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139/312

98日目(日本)


昨日は結局本戦の1回戦で負けてしまった。

他の試合も見たが、どの相手でも今の僕が勝てそうな人はいなかったな。

悔しい気持ちはあるが、負けてしまったことよりも、それにより他の人と戦えないことのほうが悔しい。

試合は見ているだけでもある程度勉強になるが、実際に闘うと得るものも多い。

自分の背中に【ウィンドスマッシュ】を撃って一気に距離を詰めたのも、今の僕にとっては悪くない戦略だったと思う。

慣れていないので、バランスが崩れた。

直撃できなかったのは俊敏のせいもあるが、不慣れなせいもあっただろう。

もっと【風魔法】を自在に使えるようになれば、低い俊敏をカバーできるかもしれない。


そして、昨日から始めた【パーセプション】の変形を練習する。

と同時に、勉強もする。

【文書】のおかげで、数学の勉強も多少はできる。


!!


【文書】に違和感を覚える。

この【空間魔法】は僕にしか見ることができない。

だけど、なんだろう。

この感覚。

いけるな。

他人に見えるようにできる気がする。


僕はベランダに集まってくる鳥を待つ。

今日もやってくる。

いつものように、一通りの【補助魔法】をかけると、鳥の目の前に【文書】を発動させる。

鳥の目の前に、黒いスクリーンが現れる。


ノーリアクションだ。

今は見えていない。


こうかな?


僕は鳥に【文書】を見せようとする。

すると……


バッ!


バサバサバサッ!


すべての鳥が驚いて飛び去ってしまった。

これはあれだな。

鳥に見える、というより誰にでも見えると思う。

【文書】の目の前の鳥以外も驚いて飛び去ってしまった。

すべての鳥に見えていたと考えて間違いない。


おそらく【文書】のレベルが上がったことで、任意に出現できるようになったんだ。

しかも最初はB5くらいのサイズ一枚だったが、今ではB5サイズが4枚分くらいになった。

ページの切り替えもできる。


次に、【文書】の発動範囲だ。

これは、同じ【空間魔法】である【パーセプション】と同範囲だ。

つまり、【パーセプション】を自分中心の球から変形させ、細く伸ばせば、その先の相手に【文書】を見せることが可能だ。

【パーセプション】を本気で鍛えれば、ある程度遠くの相手にも【文書】を見せることができると思う。


そして僕は悩む。

受験で【文書】を使うべきだろうか……


狭間圏はざまけん

【風使い:Lv42】

HP:297/306(↑+1)【風使い】:-9

MP:721/659(↑+8)【風使い】:+62

SP:4/163(↑+3)

力:28

耐久:81【風使い】:-6

俊敏:44【風使い】:+18

技:20

器用:25(↑+1)

魔力:70【風使い】:+24

神聖:115

魔力操作:90(↑+2)【風使い】:+57

【風魔法:Lv78(↑+1) 風刃:Lv35(↑+4)】

【回復魔法:Lv64 リヒール:Lv18(↑+3)】

【補助魔法:Lv55 マナエイド:Lv32(↑+1)】

【空間魔法:Lv31(↑+2) パーセプション:Lv43(↑+2) 文書:Lv10(↑+4)】

【マルチタスク:Lv60(↑+2)】

【毒耐性:Lv30(↑+2)】

【ストレージ:Lv41(↑+1)】

【毒草生成:Lv22(↑+3) 薬草生成:Lv13(↑+2)】

【etc.(39)】

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― 新着の感想 ―
[一言] 文章が見える・・・ちょっとした目隠しやかく乱に使える?
[一言] 少年【文書】も自分の力だ使うのだ。
[一言] ガチなカンペを作れる頃にはしっかり憶えてて不要になってそう
感想一覧
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