「あの曲に会いたい」シリーズ(その31) ー ハッピーバースデー
ふとした瞬間に、耳の奥で鳴り出すメロディ。
どこかの喫茶店で、通りのスピーカーから、あるいは記憶の片隅から――
「あの曲、もう一度聴きたいな」と思うことがあります。
このシリーズは、そんな“音の記憶”をたどるエッセイ(ほとんど独り言…)です。
1960年代から80年代の曲を中心に、ジャンルも国境も問わず、ロックもポップスも歌謡曲もフォークも、何でもありです。
え? 私の年齢? それはヒミツです。
シリーズタイトルは、NHKの番組『あの人に会いたい』のパクリです。(;'∀')
でも、「あの曲が聴きたいなぁ」と思うときって、曲を聴くのと同時に――
当時その曲を聴いていた“自分”に会いに行くような感覚も、どこかにある気がします。
(こじつけ感ツヨっ!)
投稿は不定期で~す。(;^ω^)
ハッピーバースデー
1974にリリースされた、井上陽水さんのアルバム「二色の独楽」からの一曲です。
この曲を初めて聴いた時の私の第一声ーーーー
「ははぁ〜ん、陽水さんは、アレがやりたかったに違いない!」
アレとは...
まず、
・タイトルがほぼ同じ(って言うか、同じと言ってもいい気が...)
・イントロのギターリフの音色がそっくり(ともにユニゾンだし...)
・8ビートのロックで、リズム、テンポがそっくり
・んで、何よりも「お誕生日おめでとう」をシャウトしちゃってる!
アレとは、ビートルズの《Birthday》であります。
この曲は、1968年にリリースされたアルバム「The Beatles(通称、ホワイトアルバム)」に収録されています。
この曲、私には結構衝撃的でした。
ビートルズの《Birthday》を初めて聴いた当時の私ーー
誕生日の歌といえば、誰でも知っている、
和やかなムードを醸し出す、あの《ハッピーバースデートゥーユー》しか知りませんでした。
誕生日というものは、この曲の様に和やかに祝うものだ、なんつって。
ところが「誕生日おめでとぅっ!!!」とポールとジョンがシャウトする《Birthday》に、ちょっとしたカルチャーショックのようなものを受けたのです。
ヒャァ〜、こんなのアリなんだぁ...
よく考えれば、歌の世界なので何でもアリなのですが、誕生日とあの《ハッピーバースデートゥーユー》の曲のイメージが私の奥深くに刷り込まれていたんですね、だから、物凄く斬新に感じたのです。
陽水さんのビートルズ好きは有名ですが、
ひょっとしたら、陽水さんもビートルズの《Birthday》に斬新さを感じて、自分でもこんなんやってみたい、そう思ったのかも、なんて想像しちゃいます。
(そうだったら嬉しいっす。\(^o^)/)
メロディ自体は全く似ていませんし、歌詞の感じも違います。
ビートルズの《Birthday》の歌詞はとても単純で、
大体こんな感じです。
誕生日おめでとう!
楽しもうぜ!
誕生日パーティーに行くよ。
踊ってよ!
でも陽水さんの《ハッピーバースデー》の歌詞は、誰かの誕生日にトランプで遊んでいる様子が語られています。
(う〜ん、この"誰か"が誰なのか、全く分かりませんです。 (?_?))
「ハッピーバースデーをシャウトする」という曲のコンセプトとサウンドがよく似ているんですね、いや、似せたのではないでしょうかね。
陽水さんと天才アレンジャーの星勝さんが、楽しんで遊びながら作った「ロックな誕生日の曲」、私はそんな風に感じています。
※この曲は動画サイトなどで検索すると聴けます。
(検索ワード:「ハッピーバースデー 井上陽水」 「Birthday The Beatles 」)




