「あの曲に会いたい」シリーズ(その1) ー やつらの足音のバラード
ふとした瞬間に、耳の奥で鳴り出すメロディ。
どこかの喫茶店で、通りのスピーカーから、あるいは記憶の片隅から――
「あの曲、もう一度聴きたいな」と思うことがあります。
このシリーズは、そんな“音の記憶”をたどるエッセイ(ほとんど独り言…)です。
1960年代から80年代の曲を中心に、ジャンルも国境も問わず、ロックもポップスも歌謡曲もフォークも、何でもありです。
え? 私の年齢? それはヒミツです。
シリーズタイトルは、NHKの番組『あの人に会いたい』のパクリです。(;'∀')
でも、「あの曲が聴きたいなぁ」と思うときって、曲を聴くのと同時に――
当時その曲を聴いていた“自分”に会いに行くような感覚も、どこかにある気がします。
(こじつけ感ツヨっ!)
投稿は不定期で~す。(;^ω^)
やつらの足音のバラード
「はじめ人間ギャートルズ」という、1974〜76年に放映されていたテレビアニメのエンディングテーマでした。
作詞は原作者の園山俊二さん、作曲はあの日本のレジェンド・ミュージシャン、かまやつひろしさん。
このアニメを見て知った曲ですが、初めて聴いたとき、何だかとても切ない気持ちになったのを覚えています。
「ああ、人生って、ただ生きて、死ぬだけなんだなあ。
でも、そうやって命を繋いでいくんだなあ」
――そんな感傷にひたっていました。
若かったんだなぁ……
え? 私の年齢? それはヒミツです。
歌詞は、地球の誕生から生命の誕生、そして進化までを淡々と語ります。
そこに、かまやつさんのあの独特の“寂しさを含んだ優しさ”のあるメロディが重なります。
かまやつさんは数々の名曲を残されましたが、アニメにもこんな名曲を残したのですね。
私にとって初めてアニソンに感動した、深く心に残る切ない曲でした。
「やつら」とは、いったい誰のことなのでしょうかねぇ。
誕生したばかりの人類?
※この曲は動画サイトなどで検索すると聴けます。
(検索ワード:「やつらの足音のバラード かまやつひろし」)




