バイト<テスト
更新遅れました!!
しかし今回わ長く…♪
駄文ですがよろしくお願いします!!
それはある帰り道の事…
「優砂勉強してる?」
甘菜の一言。
「受験以来ほとんどしてないけど〜?」
「やってないやってないって言いつつやってんでしょ〜?」
「っだーしつこいなぁ!!テストでもあるまいしやってないつうの!!」
「…え?」
甘菜の顔が笑顔から真顔になる。
「なに?どした?」
「優砂…もしかして知らないの?」
「はっ!?なにがよ?」
「…来週中間だよ…」
中間…
ちゅうかん。
チュウカン。
CHUかん
「…りありー?」
混乱して中途半端な英語に…
「い、いぇす」
そう…テスト…
うちの学校は来週中間テストだったのです。
「なんでっ!?なんでしらないの!?先週の朝のHRで言ってたじゃん!」
「えっ!?嘘!?先週!?…先週…………あ…」
「先週遅刻したわ…」
「あれだけうちが朝早く起きろっていってんのにその忠告を破るからだよっ!!」
「だってしょうがないじゃんっ!!その日たまたま寝坊したんだから!!」
「…はぁ」
深い溜め息。
「な、なによ。」
「とりあえず帰って優砂は勉強しな…赤点とったらまずいでしょ」
「うん…そうだね…って今日バイトだよ…」
「しばらくバイト控えたら〜?バイトとテストどっかが大事なの?」
「バイトとテストならテストだけど…」
「?」
「金とテストなら断然金なんだよね…」
「帰ろ。」
バカらしいわ…
という顔だった
「おはようございます」
「おぉおはよー」
小さいパン屋さん小さいけど味は最高のパン屋さんに私はつとめている。
時給はめっちゃ低いがな…
「あのー店長ーちょっと相談があるんですがぁ〜」
「なに?」
「実は再来週からテストなので…休みがほしいんですが…」
「あーテストかぁ…」
「はい〜…」
「いいよ。勉強に集中しな!!」
店長は優しい人だった。
…忙しくない時は…
「という事で私は長い休みをもらいました!!」
「本当にあんたはバカねぇ…」
夕食の煮物の里芋を箸で転がしながら言う母。
「しょうがないじゃーん!!寝坊したんだから…」
「朝あんだけ起きろって言ったでしょ!!」
「………」
甘菜と同じ事言ってる…
「…とりあえず勉強して赤点取らないでよ!!」
また同じ事…
「はいはい!!わかってますー」
あー勉強したくねー
「ごちそうさま!!」
カチャンと箸を置く。
したくないとは言っても赤点をとるわけにはいかないのでとりあえず机に向かってみる。
「…まず数学…」
因数分解の利用。
Xの着目。
展開…
「…あ!!結構数学はわかるわ!!」
「…え!!あれ!!違う!!えーなんで!!」
「うるさい!!!!!!」
「あ!!ごめんっ」
時刻は12:00過ぎ。
こうして私の恐怖のテスト期間が始まった…
「…あれぇ?できたと思うのに間違ってる〜」
3:15
夜は更けあたりは闇に包まれている。
「…また違う」
なんどやっても問題が解けない…
焦りを感じてしまう。
「どうしよ…全然わかんないよぉ…」
しかも一番得意な数学がわかんないって事は
大の苦手の古典とかは…
恐怖が頭を過ぎる。
「…〜っまぁ!!とりあえず数学頑張ろう!!」
気を取り直してまた問題を解き始めた。
「…えっと…ここにxの二乗があるか…ら…」
ピピピピピ〜
ピピピピピ〜
「…えっ!?」
周りを見渡す。
優砂は机に座ったまま。
「あたた…腰が…」
お母さんはいない。
机には書き置きが。
『今日は会社の研修だから先に出ます。』
「あ、なんか前に言ってたなぁー」
ふと時計を見る。
「……!?」
時刻…8:45
「…えぇ〜。一時間目始まってるんすけど」
また遅刻かぁ…
と呟いて優砂は学校へと向かった。
「おはようございます」
思いっきりドアを開ける。
一斉に振り向くみんなの目が怖い。
野生のチーターみたい…
見たことないけど。
「おはよ〜」
夏菜穂が振り向いて言う
「おは〜」
一時間は
大嫌いな古典。
「休めば良かった…」
古典は授業の内容がわからないというのもあったが…
なにより先生が嫌いだった。
「伊那丘さん!!」
「…はい?」
話しかけられ不機嫌な声になる
「なんですか!?その態度は!?遅刻してきてプリントも取りに来ないで!!」
「あ〜スイマセンスイマセン〜今取りに行きますよっ」
椅子から立ち上がった時ガタンと大きな音を立ててしまった。
「乱暴に扱わないで!!」
高い声が寝不足の頭に響いて痛い。
(わざとじゃないんですけど)
ツカツカとプリントを取る為に前に出る。
「はいっ!!プリントっ!!」
私の目の前でひらつかせる。
「…」
寝不足で遅刻した上にこの先生の声を聞いた優砂は不機嫌度最高潮だった
パシンっ
思いっきりプリントを奪いとった。
クラスもシーンとなる
「っ〜〜〜伊那丘さん!!あなたって人はっ…!!」
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り響く。
「…あ…授業終わっちゃたぁ〜」
「…!!授業を終わります!!」
号令もかけないで教室を飛び出して行った。
「優砂ぁ〜いいのぉ?あんな事しちゃってぇ」
席に戻ると悪魔的なほほ笑みを浮かべて夏菜穂が聞く。
「だってうざいかったしぃ」
「いやぁわかるけどさぁ〜」
優砂は眠くて眠くてもう話の内容が頭に入ってきていなかった。
でもその夏菜穂の一言だけは頭に残ってる。
『目ぇ付けられても
知らないよ?』
あの時の夏菜穂の言葉をちゃんと聞き入れていればきっとこんな事には
ならなかったんだ。
…私の私生活で事件が…
その為全てがノンフィクションではいかなくなってきました↓↓
しかし頑張って面白い恋愛物をかいていきたいと思うので次回もよろしくお願いします!!