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歩き始める
風になびく髪 そっと頬に触れ
笑うアナタが どこか可愛くて
いつも変わらない 同じ風景に
思い巡らせ 時が進んでゆく
何も見えないはずの自然の中
壊れ、崩れてゆく
赤い命
どうか
そんなに
涙流さないで
手を伸ばせば 蒼い街
流れゆく季節を感じ
また歩き始める
海の波に乗り フワリ揺れながら
足跡数え 道を歩くボク
手に入れたものも きっと
失ってしまう不安が なぜか離れない
ここで出会った夢は いつか弾け
聴こえる。
生きてゆく
朱い証
どんな別れも
希望に変えてゆく
顔上げれば 碧い空
流れゆく季節を感じ
また歩き始める