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光速の彼方へ

作者: モーニングあんこ

 中央競馬に新人ジョッキーの季節がやって来た。世間は、出会いと別れの季節。先月末に騎手を引退した女性騎手と入れ替わるように17歳の女性騎手が誕生した。スポーツ紙が賑わう。日本競馬の衰退していくその中で、毎年新人ジョッキーへの注目だけは高い。


 デビューは、3月6日の土曜日。改修を控えた中京競馬場。雨が降る。

 時代は、女性騎手衰退期。アイドルジョッキー不在であり、注目される騎手もいない。

日本競馬が最も冷え込んでいる時代でもあった。主役の競走馬は、牝馬が強く牡馬が目立ちにくい時代に入った頃。競馬ブームは遠い過去の話。最強馬のディープショックは引退し産駒がデビューする年。売上が芳しくなく客の入りも悪い。


 期待の星として第26期生のデビューが期待された。東原麗奈ひがしはられいな元騎手の引退の翌週にデビューが決まった。紅一点の17歳の女性騎手に注目が集まる。同期には、元子役の菅井隆三すがいりゅうぞうがいる。メディアの注目は、菅井隆三と黒谷雅美くろたにまさみの2人が紙面をにぎわした。


 アイルランド大使賞を獲得した高之蔵諒たかのくらりょうと模範賞を獲得した南町大地みなみまちだいちは、影が薄くなってしまう。その他に、水田勇矢みずたゆうや山野弓やまのきゅう河津陽彦かわずはれひこ計7人の新人騎手がデビューする。


 元アイドルジョッキーで現在主婦ジョッキーの益田雪子ますだゆきこの現役女性騎手が先輩にいる。競馬学校2年生の時に厩舎実習ですでに顔を合わせている。その内何回か相談に乗ってもらった仲である。女性騎手の厳しさや心得を教わった。

 坂東調教師によりローカルの覇者、仲立栄一なかだつえいいちにより3場開催を利用する事の大事さを教わる。

 師匠である坂東調教師の管理馬は、条件馬が多くローカルや障害馬を抱えており、一般的なファンには見向きもされていない厩舎。そこへ、新人の女性ジョッキーを育てる。女性騎手というだけで注目は集まるが、厩舎の馬がレベルの低い馬ばかり。一般ファンからの指示は低いデビューになりそうだ。


 坂東は雅美にこう話した。


  「ウチの厩舎は、見ての通り馬の質が低いと世間から言われる馬たちだ。G1を走るような実力のある馬には乗せられないと思っていてくれ。ウチの厩舎に預けてくれる馬主さんは、競馬が好きなロマン派の人たちだ。個人馬主という奴だな。一緒に勝ちを喜びあえる人たちだからな。ただ、女性騎手を乗せるくらいなら男性の騎手を乗せて欲しいという人たちばかりでもある。男尊女卑はこの世界ではまだまだ強いからな。女性というだけで期待されないのが本音だ。だが、私はあの益田を超えるように育てたく思っている。私は雅美を育てるために多方面に声を掛けているところだ。雅美は馬に集中して騎乗するように心がけなさい。数だけは多く乗れるよう仕掛けて行くからな」


 とても力強い言葉を頂いた。騎手を育てることに力を入れてくれる調教師はそう多くない。ほとんどが、実力主義の社会のため調教師はレースで育てるよりも調教を重視することが多い。調教はとても大事であり、馬を育てるだけでなく騎手の生活を支えることにも繋がる。いつかフリー騎手になった時に、調教だけで生きていくことが出来る。レースだけではないのが騎手の仕事でもある。調教を数こなすことで、レースに騎乗する回数が増えることがある。そのための調教でもある。


 坂東のようなタイプは珍しい方である。2年前にデビューした箕輪輝聖みのわこうせいのように、中央・地方で精力的に騎乗することで勝ち星を重ねることが目標だ。高野元調教師のように各方面に声を掛け育てるようだ。


