「あの曲に会いたい」シリーズ(その43) ー 或る日突然
ふとした瞬間に、耳の奥で鳴り出すメロディ。
どこかの喫茶店で、通りのスピーカーから、あるいは記憶の片隅から――
「あの曲、もう一度聴きたいな」と思うことがあります。
このシリーズは、そんな“音の記憶”をたどるエッセイ(ほとんど独り言…)です。
1960年代から80年代の曲を中心に、ジャンルも国境も問わず、ロックもポップスも歌謡曲もフォークも、何でもありです。
え? 私の年齢? それはヒミツです。
シリーズタイトルは、NHKの番組『あの人に会いたい』のパクリです。(;'∀')
でも、「あの曲が聴きたいなぁ」と思うときって、曲を聴くのと同時に――
当時その曲を聴いていた“自分”に会いに行くような感覚も、どこかにある気がします。
(こじつけ感ツヨっ!)
投稿は不定期で~す。(;^ω^)
或る日突然
1969年にリリースされた、日本のデュオ、トワ・エ・モワのヒット曲です。
作詞は山上路夫さん、作曲は村井邦彦さん。
大変美しいメロディです。
*\(^o^)/*
バラードでさり気なく歌っているように聴こえますが、
歌ってみると、意外と音程をとるのが難しいのであります。
(私の歌が下手だから?
うーん、強く否定出来ません。(^^ゞ)
同じ音程が続くノートが極端に少なく、常に音程が変化し続けている。だからこそ、歌うのが難しいのかもしれません。
(でもやっぱ、私の歌唱力の問題...?(TдT))
そして、私は、白鳥 英美子さんの美しくて安定感のある歌声が大好きなのです。
何と言いますか、1969年という時代を感じさせない普遍的な声と歌唱力、そんな風に感じます。
(ちなみに、山本潤子さんの美しくて安定感のある歌声にも同じ魅力を感じます ヽ(=´▽`=)ノ )
そして、曲に大サビを入れず、転調で展開する構成も当時としては斬新だったのではないでしょうか。
サウンドは当時のアメリカ西海岸の爽やかさを感じさせてくれます。
特にイントロですね。
ここは思い切り時代を感じさせてくれます。
そうそう、コレコレ〜、みたいな。
\(^o^)/
タイトルですが、最初は、"或る日"という漢字にちょっと引っかリました。
何故"ある日"じゃなくて、より文語的・古典的な響きを持つ"或る日"を充てたのだろう...
"ある日"の方が柔らかくて、ライブ感があって、よりポップソングには相応しかったのでは?なーんて思ったんですね。
この"或る"に、より文学的で改まった雰囲気を感じていたのであります。
何だか、堅苦しいなぁ〜、みたいな。
歌詞は、少し物語風で、時々三人称なのか一人称なのか、わからなくなる言葉遣いに、不思議な感じを覚えます。
友達から恋人に変わっていく瞬間の物語りを淡々と聴いているような、でも時々やんわりと"そういうものなのよ"なんて諭されているような、不思議な感じ。
恐らく、それもこの曲の大きな魅力なのではないでしょうか。
そして"ある日"こう思ったのであります。
きっと誰しもが感じる、あるいは通り過ぎる、関係性が友達から恋人に変わろうとしている瞬間、それを"或る日"という漢字を充てる事によって、「いつの時代もそれは変わらないよ」といった普遍性を強調しようとしたのでは?
だとすると、"ある日"では軽すぎる気もしたんですね。
でも今改めて「或る日突然」と「ある日突然」を見比べると、「ある日突然」の方が生々しく、何となく不穏な空気を感じてしまんですね。
何でだろ...(´-`).。oO
それにしても、友達から恋人に変わる瞬間...か...もう思い出せない...(TдT)
※この曲は動画サイトなどで検索すると聴けます。
(検索ワード:「或る日突然 トワ・エ・モア」)




