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87日目(異世界)


今日も朝から訓練所で魔石の生成だ。

【オートヒール】の魔石を3つほど生成し、1つは僕が装備する。

回復職が【オートヒール】の魔石を装備することでパーティー全体の生存率が上がる。

さらに僕の場合、自分自身の【オートヒール】と魔石の【オートヒール】が発動する。

【盾戦士】のジョブもカンストしたことで、狩場が第三戦線のようなところでなく易しいところならばタンクもいけそうだ。

教会での子供たちへの同行も、今なら僕一人でもいけそうだ。


ちなみに魔石の生成と並行して、ポーションと毒薬の生成もしている。

地味にではあるが、生産系のステータス、スキルが上がり、お金ももらえている。


そろそろ【薬師】のジョブも上げておきたい。

午前中は第三戦線で狩りだ。

今日は【薬師】【風使い】【魔法士】を上げておこう。









午前中の狩りだけで、ジョブレベルが結構上がった。

相変わらずここの効率はかなりいい。

【薬師】が13から21、【風使い】が16から24、【魔法士】が25になった。


それから昨日自室で習得した【辻風】という【風魔法】を使ってみた。

半径1メートル、高さ3メートル位の旋風ができ、スライドして動かすことができる。

旋風が敵を切り刻む魔法で、初めて習得した範囲攻撃魔法だ。


ただし、威力はまだ微妙だった。

少なくともレッドクロコダイルにはそれほど効いていない。

さらに消費MPも結構ある。

おそらくある程度までスキルレベルを上げないと使い物にならないだろう。


そしてクラールは【盾戦士】がカンストしたらしい。


その後は少し休憩し、訓練所で耐性の修行だ。


「それじゃケン、今日も頼むよ」

「わかった。

ファイアアロー!」


僕はクラールに【ファイアアロー】を撃ち込む。


「もうすぐ僕も【炎耐性】が20だ。

並行して【挑発耐性】もつけてしまおう」









クラールの【炎耐性】が20になり、僕は【炎魔法】を撃つ必要が無くなった。

【挑発耐性】のほうはというと、【炎耐性】に比べてスキルが上げやすい。


【炎耐性】の場合、僕かクラールが炎属性の攻撃をし、それを受ける。

その後回復をしなければならない。

MP消費もあるし、ひたすら続けるのは結構精神的にきつい。

僕としては、この精神的にきついのが修行をしているって感じがしていいのだが。


それに対して【挑発耐性】は回復の必要もなければ、消費SPも低い。

何度も繰り返しできる。

三人ともあっというまに【挑発耐性】が10になってしまった。


ただし、修行としては圧倒的に地味だった。

ひたすら注意がいかないように我慢するだけだ。

発動する【挑発】や【アピール】も身体が光ったりするだけだ。


そして【挑発耐性】は10を境に上がらなくなった。

どうやら【挑発】や【アピール】ではこれ以上上げるのが難しいらしい。


「ふぅ……

やっと終わったね」

「あぁ、俺はあんまりこういうの向いてねぇな。

がっつり攻撃してぇよ」

「ぉ!

それなら僕の【水耐性】上げてよ!

みんな【炎耐性】も20になったし今日はMPが残ってるんだ!」


「おぅいいぜ!

おいクラール!

どうせならお前の属性攻撃で【光耐性】とかもつけちまおうぜ」

「そうだね、ケンのMPが切れるまでできることはやっておこう」


ショーンが僕とクラールに水属性攻撃、クラールが僕とショーンに光属性攻撃、僕が全員に回復魔法という役割だ。


「じゃあ僕はジョブを【魔弓士】にするよ」

「おい、ケン。

【魔弓士】のあいつはやばいぞ。

ちゃんと防御しないと死ぬかもしれないからよく見ておけ」

「それは怖いな……」


「お前さ、そういうこと言うとき嬉しそうだよな……」

「ぇ?

そうかな……?」


そう言えば、【魔弓士】状態のクラールの攻撃を見たことがない。

【盾戦士】は技に補正がついていなかったと思う。


「おいクラール、まずは俺からやる。

撃ってくれ!」

「それじゃいくよ。

【ホーリーアロー】!」


バシュッ!

まばゆい光の矢が放たれ、光の線が螺旋状に矢を追いかける。

ショーンは盾で矢を受け止めると、身体が白く発光する。


「いってぇ〜……

これが光属性か。

盾で受けてんのに、身体の中から攻撃されてるみてぇだな」

「そうなんだね。

僕は自分で受けたこと無いから知らなかったよ」


「おぉ!

僕にも!僕にもお願いします!」

「大丈夫だよケン、まだSPはあるから」

「なんでお前敬語になるわけ?」


その後しばらく耐性修行が続いた。


狭間圏はざまけん

【盾戦士:Lv★】

HP:392/262(↑+5)【盾戦士】:+130

MP:12/576【盾戦士】:-10

SP:21/115(↑+2)

力:25

耐久:64(↑+1)【盾戦士】:+65

俊敏:37【盾戦士】:-15

技:16

器用:14(↑+1)【盾戦士】:-20

魔力:52(↑+1)【盾戦士】:-5

神聖:97(↑+2)【盾戦士】:-5

魔力操作:63【盾戦士】:-15

【炎魔法:Lv39(↑+1) ファイアボール:Lv12(↑+1) ファイアアロー:Lv6(↑+2)】

【回復魔法:Lv53(↑+1) ハイヒール:Lv15(↑+1) エリアヒール:Lv11(↑+1)オートヒール:Lv19(↑+1)】

【盾:Lv17(↑+1) ガード:Lv11(↑+1)】

【水耐性:Lv4(↑+2)】

【光耐性:Lv1(New ↑+1)】

【痛覚耐性:Lv3(↑+1)】

【挑発耐性:Lv10(↑+7)】

【毒薬生成:Lv10(↑+1) ポーション生成:Lv9(↑+1)】

【etc.(30)】


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― 新着の感想 ―
[一言] 主人公がオートヒールの魔石を使えるのは違和感がある。 主人公が魔石にオートヒールを補充してる時はダメージを負ってるわけで、補充出来て使用もできると矛盾が発生してると思う(´・ω・`) MP切…
[一言] 嬉しい範囲攻撃【辻風】だが、高さ3mは日本の住宅事情だと家の中での練習は難しそう。
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