４５日目（日本）
病室では、今日も【見習い魔法士】と【見習い聖職者】のジョブを変えながら【炎魔法】と【回復魔法】を繰り返す。
一応、【炎魔法】と【回復魔法】を同時にやってみようと思うが、どうにも不可能な感触しか無い。
とりあえず、【炎魔法】で複雑な炎を出せるようには訓練しておく。
僕は魔法を使いつつ、昨日のステータスについて振り返る。
【盾】のスキルを習得することができた。
後半盾の使い方が良くなったのは、スキルを習得した影響だろう。
盾の扱いに慣れる前、前半は割とギリギリの戦いだった。
しかし、あの高揚感はなんだったのだろうか。
思い出すと今でも気持ちが高ぶる。
異世界は現代日本よりも死がより身近だ。
基本的に、安全に行動するべき。
わかっている。
それはわかっているんだ。
クレスたちのご機嫌をとり、治療所で回復を続け、道具屋でホーンラビットを安全に狩る。
これが正解なんだろう。
そうするべきなんだ。
でもダメだ。
それじゃ耐えられない。
クレスたちに屈することが？
いや、違う。
彼らにはむしろ感謝している。
あれほどの高揚感はこれまでの人生であっただろうか。
治療所へ行けば、おそらくまた彼らに絡まれるだろう。
本当はすぐにでもそうしたい。
でもそれもダメだ。
もっとHP、耐久を上げなければ、クレスの攻撃を満足に受けることもできない。
彼らに失礼だ。
異世界でのステータス上昇は効率が上がった。
問題があるとすれば、金銭的なほうだろう。
これも強くなればいずれ解決する。
それまでに所持金が尽きないようにするしかない。
病室での修行効率は圧倒的に良い。
ただし、もう少し魔力と神聖を上げたいところだ。
明日の狩りは、【見習い聖職者】【見習い魔法士】を少しは上げておこう。
僕は明日の狩りのことを考えながら【炎魔法】と【ヒール】を交互に続けた。
狭間圏
【見習い聖職者：Lv0】
HP：85／85（↑＋10）
MP：251／251（↑＋6）【見習い聖職者：＋10】
SP：8／8
力：16【見習い聖職者：−5】
耐久：14【見習い聖職者：−5】
俊敏：25【見習い聖職者：−10】
器用：11
魔力：21（↑＋1）【見習い聖職者：＋5】
神聖：31（↑＋3）【見習い聖職者：＋10】
【魔力操作：Lv15（↑＋2）】【炎魔法：Lv11（↑＋2） ファイアボール：Lv0】【風魔法：Lv21 エアカッター：Lv7】【水魔法：Lv1】【回復魔法：Lv15（見習い聖職者＋5）（↑＋2） マイナーヒール：★ ヒール：Lv4（↑＋3）】【体術：Lv1】【短剣：Lv3 ガウジダガー：Lv2】【炎耐性：Lv5（↑＋2）】【盾：Lv0】
