61日目(日本)
今日はアケミおばさんが同僚を連れてきている。
「アケミさんの同僚のカンダと言います。
よろしく」
あれ?
同僚というからてっきり女性かと思っていたら男性だった。
40代の後半くらいだろうか。
なんだろう……
あんまりおっさん感は無い。
渋くてかっこいいな……
……ていうか騎士団長にすっごい似ている。
顔や声がそっくりだ。
筋肉こそ騎士団長ほどは無いが、身長もほぼ同じくらい。
ただ、騎士団長のほうがちょっと若いか?
「カンダさんは私の上司で良くしてもらってるのよ」
アケミおばさんがニコニコしている。
あれ?
もしかしてそういうこと?
「カンダさん、調子の悪いところって腰のこの辺?
あとは首?」
カンダさんは、腰のあたりをさする。
「あぁ、この辺りだよ。
しかし、怪我人に見せて失礼じゃないのかい?」
「いいわよね、ケン?」
「……………………」
僕はうなずく。
というより、うなずくしかない流れだ。
アケミおばさんが、首も見せようとする。
首には小さなホクロが3つ並んでいた。
「キミが治ったのだって他に何か理由があるんじゃないか?
例えば、ちょうど整体に行った日だったとか」
「それが何もしてないのよ」
う〜ん……
とりあえずあれだな、まだ【ヒール】はやめておこう。
使うにしても帰りがけだ。
それまではいつものように【ストレージ】【炎魔法】【水魔法】だ。
それからカンダさんがどんな人なのか、アケミおばさんが話してくる。
やっぱあれだよな。
ただの同僚ではないよな。
腰を治すってのもそうだけど、僕に紹介するって感じだ。
もしかしたら、2人は付き合っているんだろうか。
カンダさんはいい人そうだし、そうだったら良いなとも思う。
何より騎士団長は人格者だしな。
まぁカンダさんには関係ないけど。
「じゃぁ今日はこのへんで帰るわね」
「では失礼するね」
よし!
今だ!
【ヒール】!
【ヒール】!
僕は首と腰に【ヒール】を使っていく。
これでなんとかなったかな?
そして今日もまだまだスキルと魔法を鍛えるぞ!
狭間圏
【聖職者:Lv18】
HP:157/157
MP:476/434(↑+3)【聖職者:+38】
SP:2/39(↑+3)
力:21
耐久:34
俊敏:36【聖職者:−2】
器用:14
魔力:28【聖職者:+30】
神聖:61【聖職者:+35】
【魔力操作:Lv36(↑+1)】
【炎魔法:Lv28(↑+1)】
【水魔法:Lv23(↑+1)】
【マルチタスク:Lv19(↑+1)】
【ストレージ:Lv7(↑+1)】
【etc.(18)】




