「あの曲に会いたい」シリーズ(その41) ー 白い色は恋人の色
ふとした瞬間に、耳の奥で鳴り出すメロディ。
どこかの喫茶店で、通りのスピーカーから、あるいは記憶の片隅から――
「あの曲、もう一度聴きたいな」と思うことがあります。
このシリーズは、そんな“音の記憶”をたどるエッセイ(ほとんど独り言…)です。
1960年代から80年代の曲を中心に、ジャンルも国境も問わず、ロックもポップスも歌謡曲もフォークも、何でもありです。
え? 私の年齢? それはヒミツです。
シリーズタイトルは、NHKの番組『あの人に会いたい』のパクリです。(;'∀')
でも、「あの曲が聴きたいなぁ」と思うときって、曲を聴くのと同時に――
当時その曲を聴いていた“自分”に会いに行くような感覚も、どこかにある気がします。
(こじつけ感ツヨっ!)
投稿は不定期で~す。(;^ω^)
白い色は恋人の色
1969年にリリースされた、アメリカ人女性デュオのベッツィ&クリスのヒット曲です。
作詞は北山修さん、作曲は加藤和彦さんです。
Wikiによると、この曲のシングルの累計売り上げは80万枚だそうです。
∑(゜Д゜)!
歌詞は、初恋の思い出を綴った、非常に素朴、でも清楚で純粋な世界を描いています。
初恋の思い出を、花びらの白、澄んだ青空の色、そして夕焼けの赤い色に例えています。
恐らく、花びらの白は、初恋が始まった時の淡い気持ち、澄んだ青空は、恋が実ったウキウキした気持ち、そして、夕焼けの赤は初恋の終わり。
そんな初恋の移ろいを色になぞっている気がします。
素朴で純粋な歌詞ではありますが、初恋を思い出す大人の女性が歌う歌としては、どこか気恥ずかしく、青臭く聞こえてしまう危うさもある、そんな風にも感じられるのであります。
そして、加藤和彦さんのメロディが大変美しく、この歌詞を更に純粋で清潔感溢れる世界として響かせています。
更に、ベッツィ&クリスの美しく澄んだマロヤカな声、ハーモニーが、この曲の世界を余すところなく完成させております。
(このお二人の声質が非常によく似ていて、まるで同じ人が多重録音で歌っているようです。)
で、ここからチョー私見であります。
ベッツィ&クリスの日本語の発音は流暢で大変美しいのですが、私は時折、微か〜に、そして淡〜く、辿々しさを感じるのであります。
特に、"タチツテト"の音に、アメリカ英語の"T"の音とイントネーションを感じてしまいます。
そして、この微かで淡い発音の辿々しさが、この曲の純粋で清潔な魅力を、更に魅力的にしている気がするのであります。
大袈裟に申しますと、小さな子供が、辿々しいけど真っ直ぐに歌っている時に感じる愛らしさ、と言いましょうか...
二人のアメリカ人女性が歌っている、その事が私にそう思わせているのかもしれません。
(むしろその可能性の方が高いのかもぉ〜)
でも、もし、万が一、北山修さんと加藤和彦さんがソレを狙っていたとしたら......なんて、微か〜に、そして淡〜く期待してしまうのであります。
※この曲は動画サイトなどで検索すると聴けます。
(検索ワード:「白い色は恋人の色 ベッツィ&クリス」)




