35日目(異世界)
本日2回目の投稿です。
1話目まだの方はそちらからどうぞ。
朝恒例のステータス確認をする。
狭間圏
【ーーーーー】
HP:27/27
MP:158/158(↑+27)
SP:2/2
力:8
耐久:5
俊敏:8
器用:6
魔力:8
神聖:3
【魔力操作:Lv4(↑+1)】【炎魔法:Lv1】【風魔法:Lv14(↑+2) エアカッター:Lv3】
成長がやや鈍化しているけど、上がっている。
今日からは、自分でギルドへ行き、ホーンラビットを引き取ることになっている。
僕はギルドへ行き、ホーンラビットを引き取ると、明日も1匹は捕獲、1匹は素材収集で依頼を出しておいた。
道具屋へ行くと、いつものようにカルディさんが待っていた。
「やぁ、おはようございます」
「おはようございます!」
カルディさんに、ホーンラビットの角を折ってもらい、足かせを二つつけてもらう。
「今日から、私はここまでにしますね。
そろそろ店番をしないと、妻と娘に小言を言われてしまいそうです」
「はい! お忙しいところありがとうございました」
「ただ、角を折るのは、もう少し力が上がってからでないと厳しいでしょう。
だから、今日のように、朝こちらへホーンラビットを持ってきてください」
「わかりました」
そう言うと、カルディさんは店に戻っていった。
本当に世話になりっぱなしだ。
いつか恩返しをしないと……
「シギャァッ!!」
そんなことを考えていると、ホーンラビットが突進してくる。
今日は、昨日よりも俊敏が上がっているため、さらに余裕がある。
昨日と同じように【エアカッター】を撃ち込み続けると、午前中には倒してしまった。
金銭的な制約があるから、ホーンラビットは一日一匹だ。
早く倒せたのは成長しているからでいいんだけど、これはこれで効率が悪いな……
とりあえず、さっき倒した一匹と、素材の方でギルドからもらった一匹を道具や奥へ運んでいく。
「おや? もう終わったんですか?」
「そうなんです。
とりあえず、昨日教えていただいた解体をしようと思いまして」
「そうですか……よし!
明日からは足かせを一つにしましょう」
「わかりました!」
僕は自分のレベルアップを噛み締めながら、解体作業をする。
二匹の解体と加工の作業は思ったより時間がかかった。
作業を終える頃には夕方だ。
「では、肉の方はこちらで引き取ります。
明日また頑張りましょう」
「はい、ありがとうございました!」
僕は宿屋へ帰ると、身体を拭き、夕食を摂る。
300セペタで一泊二食付きは破格の値段らしい。
これも、カルディさんのおかげだ。
今の所持金は、34190セペタだ。
こっちの世界へ来て、一日二食にも慣れてきた。
まだまだ自分でお金を稼ぐことができないので、できるだけ節約したい。
そんなことを考えながら、【炎魔法】で残りのMPを消費しておく。
そして、今日も寝ながら【魔力操作】の訓練をし、ステータスを確認しておく。
狭間圏
【ーーーーー】
HP:27/27
MP:2/158
SP:2/2
力:8
耐久:5
俊敏:9(↑+1)
器用:6
魔力:9(↑+1)
神聖:3
【魔力操作:Lv4】【炎魔法:Lv1】【風魔法:Lv15(↑+1) エアカッター:Lv4(+1)】
少しずつだけど、ステータスが確実に上がっていく。
よし、明日?も病室で【風魔法】の訓練だ。