  「雅美。結果を残した者がこの社会で生き残る術だと私は思っている。馬に集中しなさい。メディア出演は私を必ず通しなさい。取り上げられて気をよくして消えていく騎手は多くいる。どうしても一言言わなくてはいけない場合、こう言いなさい。『一頭一頭向き合って良い結果になるよう努力します』と」


 雅美の実家は、競馬とは無縁の家ではあるが、兄と姉がおり全員競馬関係者である。兄は岩手競馬の水沢厩舎で厩務員を勤め、姉は岩手競馬の盛岡厩舎で騎手をしている。そのことから注目を集めやすくなるため、自分は自分だということをメディア向けに発信することで、努力を惜しまない人物なのだと植え付ける必要がある。少しでも軽い発言をすれば、ムラ社会のこの業界では「調子に乗ってる」と思われかねない。それを坂東は恐れているようだ。


 3月6日(土)の中京で騎乗が決まっている。騎乗回数は3競走。2レースの3歳未勝利ダート1000m、6レースの500万以下ダート1700m、10レースの寒狭かんさ川特別芝2500mに騎乗予定。自厩舎2頭と他厩舎1頭。


 レース前調教に騎乗する。2レース騎乗するピッカピカ3歳牝馬。これまで後ろでレースをして二桁着を繰り返す。この中京で一桁着になれば持ち馬にしてもらえると馬主さんから許可を貰っている。初めてのダートに僅かな期待。ただ、成長の遅いことの多い九州産駒。調教は言われたとおりに出来た。


 6レースは他厩舎のアワノラプンツェル牝馬の6歳。3歳未勝利を勝って以来未勝利。前の方でレースが出来れば残れる脚があるが、歳を重ねてズブくなっているのか前に行けなくなった。平坦コースを活かし生き残りを図る。ダメ元で今まで経験の無い女性騎手を起用されることとなった。


 10レースは自厩舎で外国産馬のタッチクールの牡馬5歳。3歳未勝利以降勝てていない。長距離出走も初めて。一瞬の切れに期待している。


 当日坂東も中京入りをした。自厩舎は、2レースと10レース。デビュー戦は雨の降る中京。ダート馬場は不良。芝は重。


 2レースの騎乗馬は、九州産駒のピッカピカ3歳牝馬。負担重量は51kg。枠順は1枠1番。デビュー戦にしては最高の枠順。前残りを期待しているため結果を残したい。

 ドキドキとワクワクが入り混じったデビュー戦。競馬学校では、基本に忠実な騎乗を求められたが今は見習い騎手ではあるが、騎手免許を取得したプロである。前日の金曜に師匠の坂東から助言があった。


  「雅美いいか。デビュー戦で必ず緊張するだろう。その緊張は、馬に必ず伝わる。とにかく勝ちに行け。誰にも邪魔されないように前に出ろ。逃げ残ろうとしなさい。いいね。出遅れですべてが終わる距離だ。利き腕は右手だからムチも右手に持ちたいだろう。しかし、左回りの中京。1枠1番でラチに詰められかねない。左手にムチを持ちなさい。ラチにぶつかれば馬は怯む。ぶつけないように走らせなさい。そのための左手なのだ。どの馬も生き残りに必死だからな。雅美も生き残りに必死になりなさい」


 とてつもなくプレッシャーを押し付けられた。しかし、下手に「無事に戻って来い」とか「レースを楽しんで来なさい」というような薄い後押しよりも「勝て」と言われ戦法も言われた。過去の映像を何度も見直し勝てる映像を見ることにしている。


