ザ・スムージー
この小説はネタ小説です。
ストーリーなぞあってないようなものです。
この小説を読まれた方はデッ〇ライ〇ング2をプレイすることを強く推奨いたします。
うわわわ!? ば、爆発する!!
ズギャアアアアアアアアアン!!!!
閃光が迸り、世界は真っ白になる。 嗚呼、こうして宇宙は誕生した。
『おい!オッサン!? アレはどないしてくれるんじゃあっ!!』
俺はインチキ妖精の怒号で正気に戻る。
そして目の前にあったものは… ゴクリ。
やはり、ソレは単なるジューサーミキサーであった。
なんという神々しい無駄エフェクトの演出なんだ。この世界は派手好きなのか?
イヤ、待てよ? なーんか買ったときのディスプレイのデザインと違うなー。
パチモンっていうかぁ、なんか容器の部分も淡く光って明滅してるような…?
『あーもう。けったいなもん持ち込みくさりおって。異世界転移に耐えられるんはスマホ。サイフ。家の鍵。アメちゃん。ハンケチ。ゲー〇ボ〇イって決まっとるんやぞ!』
へーそうなんだ。てかゲー〇ボ〇イって異世界に持ってこれるんだ? 電池は?
『だああっ!バグでマジックアイテムになっとるでコレ。ウチ、知らんで?』
「マジックアイテム? ジューサーミキサーが(笑)」
俺はマジマジと手に取って眺める。
『笑い事ちゃうで。どエライ激ヤバアイテムやったらどない責任とるのや? まあええわ。運よく説明書が付いてるみたいやから、サッサと読みぃや!』
「ホントだ。うーん、どれどれ?」
《ザ・スムージー:この神話級マジックアイテムのお取り扱い方法については、同小説の 異世界ミキサー 【登場キャラ・他紹介】※ネタバレ注意 に詳しく表記されておりますので気になる方はソチラをご参照ください。》
おお、メタいな。メタ過ぎるぞこの説明書…
『まあメタいのは頂けへんけど、要するにオッサンしか使えない上に、単なるミキサーに変わりはないわけやろ? ならソレはオッサンが持っとき。餞別や』
異世界の初期の所持品がジューサーミキサーとか。 笑える。
『さて早速チュートリアルいくでぇ!! ウチもちゃっちゃと終わらせて帰りたいんや』
へいへい。 いいもん! なんたって俺にはこの伝説のジューサーミキサー。ザ・スムージーがあるんだからねっ!!
アレ? ここ笑うところだぞー。