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高校同好会!!  作者:
6/8

放課後−部活=チャンス?

短くなっちゃった↓

「あれぇ?鈴帰えんのぉ?」


パタパタと廊下を走る鈴を優砂が呼び止めた。


「うん!バイトなんだぁ↓」


「折角遊んでもらおうと思ったのにぃ」


「ごめんねぇ↓また今度!!」


放課後は夏菜穂も由海も部活に行ってしまう為優砂の相手をしてくれるのは鈴ぐらいだった。


「ん〜またねぇ↓」


しかたなく優砂は教室へと戻った。


「あ〜ぁ!みんな帰っちゃったぁ〜」


つまらないなぁ〜

と教壇に座って遊んでいた。


『ガラッ』


先生かと思った優砂は窓の方を向いたまま飛び下りた。


「スイマセン!!」


「オレだよ」


「はれ?さ、榊君?」


「先生かと思ってドキっとしたでしょ?」


「う、うん」


先生よりも榊君が来た事にビックリだよ…


「なにしてんの?部活は?」


「…やめた」



やめた?




「えぇ!?なっなんでっ!?」



「バイトやりたくてさぁ…」


「バイト?またなんで急に?」


「携帯新しくしてぇんだよ」


「ふぅん…」


ま!私には関係ないけどぉ!


という冷静な顔を見してみたが、本当は心の中は盆踊りだった。



…だってさ…やめたって事は放課後遊べるチャンスができた…

って事だよね…?



「んでやめたからお前に言いたい事があるんだよ…」


えっ!?えっ!?まさか!?


こ、こ、こ、告白!?




「バイト先を紹介して!!」




はーい…期待ハズレ〜




「バイト先ぃ?そんなの自分で探しなよ〜」


「んな事言わないで頼むよ〜」


「だって紹介って言ったて、優砂のバイト先パン屋だよ〜?なに?パン屋で働きたいの?笑」


「…いや、そーいうわけじゃないけど…初めてだからこーいうのよくわかんねぇんだよ〜」



なんか可愛い〜笑



「ん〜やっぱバイト情報誌見るのが一番だと思うよ〜?」




「あーやっぱり?」



キーンコーンカーンコーン♪

『下校時刻になりました。生徒のみなさんは…』


「ありゃ〜もぉこんな時間かぁ」


「本当だ〜よしっ学年主任がこないうちに帰るかぁ」


「だねぇ」


普通の会話。


…でもね教室にはもう優砂と榊君しかいないの…



…それってつまり…




2人で帰る…って事?


心臓がやばい…


やばいって!!!!


しかし、ここは冷静なフリ…


何食わぬ顔で自転車に乗る。


この気持ちはまだバレてはいけないから…




「榊君。いつもどっから帰ってんの?」


「え?普通に右から。」


「右?遠回りだよ!!」


「んな事ねぇって!!まじ近いからっ!!」


「あはは〜嘘ぉ〜」



超楽しい…!!



しかもこんな風に制服で自転車で並んで走ってると…



カップルみたい…照




…でもねぇ…優砂は一つだけ聞きたい事があるの…



あー聞きづらい!!



どーしよ!!

バレないよね!?


こんな事聞いたらバレるかなぁ…




でもここは勇気を出して!!



「…榊君てさぁ…好きな人いんの??」


今回のコンセプト…


興味本位のハデめ系女子



「…いない」



こっちを見ないで一言言い放つ。



え?お…怒った??




「………」


嫌われたかも…


もうショックで言葉も出ないでいた。



「おい」


きっと『お前ってウザイな』とか言われる…


どーしよ!!!!!


しかし黙ってるわけにもいかず泣く泣く返事を…



「…はっ!!はい!!」


「黙んなよ」


「へ?」


「いきなり黙んなってんの!!」


「へっ?なんで?」


「…照れんだろ」


そう言いながら振り向いた榊君の顔は…


夕日と同じ朱色だった。


…照れてるだけだったんだ…



「だから黙んなっての!」


「ごめんごめん★」


やっぱり可愛い…笑


そして怒ってなくて良かった…。



気付くとそこは仲美納公園前…



(あ〜もうすぐ終わっちゃうなぁ)


と思いながら公園を通り過ぎようとする。






キキィ!!




「どしたの?」




突然ブレーキをかけた榊君。




「…公園

…寄ってかない?」




…そう…恋は、嵐の如く。

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