 調整ルームでは外部の人との接触が禁じられる。この時間だけが坂東としっかりと話せる時間だ。調整ルームに入る前にデビュー戦だけ指示を与えられた。


 金曜の夕方には、調整ルームに入るため移動。

 同期は、南町大地みなみまちだいち山野弓やまのきゅうの2人。直接対決は無い。2人と話す。


  「大地くんと弓くんも来てたんだね。どのレースに乗るの?」

  「俺は1・5で2つだ」

  「僕は3レースだけよ」

  「いいよな。女というだけで3つも乗せてもらえるなんてさ」

  「先生が『お前を育ててやる』って2年生の頃から言われてたんだから」

  「そのモノマネ似てんの?」

  「そっか。いいな。僕なんて」

  「やめてよ。僕なんてって。そういうのは皆のいる前で言わないで!」

  「だよな。まだデビューもしてないのに後ろ向きすぎる」

  「ごめん。年上なのに。ごめんよ」

  「みんな怪我無く馬の故障させないようにがんばろ!」

  「なんか雅美が仕切ってるし」


 同期だから言える心地よさ。最後は笑顔で別れた。


 土曜朝。装鞍所へ。

 プロテクターなどの装具と鞍を持ち体重計へ上がる。51kg。クリアした。斤量のおもりは、鞍に取り付ける。雅美の場合体重が42.4kgなので、装具と鞍で3キロとして、鞍に取り付けるおもりは、5.6キロが必要になる。無事クリアした。

 小柄の雅美は余裕をもってクリアした。これが雅美の強みでもある。鞍は、馬へ装着されパドックの待機所へ移動する。待機所ではベテラン騎手らに声を掛けられる。


 「デビューか気を付けろよ。いきなり落馬なんてしたら大変じゃ」

 「他の人の邪魔だけはするなよ」

 「色々言われるだろうが気にするな。俺を勝たせたら馬回してもらえるようにテキ(調教師)に言ってやるぞ」

 「見て学べ。初日の新人はそれが仕事だ。勝とうとするとロクなことがないからな」


 雅美は一人一人に「ありがとうございます」と頭を下げ感謝の言葉を返す。ベテランから厳しい声を掛けられるが、それをいちいち鵜呑みにしていたらキリがない。適当に聞き流す。先輩騎手たちは笑顔で頭や背中を叩き送り出される。

 横一列になり一礼して騎乗馬へ駆け寄る。雅美の馬は、左奥にいる。めがけて小走りで駆け寄る。パドックでは、少し気が立っていたが騎乗すると落ち着きキリっとした顔つきになるピッカピカ号。汗は程よくかいておりやる気に満ちている。馬を引く厩務員が呟く。


  「雅美相性良いのかもしれんな」


 自分の人気が無いのは分かっているがやっぱり見たくなってしまう。オッズを見ると単勝128倍の13番人気。思いのほか馬券を買われている。そう。女性騎手ということでファンが応援馬券を購入していた。記念馬券という意味でもある。

 パドック周回を終え、地下馬道ちかばどうを抜け本馬場ほんばば入場。蹄鉄ていてつの音が鳴り響く。本馬場に入り厩務員から離れ返し馬はキャンターで。軽く走らせて気分を乗せる。ピッカピカは気分良さそうだ。ゲート奥で輪乗わのり。闘志をここでゆっくりと燃やす。間もなく本番なのだと理解していく場所でもある。雅美はポンポンと首を撫でながら周回。

 スタンドがザワザワし始める。スターターが歩いてきた。台に乗りせり上がる。赤旗を左手から右手に持ち替えた。赤旗をビッと振り上げるとファンファーレが鳴り響く。この瞬間が騎手も馬も気合が入る。だが、前のめりになってしまうと良いことは少ない。はやる気持ちをグッと堪えながら勝つイメージを持つことに必死だ。

 奇数番が次々にゲートに入る。ピッカピカ号は奇数番。気合が入っているピッカピカ号。すんなり入りたいところだが、少しゲートを嫌う仕草をする。鞍上の雅美もなだめてゲートへ促す。


