表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

104/312

82日目(日本)


今日も朝から【風魔法】で空気の圧縮と【エアスマッシュ】の訓練をする。

そして自分に一通り補助魔法をかける。


【ハイヒール】を自分に発動させようとする……

が、発動しない。

やっぱりダメだ。

【ハイヒール】では動けない状態を回復することはできない。

やっぱり部位欠損を治療するレベルの回復魔法ではないようだ。

そうすると、さらに上位の回復魔法が必要になる。

ここから先は長そうだ……


そして補助魔法について考えていたことがある。

人間以外にも効くのか、ということだ。

回復魔法はおそらく効く。

戦闘中に【エリアヒール】を使うと、その範囲にいる魔物も回復してしまう。

人間だけでなく動物にも効くだろうと思われる。


それで補助魔法はどうかというと、いけそうな気がするわけだ。

今僕の部屋はマンションの3階だ。

朝になると、ベランダにはチュンチュンと鳥がやってくる。

そこで、【プロテクト】をやってみようと思う。

というのは、さすがに人間相手だと急に体の調子が良くなり、明らかに怪しまれる。

動物なら問題ないだろうと思う。

僕は【魔力操作】で窓の外の鳥たちに【プロテクト】をかけてみる。


2匹同時にいきたいところだが、部屋の外に魔法を使う場合、2匹同時は無理だ。

1匹にだけ試してみる。


…………………………


……よし!

いけた!


動物相手にも普通に補助魔法がかけられる。

これはでかいぞ!


僕はベランダの鳥に【プロテクト】【バイタルエイド】【マナエイド】をかけていく。

さすがに、1回補助をすると、補助が切れる前にはどこかへ行ってしまうが、これからはベランダに鳥がきたら補助魔法を欠かさず使おう。









夕方、僕の部屋にはヘルパーさんがやってくる。

身の回りの世話をしてくれるのだ。


ちょっと怖いが、【マナエイド】をかけてみようと思う。

【バイタルエイド】や【プロテクト】は明らかに体感が変わってしまうが、こちらの世界の人はMPを体感することはまずできない。

ということは、【マナエイド】を使ってもバレないんじゃないだろうか。


【マナエイド】!


…………………………



ヘルパーさんは構わず作業を続けている。

これはいけるな……


そして、最近は【魔力操作】が上がってきたので、周囲に魔力がどれくらいあるかがわかる。

今の日本で周囲の魔力を測ったところで、魔素が多すぎて何もわからない。

ところが、こっちの世界の生物はそもそも魔力がそんなにない。

僕が転移当初、幼児並の魔力しかなかったように、ほとんどの人や動物はほぼMPが無いのだ。

そうすると、逆に【魔力操作】で魔素の低いところに集中すれば、おおよそだけど人がどのへんにいるかわかる。

【魔力操作】のレベルが50を越えてようやくだ。


さらに、壁の向こう、隣の部屋と上の階、下の階の人間もおおよそわかる。

勝手に位置を把握してしまうのはやや罪悪感がある……


そして、位置をある程度把握したら【マナエイド】を使ってみる。


…………………………


これもいける。


動物相手には一通りの補助魔法、人には【マナエイド】だけをかけていく。

【マナエイド】は効果時間が長すぎて上がりにくかったが、これで少しは上げていけるだろう。


狭間圏はざまけん

【上級聖職者:Lv16】

HP:247/247

MP:623/541(↑+8)【上級聖職者:+82】

SP:102/102

力:21

耐久:59

俊敏:37

器用:14

魔力:43【上級聖職者:+46】

神聖:85【上級聖職者:+82】

【魔力操作:Lv54(↑+2)】

【風魔法:Lv54(↑+3) ウインドスマッシュ:Lv13(↑+6)】

【補助魔法:Lv39(↑+2) プロテクト:Lv61(↑+1) バイタルエイド:Lv61(↑+1) マナエイド:Lv16(↑+1)】

【etc.(34)】


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