ちょっと休憩だ、問題ない。しかし、腹が減ったな。
今夜は一気に3話書きました。
ホント何も考えずに書く小説は本人にとっては面白いものだと思います。
いや~落ち着こうぜ? ちょっと久々に奥歯が割れるほど歯あ食いしばって石ころ1個を持ち上げたり落っことしてみただけじゃあないですかあ。やだなあ、フフフ。 …フフッ ぐすっ。
若い肉体を手に入れ「人生これからだ!」みたいなテンションだったアラフォーは半ベソをかきながら森の中で膝を抱えて体育座りをしておりましたとさ。
「よし!もう2時間は休憩したな。流石にHPも回復しただろうさ」
そう、これはゲームのようでゲームでない非常に生々しい残酷な世界のテーゼなのだ!
それにかの有名なダンジョニストのト〇ネコさんもHPが減ったら無暗に歩き回らず、その場で休憩しようって言ってたしなっ! アレ?王様の方だっけ? まあいいそんな事は。
「スタータス・オープン!」
サバ缶 状態異常:疲労、空腹感
しょくぎょう:ゴミひろい
HP: 3/5 (-2:空腹感)
MP: 3/3 (-1:空腹感)
そこぢから:1 (-2:疲労+空腹感)
じょうぶさ:0 (-2:疲労+空腹感)
みのこなし:1 (-4:疲労+空腹感)
かっこよさ:1 (+0:薄幸)
………。
「さっきよりも悪化してるじゃあねえか?! し、死んじゃうぅぅっ!」
アレか?もしかしてゲームみたいに寝ないとダメなのか?でも今寝たら、もう起きれないような気がする…(ゴクリっ)
「てーか空腹感とか!考えないようにしてたのにさあ~? ステータスボードの鬼畜野郎っ!!」
俺は残された力を振り絞ってステータスボードに正拳突きを放ち、そして深く息を吐き、一礼した。
何やってんだろ俺?本格的にダメだなコリャ。
「おし、食い物でも探すか」
というか職業が変わってたな? …石ころとか枝を拾ってたからか?
取り敢えずこの世界の職業はどっかの神殿に行かなくても大丈夫そうだな。
~2時間後~
「やべえ、全然食い物ないわ。驚くほどに!サバイバル舐めてた」
俺は今日寝泊まりするのに丁度いい洞穴を見つけていた。
ここまでで見つけたのは変な形と模様をした木の実が何個か。
あとは、茸は毒とかが怖いから止めといた。何か見た目食べられそうな草もついでに採ってきてはあるが…
「俺、今だけはベジタリアンになりたい気分だわ~。ま、とりま今日はコレで凌ぐとしよう。頂きます!」
イヤーどれも見たこともない形と色してるなあ。この世界の神様、趣味悪過ぎだよ?
…………。
「…!酸っぺええええええぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!?! ゲホっ!?」
「ぶっ!! しょっぱぁっ?! ナニコレ?! こんな塩分多過な植物存在していいのっ?!」
「にっげえええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ………!!(悶絶)」
「…? 何だ味がないn …辛っ?! ちょっ ゴホッ!ゴホッ ゴホ!ゴホ!ゴフォ」
俺は泣いていた。目の前にはまだ殆ど手がつけられていない貴重な食糧(仮)がある。
でも無理だ。このままでは食えない。既に俺の心は折れてしまった。
「いかん…このままでは本当に死んでしまうぞ。…この際、味を気にせず腹にいれないと。何かいい方法は… あ!」
俺は腰のベルトに吊っていたジューサーミキサーを見た。
「そうだコイツの出番じゃあねえか!」
そう叫ぶと俺は思わず相棒を両手で抱え上げていた!
ご~ま~〇~レ~♪