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「あの曲に会いたい」シリーズ  作者: あみれん


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18/43

「あの曲に会いたい」シリーズ(その18) ー Only You

ふとした瞬間に、耳の奥で鳴り出すメロディ。

どこかの喫茶店で、通りのスピーカーから、あるいは記憶の片隅から――

「あの曲、もう一度聴きたいな」と思うことがあります。


このシリーズは、そんな“音の記憶”をたどるエッセイ(ほとんど独り言…)です。

1960年代から80年代の曲を中心に、ジャンルも国境も問わず、ロックもポップスも歌謡曲もフォークも、何でもありです。


え? 私の年齢? それはヒミツです。


シリーズタイトルは、NHKの番組『あの人に会いたい』のパクリです。(;'∀')

でも、「あの曲が聴きたいなぁ」と思うときって、曲を聴くのと同時に――

当時その曲を聴いていた“自分”に会いに行くような感覚も、どこかにある気がします。

(こじつけ感ツヨっ!)


投稿は不定期で~す。(;^ω^)

Only You


プラターズではなくて、1974年にリンゴ・スターがリリースしたカバーバージョンの方です。(^^)


初めて聴いた時の印象はーー


> あのしっとりした名曲が、リンゴが歌うとこんなに変わるんだ!


リンゴのちょっと囁くようなボーカルが、タイトにアレンジされたリズムによく映えていると思います。

そして、ビートルズ時代を含め、それまでリンゴが歌って来た曲を考えると、意外な選曲だなぁ、とも思いました。

でも、リンゴって、何を歌っても人柄そのままが歌に現れる感じがして、この曲も、


> うわ〜、リンゴだ!


って感じなんですよね。(笑)


もともとは熱烈な愛の歌。でも、リンゴが歌うと妙に“あっさり”。

私の知り合い達も「リンゴらしい愛の歌になっていていいね」と言っていました。

私も全く同感。ただ、不思議と少し“甘えているようにも聴こえる”んですよね(笑)。

それが逆に微笑ましくて、いいなぁと。


で、後で知ったのですがーー

この選曲を仕掛けたのは ジョン だったそうです。

ジョンがリンゴにこう言ったらしいのです。


> “リンゴ、君はこの曲を歌うべきだ。”


なんでこの曲? なんでリンゴ?


「これ、君が歌うとかっこよくなるよ」


ジョンの直感だったのでしょうね。

その証拠に、ジョン自身がデモまで録音して、ガイドボーカル付きで渡しているのです。

しかも正式なリリース・バージョンでは、ジョンがアコギを弾いているという熱の入りよう。


ここで私、ハタと思い出しました。

リンゴの《Only You》がヒットしていた頃、

ジョンも《Stand By Me》をカバーしてヒットさせていたのです。

そして、この2曲のイントロのアコギのカッティングがそっくり!


当時の私はただ「似てるな〜」と思っていました。

でも、真相を知って納得。


そりゃ〜似て聴こえるわけっす。

どっちもジョンだったんですからね。


華やかで個性的な4人の中で、

バンドを支え続けたリンゴが、

古いラブソングを、自分の声でまっすぐ歌う。

それはカバーというより、

リンゴの声という魅力に、曲のほうが出会い直した

そんな瞬間だったのかもしれません。


ジョージがよくリンゴを支えていたのは有名ですが、

この曲を押し出したのがジョンのひと言だったなんて。

この曲を思い出して、ビートルズの友情って、こんな形でも続いていたんだなぁと、しみじみしている今日この頃であります。


※この曲は動画サイトなどで検索できます

(検索ワード:「Ringo Starr Only You」)

ビートルズ・メンバー、コンプリートです!

(もう、ないと思います。きっと…たぶん...)

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