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高校同好会!!  作者:
7/8

帰り道=再確認

はぁぁぁ…今回も短く…スイマセンです(;_;)

仲美納公園は、すべり台、砂場、ジャングルジム、そしてブランコ、というような素朴な普通の公園だ。


「誰もいないねぇ…」


「もう六時だからなぁ」



…っ!!話題が…!!


ない!!!!!!!!!


「と、とりあえずブランコにでも座る?」


「ん〜」


("ん〜"だけじゃあ話が続かないよ〜!!)


沈黙がつらい。


ブランコに座りキィキィとこいでみる。


「懐しい〜オレ小さい頃毎日の様にここ来てたよ〜」


「うちも!!桜の花とか摘んで怒られたぁ〜」


「いや!!そんな事はしてない!!笑」


「えっ!?うちだけっ!?」


自然に会話が繋がる。


自然と笑顔がこぼれる。



あなたの笑顔。


好き過ぎて苦しい。


言いたい。


『好き』って。


…でもね…


言ったらあなたはどんな顔をする?




哀しい顔をするでしょ?


あなたの哀しい顔は見たくないの。



今はまだあなたの笑顔を壊したくない。



だから決して言わない。


悟られない。










「"悟られない"

じゃなーーーーーーい!!!!」




「鈴!!静かに!!」







昨日は8時まで楽しくお喋りした。


もちろん恋バナとかじゃない。



中学の事。


ムカツク先生の事。


バイトの事。


「あっ!!親からメールだぁ↓↓帰って来いだってぇ↓」


「あーもう9時だもんな〜帰る??」


「うん↓ごめんねぇ〜」


母を…呪いたい…


「よしっ帰ろっ!!」


といっても帰り道は一緒だった。


「じゃなっ!」


「ん…バイバイ!!」


本当ならテンション下がって声も低かった。


でもそれじゃ榊君にバレちゃうから無理やり声を明るくして、その日優砂は榊君と別れた。


「いや!!だからバレないっ!!バレないって!!」


「えっ!?なんでよ!?普通バレるっしょ!?」



「普通ならね!!普通ならバレるさっ!!」


「あーもぉ…だからなにっ!?なんでっ!?」


「アレは普通じゃないの!!」


「…………へ?」




「激ニブ…いえ……

激激激激激激ニブなのよ!!!!!!」


衝撃の一言…


「なんでわかるの?」


「勘」


「…勘デスカ…笑」




…でも確かにニブそう。


女の勘は甘く見ちゃいけないよね…






「でもスゴイよねぇー二人で帰って…二人で公園行く…なんて…」


「いや…なんか流でぇ…」


思い出すとニヤケそう…




「後ねっ!!好きな人いないんだって!!」


「やったじゃん!!チャンスだよ!!」


「いや無理だからぁ〜」


「弱気になんなっ!!」


弱気…ってわけじゃないんだよ…


「後っ……」


「ん?後なに?」




「胸をはってこの人が好きって言えるようになった」


「なんじゃそりゃ?ノロケかぁ?笑」


次の授業の準備の為、鈴はロッカーに向かった。




ノロケじゃないよ。


本当なの。


前は、好きだけど迷いがあった。


そう。迷い。


この人を好きでいていいのかな?


きっと叶わない。


結ばれない。


だから、もっと簡単な人に恋したほうがいいんじゃないかな?


そう思ってた。



でも今は胸をはって言えるの。



榊君が好きですって。


今は友達でいたい。


でもいつか言わなくちゃいけない日が来るだろう。


その日までこの思いを心の隅に置いておこう。


いつか来るその日まで。






「授業始めるぞー」


「…しまったロッカー行くの忘れた…」




恋も大切だけど…


勉強もね………涙


この後ロッカーに教科書を取りに行かなかった優砂はどうなったかって?…笑


優砂は運悪いんだよねぇ…ヮラ

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