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高校同好会!!  作者:
2/8

高校=寝不足??

(これが…恋なんだろうか…)私は中学の時、恋というものをしていなかった。

「これが一目ぼれッてやつなのかなぁ…」

今日初めて10秒以上顔を見て。初めて名前を知った。なのに好きになっていた。

(こんなんでいいのか…??恋ッて…)でも榊君の事を考えると顔から火がでるほど熱くなる。もっともっと彼の事を知りたいと思ってしまう。…やっぱりこれッて恋なのかな…??と優砂は考え続けた。そして考えているうちに優砂は眠りについた。



「…おはよ」

「おはよー……ッて!!優砂!?どしたの!?そのクマ!?」

「ハハ…ちょっとねェ…」

眠りについた。といっても意識が飛んだのは午前3時過ぎ。寝不足になるのは当たり前だ。

優砂はポケットから小さな鏡を取り出した。

(あ-まぢだ…クマやばいや。)右手で何をしても消えないはずのクマを気にしているとそこに聞き覚えのある声が聞こえてきた。

「おっす」

(…さ、さ、さ、榊君だぁぁぁぁぁぁ!!)

「お、おはよ」

突然の事で少し声があがってしまった。

「ん??クマどしたの??」

あなたの事を考えていて眠れませんでした!!

…なんて言えるわけがない。

「ちょっと、ね、眠れなくて!!」

「不眠症かァ??」

口に軽く手を当てて笑った。

「羊を数えるといいぞ!!」

屈託のない笑顔を見せて、優砂の前から去っていった。

(…甘菜。)手を組んで舌を見た。

(あんたの言った通り、私は恋してしまったようですっっ!!)


「1、笑顔を見てキュンってなった。

2、話しかけられてテンションあがった。

3、もっと…しゃべりたい…と思った。これが恋してるかどうか見極める方法よ!!」

と昨日甘菜が言っていた。

…全部当てはまりましたよ。

それから私は気付くと榊君の事を目で追っていた。

でも…それがいけなかったんだ…。



昼休み。私は夏菜穂と鈴と由海の4人でお弁当を食べていた。

そんな時に事件は起こった…。

「…あのさぁ」

「んー??何??鈴。」

「優砂ッてさ…好きな人。いるでしょ。」

「ブホッ!!」

ビックリしすぎて飲んでいたピーチティーを吹き出してしまった。

「え!!え!?なんで!?」

「あーその反応…やっぱりいるんぢゃん!!」

「…ッ。」

まぁ黙っていれば誰かまではバレないと思って、また口にピーチティーをふくんだ。

「あとさ…」

「ん??」

今度は由海が口をひらいた。

「好きな人ッて…榊君でしょ…??」

「ゴホッ!!」

またまたビックリしすぎてピーチティーを吹き出してしまった。

「な、なんでッ!?」

「だっていつも目で追ってるしさァ」

夏菜穂まで…!!

「そ-そ-話してる時、顔赤いしテンションも高いしねェ」

…バ…バレてたのかッ…!!

「…そんなわかりやすい…??」

「うん。」

3人、口をそろえて言う。

「でもさぁ…優砂、水臭いよ!!うちら友達なんだから相談くらいしてよ!!」

「うぅ…ごめん…」

「まぁ今日からはどんな事でもうちらに言って!!協力するカラさ♪」

「う、うん」

なんだか照れて顔が真っ赤になってしまった。


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