僕の恥ずかしいステータスを見て下さい
この小説はネタ小説です。
ストーリーなぞあってないようなものです。
この小説を読まれた方はデッ〇ライ〇ング2をプレイすることを強く推奨いたします。
改めて、僕の恥ずかしいステータスを見て下さい。
俺はその白い枠線が卑猥な黒い板の恥部をめくって見せつけた。
サバ缶
しょくぎょう:むしょく
HP: 7/7
MP: 4/4
そこぢから:3
じょうぶさ:2
みのこなし:5
かっこよさ:1
…流石にひでえと思ったけど?これってもしかして勘違いなんじゃあねえの?
例えばこれが100点満点のテストなら目も当てられない惨敗ぶりだが、10点満点だとしたら?
そこまで酷いとは言い切れないだろ?
というか無職はないだろお…せめて《なし》とかにしろよな!この歳で無職は心に響くんだよ!?
【底力】は素直に筋力のことだろうか。
【丈夫さ】は防御力とか体力かな。
【身の熟し】素早さとか器用さってところか。
というかあの似非関西弁の露出妖精!こういうのをキチンと説明してこそのチュートリアルだろーが!?HPが0になったら死ぬ?そんなん誰でも知っとるわっ!せめて戦闘不能にしてくれよ。優しくねー世界だなあ~。
【恰好良さ】は… 俺ってそんなにダサいかな? ダサいかも? うん。泣こう。
じゃあ早速実験だ。その辺に落っこちてる石を拾ってみよう。
「お、ちょうどいい手頃のサイズの石を八犬伝! これをどこまで投げられるとか、軽く感じるとかで自分の力をテストしてみよう。よっしゃあ!折角若い肉体に戻ったんだ!やったるぜぇっ!!」
そんなことを考えていた時が、僕にもありました…
「な、なんだこの石ころ?! くっそ重えええええええぇぇぇぇぁぁぁああっ!!↑」
石ころ如きを全然なげられるどころか、持ち上げるのもやっとだぞ?!どうなってんだあぁぁっ?!
既に俺は汗でビチョビチョになっていた。 か、体が熱いっ!
「ハァハァ… この石が異常なのか?」
石を同じ石に落としてみる。割れた。
破片をけっとばしてみる。フツーに転がっていく。どういうこと?
「落ちてた小枝も極普通の単なる枝だ。ただ重い感じはするな? イヤ、俺の力が極端に弱くなってんだ…!?」
さっきジャンプした時もなんか違和感があったな。流石にアラフォーだった頃でもあそこまで息が上がったり、地面が硬すぎて足が痛くなったりはしなかったと思う…
俺はもう一度ステータスを確認しようとした。
サバ缶 状態異常:疲労(運動不足)
しょくぎょう:むしょく
HP: 4/7
MP: 4/4
そこぢから:2 (-1:疲労)
じょうぶさ:1 (-1:疲労)
みのこなし:3 (-2:疲労)
かっこよさ:0 (-1:見苦しい)
恰好良さがついに0になった! 終わりだ。
というか俺はそんことがどうでも良くなるほどのヤバいことに気づいた。
HPが減ってるじゃねえか…




