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楽勝人生万歳!

 さてさて、次のイベントは幼駒の見学!

北海道に多いって言う、競走馬のふるさと巡りだ。

馬の親子がのんびり歩く感じの歌を思い浮かべながら、うきうき気分で飛行機に乗った。

幼駒がなんだか分からない?

馬の子供の事さー♪

当歳……0歳の仔馬と、1歳の仔馬は私みたいな馬主だと牧場に行くと割と近くで見せてくれるらしい。

ん?

前世でもそうだったのかって?

一般庶民だったから、し・ら・な・い!

そもそも、ゲームでしか馬と接した事も無いからね?

取り敢えず、この世界だとそうらしいよ。


 そうして、何ヵ所かの牧場を巡っていた時のことだ。

私が好みの毛色の仔馬を見ていた時、彼が話しかけてきた。


「こんにちは。」

「……こんにちは。」


 中学生位に見える、ちょっと可愛い顔立ちをした少年を私は見上げる。

どうも、この牧場で働いてるらしく、私が見ていた仔馬に視線を向けるとその仔馬の可愛らしさや賢さについてニコニコしながら語りだした。


「俺、騎手になったらコイツに乗って重賞を取るのが夢なんだ。」

「おおー。がんばれー!」

「うん。」


 年下の女の子も見下す風でも無く、あくまでも自然体で話してくれた彼はちょっぴり好印象だ。

他の話もして、割と話が会うのでメール交換もした。

ついでにその仔馬も、今度のセリにでるらしいので購入候補に入れる事にする。

彼は年齢的に考えると、彼がこの仔馬に乗るのはちょっと難しいかもしれないけどね。

彼が無事に騎手学校とやらに入って、無事卒業できる事を祈ろう。



……あれ?

今のって、もしかして『牧童イベント』?



 将来、割と悪くない騎手に育つ(かもしれない)キャラとの出会いイベント的なやつがあったんだけど、それかもしれない。

ついでに、そのイベントの時に話題に上がる馬はその牧場内では能力が高いとかそんな感じ。



……今の馬は絶対に手に入れよう。

うん。

無双するのには必要なコマだよね!

幼駒だけに!



 その後、国内のセリで値段の安い1歳馬3頭と当歳馬2頭を買った私は、年末になる頃にはGⅠ馬オーナーになっていた。



楽勝人生万歳!!!

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