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115日目(異世界)

「今日はどんどん進んでほしい」

「ん?

あぁ、別に構わないぜ」


今日もショーンと二人でノゥヴ湿地へ来ている。

僕はある考えがあって、昨日よりも奥へ進みたい。

昨日は、僕がゲロをかぶった状態を保っていたため、狩場をそれほど進んでいない。

狩場の浅いところでは、リバースフロッグの黄色しか出てこない。

少し奥へ行くと、赤が出てきて、さらに奥で緑が出るらしい。

最奥で、ボスと全種類のリバースフロッグが出るらしいので、今日は緑のところまでは行きたい。


最初に黄色のリバースフロッグの出現エリアまで来る。

「じゃ、倒しちまっていいのか?」

「うん、いいよ」

今日に関しては、奴らの嘔吐物をかぶらずに進む。

MPをある程度温存したいので、僕は見てるだけだ。


そんな感じでサクサクと進んでいく。









「おい、緑がいたぞ。

どうすんだ?」

「ぁ、じゃぁ2、3匹残して、やっつけちゃって」


「了解」

ショーンは颯爽と駆けていき、近くの数匹を残して殲滅していく。


残ったうち一匹がこちらを見ている。

ターゲットは僕になったようだ。


リバースフロッグの腹が膨れ上がり、膨らみがどんどん上へあがっていく。

くるぞ……


「ゲボォッ!」


「それ!」

僕はタイミングを見計らって、【魔力庫】を発動させる。


「よし!」

うまくいった。

ヤツのゲロを【魔力庫】に入れることができた。


僕は残った数匹のリバースフロッグと距離を保ちつつ、ヤツのゲロをひたすら【魔力庫】に入れていく。


「これくらいでいいかな」

「……なぁ、それ、どうする気だ?」

ショーンがどんよりした表情でこちらを見る。


「もちろん、耐性強化に使うんだよ」

「…………(嫌な予感しかしねぇな)」









帰りも赤と黄色のリバースフロッグのゲロを、大量に【ストレージ】と【魔力庫】に収納していく。

昨日よりも大量のリバースフロッグを倒したわけだが、僕がゲロをかぶっていないため時間帯は早い。


それからノゥヴ湿地の奥には、状態異常を引き起こす植物があった。

黄色、赤、緑の花が沼地にあり、それらが状態異常を引き起こすらしい。

どうやらカエルの色と対応しているようだ。

それらの植物があれば、耐性を強化できる。

また、道具屋でも需要があるので、回収していく。


その後ポータルを使って、街へと帰る。


「んで、それどうすんだよ……」

「この辺りで、ひとけのないところってある?」


「そんなのいくらでもあるだろ。

何をすんのかわかんねぇけど、一応クラールに聞いてみるか」

「そうだね」











「ひとけのない場所?」

「そうだね、できれば魔物は出ないほうがいい」

「…………(やっぱり嫌な予感しかしねぇな)」


「だったら、東の森がいいかもね。

わりと近いし、魔物も出ないよ」

「じゃあ行ってみよう」









少し歩いて森に来る。

ここは特に魔物も出ないし、かといって有用な植物や食料も無い。

安全なので、そのうち人が住み始めるかもしれないが、今はまだ未開拓の地だそうだ。


「じゃ、この辺りでいいかな」

僕は土魔法で地面に穴を掘る。

大体人一人くらいが入れる大きさで、腰掛けられるように、段差を作る。


「………………」

ショーンがジトッとした目で見てくるが、気にせず作業を進める。


一度穴に入って、腰掛けてみる。

ちょうど首から上が地面から出る。

完璧だ。


さらに土魔法を使い、穴の表面を陶器のような素材に変化させていく。

おぉ、【土魔法】のスキルが上がっているため、なかなかに自分の思い通りに形状をつくることができている。

さながら地中の浴槽だ。


「なぁ……まさかと思うけど、それにアレを入れて入る気か?」

ショーンは顔をひきつらせて、僕に聞いてくる。


「そうだね」

「?」

クラールは昼間僕が魔力庫にリバースフロッグの嘔吐物を入れたことを知らないので、なんだかわからない様子だ。


「おい、クラール……

ケンが始める前に離れたほうがいいぞ……

アレにゲロを入れるらし……」

ザッ!


ショーンが話し終えるか終えないかくらいのタイミングで、クラールが消える。


は、速い!

ウーリュウくらい速かった気がする……


「それじゃ、緑のリバースフロッグからいってみよう!」

「えっと……俺も帰っていいか?」


「ぁ〜……もし動けなくなったら頼むよ」

「ぉ、おぅ……(クソ……完全に逃げ遅れたな)」


ドシャァッ!

僕は地中の浴槽にリバースフロッグの嘔吐物を入れていく。

浴槽は小さくつくっているので、あっという間に一杯になる。


「おぞましい……絵だぜ……うぷっ……」

ショーンが顔をそむける。


僕は服を脱いでパンツ一枚になる。

「おい……なんで脱ぐんだ?」

「多分、直に浴びたほうが身体に負荷がかかるよね」


「正気かよ……」

「もちろん正気だよ。

僕だってできればこんなことはしたくない。

だけど強くなれるなら……」


「だったら、その表情なんなんだよ……

うぷっ……

いいや、なんでもいいから早く始めてくれ……」

ん?

表情についてはよくわからないが……


とりあえず入ってみるぜ!









「おいケン!

もういいだろ!

そろそろ起きろ!」


……ん?

頬が痛い。

棒状のもので突かれているようだ。


「ん?」

ダメだ……

意識がもうろうとする。


「おい!

緑のリバースフロッグの状態異常は睡眠だ!」

「うん……おやすみ……」


僕は浴槽で爆睡したのだった……


狭間圏はざまけん

【補助魔法士:Lv20(↑+8)】

HP:319/345【補助魔法士】:-26

MP:3/807【補助魔法士】:+40

SP:6/327

力:38【補助魔法士】:-16

耐久:102(↑+1)【補助魔法士】:-16

俊敏:57【補助魔法士】:-16

技:29【補助魔法士】:-16

器用:51

魔力:74

神聖:127

魔力操作:123【補助魔法士】:+20

【土魔法:Lv33(↑+1) 創造:Lv25(↑+1)】

【回復魔法:Lv83(↑+1) オートヒール:Lv40】

【ストレージ:Lv54(↑+1)】

【HP降下耐性:Lv9(New ↑+9) MP降下耐性:(New ↑+9) SP降下耐性:(New ↑+9)】

【睡眠耐性:Lv9(New ↑+9)】

【etc.(69)】

誤字報告ありがとうございます。


汚い話で申し訳ございません。

汚いので、一部カットしようか悩みましたがそのまま投稿しました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 酷い絵面だ…((((;゜Д゜))))))) 爆笑がとまらねぇぇぇぇぇl…
[良い点] これはひどい
[良い点] あまりにも汚い(褒め言葉)
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