違いじゃないのですか?父は普通の人間ですよ?そんな人間がいるわけないんじゃ・・・。」
「じゃあ、聞くけどあなたはお父さんのことを不思議に思ったことなかったの?全く歳をとってなかったりしたことを。
そもそも彼は、人間じゃないわ。妖怪よ。それも、上位の妖怪だったわ。」
「‘‘妖怪だった”?なんで父さんは妖怪をやめたんですか?」
「彼は人間を愛していたのよ。だから、彼は人間になりたがっていた。だから、彼が外の世界に行きたいと望んだ時に人間に近い意識にしたの。
その時に彼と約束のしたのよ。子孫に何かあったらその時は面倒を見てやってくれというね。」
「じゃあ、今日来たのは・・・。」
「そうそのことよ。今日からあなたの保護者は私になるのよ。あと、今更あなたも人間じゃないわよ。半人半妖よ。それも、人間の血が4に対して
妖怪の血が6のね。」
「俺は、れっきとした人間ですよ!!おかしいこと言わないでください。」
「じゃあ、自分の体に違和感はなかったのね。それなら、おめでたい頭をしているのね。」
興奮する俺と反対に、八雲紫はいたって冷静に切り返してきた。
「例えば、傷の治りがおかしいほど早かったり脚が他の人より速かったりしたことはないの。あるなら、それが証拠よ。
話は変わるけど、あなたに来てもらいたい場所があるの。いきなりだけど、準備して。早めにね。」
準備といっても、着替えと両親の遺骨をボストンバッグに詰めるだけだった。準備が出来たので居間に顔出した瞬間に何かに吸い込まれる
ように落ちていった。
ドスンッ!!
「痛ぇ。下が柔らかくてよかった。にしてもここはどこだよ・・・。」
痛む腰をさすりながら俺は起き上がった。
「ようこそ、幻想郷へ。ここは、幻想が集う場所。あなたは、ここでも暮らすことになるわ。」
「ここで暮らすんじゃないんですか?てっきりここで暮らすかと。」
「あなたには、元いた場所でも暮らしてもらうわ。ここに自由に来れるようにするけどきほんは、あなたの家がある場所で生活してね。
面倒は、あとで紹介するけど藍に見させるわ。」
だが、俺にはそんな言葉も耳に入ってこなかった。なぜなら、目の前に広がっていたのは昔のような風景がそこにあったのだ。
「綺麗な場所だ。」
つぶやくように口からそんな言葉が漏れた。俺の胸にあったのはこれからの生活に対する希望と不安があった。
だが、この場所はそんな気持ちさえうけていれくれそうな気がした。
いかがでしたでしょうか。明日は、試合があるんですが行きたくありません。
めんどくさいしね。ではでは。