   「今じゃないよ。ゲートに入ってからが勝負だからね」


 雅美の言葉に促されるようにピッカピカ号はゲートに入る。ゲートの中は、馬引きの厩務員とピッカピカ号と黒谷雅美が狭いゲートの中で待つ。これから偶数番が入るのだが、生き物のため思うように進まない。それでも無理にでもゲート入りさせる。隣の2番に人気のトップザパラダイス号と獺祭圭亮だっさいけいすけ。比較的落ち着いている雅美に。


  「なんや、余裕やな。邪魔だけはせんといてや。先のある馬やからな」


 ゲートの中なので、返事も頭も下げる必要はない。無視しても特に問題はない。ピッカピカは落ち着きスタートを待つ。未勝利戦を勝ち上りたいと多くの馬が集まる。フルゲートだ。ファン視線では、ゲートを嫌ってるかどうかくらいが注目されるがゲートの中でのやり取りなど注目する人は少ない。幸い、ファンから遠い向こう正面からスタートする。たったの1ターンで終わる短い距離のレース。間もなくゲートが開く。厩務員はゲートを離れ、スタート寸前である。雅美はピッカピカ号に言う。


  「初めてあなたとレースするけど、面白いことやって見せような。楽しみだ」


 ピッカピカはハミをガツンと噛む。


 ー スタート ー


 一瞬の静けさが横一線に広がる。息をのむ。ゲートがゆっくりと開く。それは、スローに見えた。グッと前に体を入れる。綺麗なスタートを切った。


  「よし」


 外から前に行こうとする有力馬たちを右目にし、左手でムチを3発入れる。出ムチだ。

 パチンパチンパチン

 ムチに応え加速するピッカピカ。右手は手綱を前後にしごく。右目に見えるのは外枠スタートの赤と黒の縦じまの勝負服が見えた。が無理をせず2番手で行くようだ。ピッカピカはスタート良く逃げに出た。ピッカピカ史上初の単独の逃げに出た。スタンドからざわめきが聞こえる。


 2馬身・3馬身と差が開く。どんな短距離でも息を入れさせるが、ピッカピカのやる気を失わせないようそのまま一気に3コーナーへ入る。遠心力で体が外に振られないようピッカピカにしっかりと足で挟み耐える。小回りの中京遠心力が強い。かなりのハイペースだ。これでは足がもたないとだれもが思う。ピッカピカの脚色は悪くない。

 4コーナーへ向かいローカルにしては長めの318mのストレートに入る。股下から後ろを見るとかなり離れているのが見える。雅美も気が入る。最後の直線に入る。まだ持ったまま。慌てない。早め仕掛けだけは控えたい。2番手に控えたイージンがするすると上がって来る。それは予想済みだ。

 ムチを左手から右手に持ち替え、行くよの合図。残り200のハロン棒の手前で、見せムチを入れさらに加速を促す。ピッカピカはもう少しでレースが終わることを察知し最後の頑張りをする。負けられない戦いの始まりだ。

 手綱を両手でしごく。右側からドドドドドド塊りが迫る。ピッカピカが怯み右に逸れそうになるも雅美の右ムチ!


  パチン!


 一発で姿勢を整えた。ラチ沿いに走れたので姿勢を整えやすい。

 雅美は必死に励ましもう少しもう少しあともう少し我慢して!!心の中で励ます。雅美も歯を食いしばる。

 残り100のハロン棒を過ぎこのままいけばと思ったその時、イージンアゲハが先に行くのが見えた。ピッカピカも雅美も確認した。負ける!ピッカピカの脚は終わった。ゴール手前で、4頭に抜かれた。5着入線。


 黒谷雅美のデビュー戦は終わった。果敢に攻めるも5着。掲示板には、5着のところに1の数字が。


 雅美は遠く感じた。目の前が白く霞む。涙じゃない。ピッカピカ号の汗による湯気。ゴール後こそ走っていたが、気づいたら闊歩かっぽしていた。


  「そうか。負けちゃったんだ。ピッカピカごめんね勝たせてあげれなくて。判断が悪かったんだ。もう少し溜めて逃がせばよかった。3馬身も引き離して。そこまでしなくても良かった。ごめんね。ピッカピカ」


