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エピソード 10

……理不尽すぎる。


ミカエルが心の中で呟く。


……しかも、わがまま。

……アリシア様はこんなのをなぜ次期神に選んだのだ?


天使として思っていないことを思いながら、渋々自分の皿からソーセージを薫子の皿に移動させたところでミカエルは口にしたのはあの話だ。


「それで、どうだった?僕の料理は」


そう。

目の前の小生意気な娘は自分が満足するような料理を食べさせれば天界に同行してもよいと言った。

つまり、ここがその重要なポイントとなる。

だが……。


「まあまあね」

「じゃあ……」

「百点満点中六十点。つまり、不合格」


「でも、まずいわけではないから次に期待しましょう。ということで……」


「スーパーが開いたら昼食の食材探しにいくわよ」


「まあ、当然だけど、支払いはそちらだから」


「私はあなたの試験につきあってあげているだけ。だから支払いをあなたがするのは当然でしょう」


「……ちなみに昼は……」


「パンケーキが食べたいかな。それから夜はハンバーグがいい」


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