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エピソード 43

「薫子。私はひとりで六匹の妖魔を倒した。つまり、半分は私が仕留めたということだ」


ガブリエルは胸を張ってそう言った。

もちろんポイント稼ぎのアピールであり、そうはさせないと言わんばかりにウリエルが続く。


「まあ、その分君も相当やられたみたいだけど。ちなみに、僕は四匹。そして、ミカエルはなんとたった一匹」

「そして、私は二匹」


「ついでに言っておけば、僕ら上級天使がこの世界にやってきているのは妖魔を駆除するという目的もある。この世界を妖魔と悪魔から守る。これが僕らの使命」

「嘘をつけ。おまえたちはナンパのついでに妖魔退治をしているだけだろうが」

「薫子。騙されてはいけない。妖魔と悪魔。大ウソつき。天使、本当のことしか言わない」

「その時点でアウトだ。ミカエル」


……全員が普段と変わらない。

……でも、さっきの目つきが尋常ではなかった。


……どちらが本当の彼らなのだろうか。


薫子は三人の天使とひとりの悪魔を見ながらそう呟いた。



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