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156日目 日本

ズズズ……

本日は地下室の拡張中である。

僕は全ての【魔導合成魔法陣】を発動させると、【土魔法】で地面を掘り続けている。


昨日、ギルドで魔物の血液と骨の採取を依頼しておいた。

目的は【魔石生成】だ。

少し前に、【錬金術】の【魔石生成】を習得している。

魔石は、基本的に魔物からドロップするものであるが、魔物の血液と骨を材料に【魔石生成】のスキルを使えば自力で作成することも可能だ。

材料は、血液と骨でなければならない、という訳ではないと思う。

思う、というのはあくまでも【魔石生成】を使った時の感覚だ。

だからおそらく魔物の死骸であれば魔石の材料になるだろう。

しかし、魔物の皮や肉は需要があるため、魔石にするのはもったいない。

だから捨てられてしまう血液と骨を依頼したわけだが、まぁ変な目で見られたよな。


ズズズ……

【土魔法】のレベルもそれなりに上がっているからな。

6畳くらいの空間なら、そこまで時間はかからない。

そして、そこからさらに地面を掘り下げ穴を掘っていく。

部屋の周囲1メートルくらいを残し、深さ50cmほどの穴つくる。

さらに、穴の周りは陶器のようにしっかりと固めていく。

よし、こんなもんでいいか?


ドシャ……

そこに【魔力庫】と【ストレージ】に限界まで入れた魔物血液と骨を入れていく。

ちょうど全部埋まるくらいの体積だな。


よし、【魔石生成】!


どす黒い魔物の血液と骨の一部が光りだす。

量が多すぎて、素材の一部しか魔石になっていないな。

僕は穴の周囲を周り、別のところにも【魔石合成】を使っていく。

あとは放置すれば徐々に魔石になっていくだろう。

ただ、量がすごいからな。

定期的に発動させないと、材料が残ってしまうだろう。


しかしこの空間は不気味だ。

光を放つ数々の魔法陣、そしてこちらも淡く光る魔物の血液と骨。

地獄の儀式のような光景だ。

絶対に人に見つかってはならないな。










【魔石生成】にかなりの時間がかかっている。

というのは、そんなに放置できないのだ。

一度【魔石生成】を発動すると、素材が魔石に変わる。

変わるまでの時間はおよそ10分程度だ。

10分くらいすると、小さな魔石ができる。

出来上がった魔石は、魔物の血液の中だから、すぐに取り出せないわけだが、【空間魔法】でおおよその大きさがわかる。


魔石の大きさは結構小さい。

合成しなくてもギリギリ使える程度だ。

錬金塔から合成用に渡されるものよりは大きいが、魔法はそれほど入れることはできないだろう。

ひたすら【魔石合成】をして、【魔導合成魔法陣】のほうにも、定期的にMPを補充する。

まさに魔石工場である。


夜になっても全ての材料を魔石に変えることができていない。

しかし、異世界から持ってくる魔物の血液と骨の量は減らさないほうがいいだろう。

【魔石生成】のレベルもどんどん上がっているからだ。

生成スピードは上がっていないのだが、出来上がる魔石が大きくなっている。

そして、材料の消費スピードは上がっているな。

これならそのうち、異世界からの材料の量よりも、消費スピードの方が上がっていくだろう。

PCが壊れ、書き溜めが飛びました。

それはまだ良いのですが、ステータスを管理していたExcelも飛んでしまい、復旧の目処がたっていません。

申し訳ありませんが、しばらくステータス表記無しで進めます。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 日本でも体が動けるようになってさらに面白くなってきました! [一言] 頻繁に更新してamazonラノベランキング上位作品と同じ位のブクマ10倍にしたら、ランキング上位も十分狙えるな良い作品…
[一言] データぶっ飛びは痛い。2巻が無事刊行できるかちょっと心配。 田舎の民家で金塊発見は厄介な人間を招きそうだし、地下の巨大空間は悪用できそうな反社人間に魅力的な物件。夜中寝てる間は無防備だし、…
[一言] PCのディスクが無事なら取り出して市販のケースに突っ込めば大体読めたりします。 大変な中更新ありがとうございます。
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