「あの曲に会いたい」シリーズ(その5) ー 太陽がくれた季節
ふとした瞬間に、耳の奥で鳴り出すメロディ。
どこかの喫茶店で、通りのスピーカーから、あるいは記憶の片隅から――
「あの曲、もう一度聴きたいな」と思うことがあります。
このシリーズは、そんな“音の記憶”をたどるエッセイ(ほとんど独り言…)です。
1960年代から80年代の曲を中心に、ジャンルも国境も問わず、ロックもポップスも歌謡曲もフォークも、何でもありです。
え? 私の年齢? それはヒミツです。
シリーズタイトルは、NHKの番組『あの人に会いたい』のパクリです。(;'∀')
でも、「あの曲が聴きたいなぁ」と思うときって、曲を聴くのと同時に――
当時その曲を聴いていた“自分”に会いに行くような感覚も、どこかにある気がします。
(こじつけ感ツヨっ!)
投稿は不定期で~す。(;^ω^)
太陽がくれた季節
1972年に、青い三角定規という日本のフォークグループがリリースした曲です。
作詞は山川啓介さん、作曲はいずみたくさん。
青春ドラマ『飛び出せ!青春』の主題歌でした。
この頃は、学園青春ドラマがとても流行っていました。
森田健作さん主演の『俺は男だ!』も同じ時期でしたね。
他にもいろいろな学園青春ドラマがたくさんあったと思います。
私、よく観ておりましたぁ。好きでしたねぇ〜。
主題歌にも名曲がけっこうあって、その中でいちばん好きだったのが、この「太陽がくれた季節」でした。
まずsus4で始まるイントロが、思い切り時代を感じさせてくれます。
(^^)♪
青春をテーマにした曲なのですが、アップテンポのマイナー調で、美しくて、でも少し物悲しいような、切ないようなメロディーです。
それが逆に、青春の儚さを表しているのかな?とも思ってしまいます。
“青春は太陽がくれた季節”や、“君も今日からは僕らの仲間”といった歌詞に、当時は開放感と温かみを感じていましたねぇ。
この曲が流行った当時は、歌、文学や漫画などにも、たくさん“青春”という言葉が使われていたと思いますが、今どきは“青春”という言葉をあまり聞かない気がしていますねぇ。
それって......私だけ??
※この曲は動画サイトなどで検索すると聴けます。
(検索ワード:「太陽がくれた季節 青い三角定規」)




