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高校同好会!!  作者:
5/8

花火≠私の恋

文章変ですいません↓↓

「よーし!!じゃっ花火やるぞー!!」


「やるぞー!!」


という榊君の掛け声で花火は始まった。


榊君と鈴と優砂…


変なメンバー…。


相変わらず鈴は何を考えているかわからない。


榊君はただ単純に花火がしたいようだ。


そして…優砂は、鈴の考えがわからなくて混乱していた。


やっぱりメールしてるんだ…

さかも花火の約束までして…


なんか苦しい。


嫉妬…


優砂はこんな思いをしたくなかった。

しかも大切な友達に…


この嫉妬を押さえる為には一つの可能性にかけるしかなかった。



『鈴が無理やり榊君を誘った』


これが本当なら、この心のモヤモヤは消えるだろう。


確かめる為に右手でキャミの裾を掴み言った。


「てか、まだ五月なのになんで花火なんだし!! だ、誰が言いだしたんだょ〜!!」


言った!!


心の隅で願う。

誘ったのが鈴でありますように…。


「だってぇ!!メールしてたら榊君がやりたいからやろう!!ッていきなり言いだしたんだもん!!」


心の奥で何かが崩れるような音がした気がする。


涙が出そう。


悔しい。


なんで鈴なんだろう…

なんで優砂じゃないんだろう…


優砂だってメールしてんじゃん。


最近よくメールしてたじゃん。


でもここで泣いたら負け。


負けたくない。


「ふーん!!本当子供みたい!!笑」

無理やり笑顔を作る。


作り笑いだってわかってるかもしれない。


でも今は夜の闇が消してくれる。


「なんだよー!?じゃあ花火嫌いなのかよー??」


好きだよ。


好き。


例え花火に一番に誘われなくても…


好きだよ。


「…好きだよ…」


「ならいいじゃん♪ほらやるぞ!!」


今はまだ花火にも誘ってもらえないけど


榊君が好きなの。


鈴なんか気にしない。


私の好きな気持ちは変わらないから…。


100ショップの花火なんか量が少ないからあっという間だった。



「よし!!最後線香花火!!」


パチパチ


例え…


「あ…落ちた…」


この線香花火が終わってしまってもまだ私の恋は終わらないから…。



「んぢゃ!!そろそろ帰ろっかぁ〜♪」


「だなぁ!!」


時刻は10:38。


はーい。完全に親に怒られるー。


でも…

榊君にあえたから…


いっか♪


3人は帰る為にもう誰もいない、真っ暗な道を歩いた。



「あー楽しかったぁ!!」


「なー?花火楽しいだろ?」


「うん♪楽しかった!!」


「またやろうな!!」


「う、うん!!」


この言葉は優砂と鈴に言ったんだ。


でもまるで優砂だけに言ってくれたみたいに聞こえて耳が赤くなる。


「俺こっちだから!!」

右を指す。


「私は左ぃ☆」


「優砂は真っ直ぐ!!」


みんな見事にバラバラ。


「バイバイ!!」


一斉にバイバイを言って、このプチ花火大会は終わった。




「明日は花火の話題で色々話せるよなぁ♪」

優砂はお風呂に入りながら考えていた。




「明日は花火の話題で色々話せるよなぁ♪」

優砂はお風呂に入りながら考えていた。


案の定、親には怒られたけど、幸せだったので、特に反抗もしなかった。


そして優砂はその幸せを忘れないまま眠りについていった。






「おはよ〜」


「おはぁ♪」


榊君はまだ来ていないようだった。


(まだ来てないのかぁ)



よし!!話すぞ〜!!

という気持ちで来た、優砂にとっては少し力が抜けてしまった。



担任の先生が教室にきた。


そして後ろから榊君が走り抜けてきた。


(きた!!)


しかしもう先生が来ていてHRが始まってしまうので、もちろん話す時間はなかった。


そしてHR後すぐに一時間目。


席が離れているので話せない。


1、2時間目の間の休み時間。


ロッカーに行ってしまったのか教室に姿がみえない。


3、4時間目。

選択授業の為教室移動。


…話せない。


お昼休み。


榊君はもちろん男子のグループで食べてるので話しかけにくい。


5、6時間目の間の休み時間。


6時間目の用意をしようと前のドアに向かう榊君。


すると鈴が彼を呼び止め何かを話しかけていた。


きっと昨日の話題だろう…




…結局、今日一日優砂と榊君は会話する事がなかった。


優砂の心に新たな

  『焦り』

という感情がうまれた。


そしてその『焦り』がこれからの優砂の高校生活を左右する事件をおこしたんだ。

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