 地下馬道に戻り装鞍所に戻り鞍を外す。坂東が寄って来た。


  「よくやった!」


 というと、背中を叩いた。痛い。すごく痛い。背中痛い。

 坂東は思いのほかよくやったと叩いたのはとても気持ちが入りすぎたため、雅美の身体はのけぞった。


  「痛ったーい!っ先生!なにすんの!」

  「あっ悪い。嬉しくてつい」

  「いや、こんなに上手く乗るとは思わんかった」

  「でも、先生前行けって言ってたよ?」

  「言ったよ。でもその指示通りに初めから行けると思ってないからな」

  「ひどい!言われたとおりにしたのに」

  「言われたとおりに出来るお前は大したもんだ」


 坂東は、ピッカピカの首にもポンポンと叩き褒める。ピッカピカも嬉しそうに首を何度も大きく振る。


  「馬主さんも喜ぶわ。まさかの掲示板だからな。北市さん喜ぶわ」


 まるで勝ったかのような喜びよう。良い形で、デビュー戦を終えた。

 ベテラン騎手らに言われた「邪魔するな」は逃げたことによりすべてクリアした。装鞍所で頭を叩かれたり背中叩かれたりと忙しく祝福される。


  「邪魔するなよって言ったけどお前さんほんまに邪魔せんかったな」


 隣のゲートにいた獺祭騎手。笑いながら祝福の言葉を伝えた。


  「獺祭さんありがとうございます」

  「次は負けんからな」


 待機所で話しかけた高森騎手


  「あんなハイペースで逃げたら脚がもたないと思って見てたからな。多分後ろにいた連中皆思ってたで。そしたら全然脚色落ちないから焦ったわ。でも最後色気出したやろ?」

  「色気?」

  「勝てると思ったんちゃう?」

  「あー。少し」


 首を傾げながら親指と人差し指で伝える。


  「だろうな。でもそれは最初の頃はあることだ。良く乗ったよ。あんな走る馬なんて知らんかった。あとで坂東さんに頼まんと」


 このあと6レースと10レースが控えている。惜しくも勝てなかったが、次につながる結果を残した。

 ピッカピカの上がり3ハロンは、37.3秒と16頭中15番目の遅さ。脚が終わっていたことがよく現れている。


 いつもより長めの短編小説を書いてみました。もっと詰め込みたい気持ちもありましたが、あまり長いとクドイかなと思って控えました。


 馬名や人物名は、モデルがいます。ひねりすぎてますが、詳しい人なら大体誰の事かはわかると思います。本文やあらすじに入れてませんが、26期生で察していただけると大体わかると思います。

レースは実際にあったものを使っています。天候も馬場もそのままです。

 違う点は、単勝オッズが若干売れたのと上がり3ハロンのタイムが悪化したくらいですね。


 女性騎手って華がありますが、華だけで終わるのは惜しいですよね。もっと黒い部分を出したかったのですが、短編では難しですね。それに、レースシーンを入れた方が魅力的かなと思いました。

 黒い部分は、半年くらい経過しないと出てこないでしょうから。


 最後に主人公のスペックを。


 名前:黒谷雅美くろたにまさみ

 年齢:17歳

 身長:145cm

 体重:42.4kg

 出身:山形県 上山かみのやま

 家族構成:父母は温泉旅館経営、父は競馬ファンでロマン派。兄は大卒の28歳岩手競馬の厩務員として水沢競馬場で勤める。姉は地方競馬学校卒の20歳。兄を追いかけて岩手競馬の盛岡競馬場の騎手。お兄ちゃん大好き。雅美は兄姉の影響で中央競馬の騎手として競馬学校を卒業した。

 所属厩舎:美浦みほ・坂東厩舎

 モデルになった人物:上山競馬場でアラブのダービーを勝ったレオグリングリンのジョッキーからヒントを得ました。

 

 坂東厩舎も架空でモデルはありません。

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