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 さて。


 『スキル辞典』(そのまんまの名前だった)は無事見つかったが、その近くに興味深い本が1冊。


 『神語辞典』。


 どっちも気になるな。2冊もっていくか。



 まず本来の目的の『スキル辞典』から読もっと。


 えーっと、まだ変化先が分かってないのは《呪符作成》《歌唱》《楽器演奏》《刻印》《鑑定》《杖》《生産の心得》か。


 そう言えば残りMPは?


 15%しか残ってなかった。

 んー......この二冊は借りようかな?


 いや、限界まで読み続けよう。時間も一杯余ってるしね。


 と言うことで『スキル辞典』を読み進める。

 

 《歌唱》は《呪歌》、《楽器演奏》は《呪曲》が通常進化らしい。

 それぞれ1つのジャンルばかり歌ったり演奏したりしていると《童謡》とか《笛》とかになる。

 これは何になるか予想できないな。


 《鑑定》は《識別》が通常進化、というか現状これしかないっぽい。

 内容もただの上位互換みたいだね。


 《生産の心得》は《魔法系生産の心得》と《非魔法系生産の心得》に分岐する。

 私は《魔法系生産の心得》かな?


 次は《刻印》。

 《刻印》は《紋様》と《呪印》があるけど条件は書いてない。

 誰も取ってなさそうだもんね。このスキル。


 次は_____っ!?


 頭が割れるように痛い。

 急いでMP残量を確認。0%だった。

 思考は不思議とクリアだ。今も激痛に襲われているけど。


 取り敢えず本を閉じる、なんてことはしない。

 途中で本を投げ出すとか本に対する冒涜だよね。(個人的見解です)

 

 スピードはガクンと落ちるけど読み進める。


 《呪符作成》は《呪具作成》に変わるらしい。

 ......ってことは材料が増えるのか。


 まぁその時考えよう。


 〈一定の条件を満たしましたので、称号【情報を欲する者】を取得しました〉

 〈【情報を欲する者】により、読書時のMP減少ペナルティが解消されました。〉

 〈【情報を欲する者】により、《速読》《読取(リーディング)》を獲得しました。〉

 〈【情報を欲する者】により、INTが10増加しました。〉


 あ、頭痛消えた。

 ってかなんか色々来た。

 ......《読取(リーディング)》って何ぞや。


 こういう時の『スキル辞典』。


 えーっと?

 色々な物を読み取れるスキルとしか書いてない......

 うーん。

 『神語辞典』に《読取(リーディング)》を使ってみる。

 あ、完璧に意味わかりますわ。

 ちょっとMPは消費するみたい。1%くらい?

 さっきからちょっとだけ回復したMPがまた0%になっちゃった。

 

 取り敢えず《翻訳》は内蔵してるのかな?


 〈スキル《神語》を取得しました。〉


 ってことは......色々な言語をMP消費だけで取得できると?

 ちょっと辞典取ってくる。



 30分後。

 私の前にはあるだけの辞書が積み上がっていた。



 ゴブリン語、オーク語、コボルト語などの種族関係や、古代語やそれぞれの国の言葉まで。

 ってか国ごとに言語違うんだね。

 これゲーム進んだときみんな困るんじゃないかな?


 ということでMPのあるままに《読取(リーディング)》する。

 言語スキルの取得数が10個を越えたらこんな称号を得た。


 〈一定の条件を満たしましたので、【マルチリンガル】の称号を得ました。〉

 〈言語スキルを統合し、スキル《全言語》を得ました。〉 

 

  

 あ、辞書要らなくなった。

 さて、戻すか。



 戻してきた。

 っていうかこんだけの事しても気づかないシオリさん......

 

 っていうかホントにすることが無くなった。

 今興味ある本はあんまないなぁ。

 小説はあんま好きじゃないし。読むけど。


 現在時刻はPM7:30。

 そういえば晩御飯を食べなきゃ。

 一旦ログアウトして食べて戻ってこよう。



 じゃあログアウトっと。



 

長らくお待たせして誠に申し訳ありません。

短めですいません。


(待ってくださっている方はいるのだろうか)

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